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櫻坂46 11th single『UDAGAWA GENERATION』MVは森田ひかるのマイルストーンか⁉
櫻坂46 11枚目シングル『UDAGAWA GENERATION』(2/19発売) のMVが5日22時にプレミア公開された。
結局、櫻坂の表題で発売日との期間が今までで一番短い(一番遅い)作品となったらしい。
音源公開 (1/28) から少し間が空いたことは、日向坂の新曲発売との兼ね合いもあるのかな?などと思いつつも、焦らされ待たされたことで、むしろ、その期待は高まっていったとも言える。
2月1日のNHK「Venue101」にて、次週(8日)の出演者として櫻坂46の名前が告げられた。
さすがに、新曲TV初披露前にはMVの公開はあるだろう〜とのことで、前例から言えば水曜日(5日)公開となるはず〜と注目していた。
そして、3日のラヴィットでは『Buddies』のスタジオでサプライズ披露があった。
小池美波、そして大沼晶保 遠藤光莉とオリメンを起用した運営もよく筋を通した。
選抜の結果や、機会不均等の指摘(嘆き)の不平不満に対する一つの回答を、運営が”態度で示した"〜とは、いささかうがちすぎか?
また、増本綺良の出演がなかったのは残念だが(とは言っても二日後の5日にスタジオゲストで登場♪)、準オリメンとも言っていい幸阪茉里乃をそのまま起用したのは新二期びいきの私としても嬉しい。
5日のブログで幸阪は「今回も変わらず歌唱メンバーに選んでいただけて嬉しかったです」と語り、やはりこの辺りは過去の事例からもデリケートなところで、そこに強い意識があるのは当然だろう。
(しかし今回のまりのんのアー写美し過ぎる…)
いずれにしても、守屋麗奈を筆頭にシーズンレギュラーを務めたメンバーやロケ出演したメンバーがキチンと繋いで、それに応えてくれたTBS、ラヴィットスタッフ、川島さん、田村アナ、レギュラー陣の皆さんの、暖かい応援によるところも大きいのだろう。久々に感動した『Buddies』だった。
これはとてもとても大きな足跡だ。
そんな流れでラヴィット放送終了後、予想通りに5日のMV公開がアナウンスされた。
ライブ後半のセトリ同様、畳み掛ける情報解禁は運営側も、かなり意識しているのだろうか。
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さて、私が今回のMVで注目していたのは、センター森田ひかるが、どう扱われ位置づけられているか?だ。
つまり、森田のMV内でのパフォーマンスにどんな意味を見出すのかがポイントだと思っていた。
その理由は、1st/2ndで表題センターを務め、渋谷が聖地〜コーナーストーンとなり、言わば新生櫻坂46の「顔」として重責を担った彼女にとって、今回の楽曲は「誰かのマイルストーン」ならぬ「森田ひかる自身のマイルストーン」であり、彼女を中心としたグループの活動の軌跡である〜と私の中では位置づけているからだ。
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5日当日朝の『ONE MORNING』 (TOKYO FM) に森田ひかると山﨑天がコメント出演したが、そこで森田と山﨑はMVについて〜
「おっ⁉これ私たち?」
「誰が誰かわかんなくなる」
「今まで絶対観たことないようなシーンも」
「新しい姿が映っている」
などとコメントしている。
そう聴くと映像監督が誰なのかも大いに気になる。
22時を迎え、息を呑みなからMVを観た。
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やはり、るんちゃんが躍動している🌱
— やまびこさん (@echo0112_46) February 5, 2025
サムネの厩舎はサーカス小屋だったのか…
コサックダンス的ディスコ風味?
カール・ラガーフェルドかヴィヴィアン・ウエストウッドか⁉の不思議なメイクとファッション
色々と意味深なMVだ🌸✨#櫻坂46_UDAGWA#櫻坂46
MVに関しては直接的な”渋谷"の空気感は全くと言ってない。
池田一真監督とTAKAHIRO先生が、遊び要素などという次元を通り越して、メンバーを伸びやかに解放させた感が強い。
まさかここまで振り切るなんて…
しかし、これはこれでありだな〜と思えた。
直前の石森璃花からのメッセージtalkで「新しい世界観」と評していたが、まさに櫻坂のパフォーマンスの新たな扉を開いたと言っていいだろう。
上記の5日朝のワンモでのコメントの答え合わせも出来た。
これは森田ひかるの独壇場だ。
サーカス小屋への森田の入場から退場までの一連の流れがスマート過ぎる。
サーカスと言えば『摩擦係数』MVで道化師に扮したのも森田ひかるだったが、そこに関連はあるのだろうか?
冒頭、振り向いた森田の表情に「ハッ」とした。
何と魅力的で美しいのか…
1stの『Nobody's fault』では、まだ幼さも見えた彼女の、4年の月日の尊さを感じずにはいられない。
そして田村•藤吉•山﨑のダンスで、このMVとパフォーマンスの縁取りを理解した。
藤吉夏鈴が魅せる(見せたことのない?)あの笑顔に驚く。
続く山下と的野、そしてブランコから降りてくる守屋と谷口。
FRAGILEの段ボール箱から現れる3列目メンバー。
れなぁの人間大砲には「えぇ~」となったがこれもサーカスの演目か…
アニラで魅せた森田の片手側転も織り交ぜながらの、電源を落とすシーンはノバフォの振りを連想させる。
ここまで一気にワンカットで回しているのが、また凄い。
暗転からのシーンはどうにもアバンギャルドだ。
このファッションへの振り切りを言葉で理屈づけるのは野暮なのかも知れない。
そして最初の衣装に戻り、森田を要にした扇型パフォーマンスはまるでミュージカルを観ているようだ。
最後に森田が退場する通路には、歴代の衣装と思われるものが並べられ、それにさり気なく触れる森田の姿から「あくまでここは通過点」との意思表示が見て取れる。
それにしても、二期生のパフォーマンスが圧倒的だった。
恐らく次の12thでは、谷口愛季•山下瞳月•的野美青らをフロントに押し立てて来るものと予想する。
四期生も加入してくる時期を前にして、ここで森田ひかるを中心とした二期生のパフォーマンスをしっかりと魅せることに大いなる意味がある。
一期生が二期生を盛り立てる位置と役割りに徹した時期を経て、今度は二期生がその役割りを担うことになるのは必然だろうが、ただ後ろに下がるのではなく、限りなくグループ内で切磋琢磨すべく更にパフォーマンスを磨いていくと…
また三期生にしても、TAKAHIRO先生が告げた「先輩を超えることこそ礼儀で恩返し」との教えに沿った姿勢が活きてくるものと思われる。
まぁ予想通りと言えばそうなんだが、どうやらMVには賛否が分かれているようだ。
私は、先にも述べた様に「これはあり」だと思う。MVを観る前は、色々と探ってみようとしていたが、これは”語るより感じる"ものだ〜と思った。
渋谷をロケ地にしたMVもありだし、これまでのカッコイイ櫻坂を引き続き観たかったという気持ちも充分理解出来る。
ただ、私にはこのMVでのメンバーも、変わらずとてもカッコイイと映っている。
これからのメディアやライブでのパフォーマンスでどうまとめてくるのかが楽しみだ。
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