6人の瞳にあの光景はどう映ったか〜新2期の東京ドーム
櫻坂46の2ndTOUR 2022 As you know?が今月9日の東京ドーム公演にてファイナルをむかえ、同時にキャプテン菅井友香がグループから卒業していった。その公演で欅坂46の楽曲を披露したことは、菅井友香から新2期生への貴重なプレゼントとなった。
増本綺良推しである私は、いわゆる新2期生6人を気に掛け応援してきた。結果的に新2期生6人全員のメッセージアプリトークをとっている。そのメッセではメンバーそれぞれにドームという最高の場所で、そして欅の衣装で楽曲参加した喜びを素直に報告している。その機会を与えてくれた菅井友香への感謝の言葉とともに…
休養中である遠藤光莉はツアーには参加出来なかったが、最後にステージに立ち菅井に感謝の言葉を述べた。そしてラストの『その日まで』には参加した。
これより先に渡邉理佐は『太陽は見上げる人を選ばない』で初めてフルで参加させたし、菅井友香は『世界には愛しかない』をパフォーマンスする機会を与えていた。
ずっと引っ掛かっていたもの、或いはわだかまりと言えるかもしれないものが、ここに一つの区切りとなる時が訪れたのだ。
そこで地方、ドーム公演で観た印象をもとにしながら、あらためて6人についてふれてみたい。
【遠藤光莉】
ケヤフェス直後に休養を発表した。しかし、全ツ地方公演日には必ずメッセを届け、グループそしてBuddiesとともにあろうとした。
そして、東京公演初日のメッセの文面から、合流は難しいとのニュアンスに読み取れた。
『ジャマイカビール』で劇的に…というのは勝手な希望にしか過ぎないからなぁ…と諦めかけていたが。
しかし最後のMCの段で彼女の姿があった。始めはしばらく気づかなかったがモニターをみて「えっまさか…」と驚いた。
髪を切りイメージチェンジを図って久しぶりに表舞台に帰ってきた。最終日、菅井友香へのお手紙朗読で「櫻坂でやっていく」と力強く宣言。そこは彼女の決意表明の場でもあった。
これは休養発表直後に投稿したnoteだ。一部とはいえドームのステージに立ったのも事実。もちろん彼女には満足のいくものではないにせよ明るい材料を提供してくれたことには間違いない。
以前にも増してトークやブログの告知をするようになって彼女自身、前に踏み出して行こうとの意識を強く感じる。
ツアー中、ここで遠藤光莉がいたら、もっと凄いことになったろうな…と何度思ったことか。まさに「その日まで」待ちたいと思う。
【大園玲】
ラヴィットやミラクル9などで見せる笑顔以上にステージで笑顔が輝いていたメンバーだった。クローズアップされた演出もあって彼女への期待度の高さも伺い知れた。
今回のツアーで楽しみにしていた楽曲『ずっと 春だったらなあ』は想像以上の素晴らしさで、特に大園玲の存在感を際立たせたものになっていた。
メンバーに一番近い座席だった広島二日目で見た彼女の笑顔が忘れられない。櫻坂になって表題曲選抜メンバー入りを果たしてきた彼女だが、まさに「勝ちとった」ものだ。
今後の彼女はどうか?断絶7メンバーに肉薄しているのは違いない。キーパーソンの一人であることにも違いない。そう思わせたツアーだった。
【大沼晶保】
今夏ケヤフェスでお辞儀の際にふらつく遠藤光莉の腰をしっかり抱えサポートしていたシーンが強烈に残っている。
「ぎゅっ友」と公言している二人ではあるが、今回のツアーでは、これまで遠藤が行う事が多かった最後の挨拶も彼女が務めた。
広島二日目のアンコール時に、増本と二人でファンサしていた彼女は、私が増本のタオルを振っていたのを見つけ、増本に知らせようとしてくれたが、音量やイヤモニ装着のためであったのだろう増本本人にはうまく伝わらなかった。だけどこの時「あぁ〜あきぽ気づいてくれてありがとう」といたく感激し強く感謝した。
本人にとっては些細なことかも知れないが、こうしてファンは増えていくんだなぁと実感した場面だった。
ドームでは特に明るい髪色が印象的であったが、やはり「不協和音」にふれざるを得ない。ドームの天空席でモニター頼みの中、正直目の前で起こっていることの整理が出来かねていた。
後でリピート配信を(特にゆっカメ)を視たら、彼女の躍動する姿があった。菅井友香と見事に同化していた。私ごときには伺いしれない思いがあったのだろう。しかし強い覚悟を感じた。
今後、沼ソングを含めて運営サイドには、彼女の素質を活かした魅力を上手く発信して欲しいと願っている。
【幸阪茉里乃】
冠番組『そこ曲がったら櫻坂?』で9月に2週にわたり「幸阪茉里乃DEATHゲーム!」と題した企画を放送した。ここでクローズアップされ彼女の持つ魅力が掘り下げられる機会となった。
もともと彼女はトークアプリでほぼ毎日、おはよう、おやすみのメッセは送ってくるメンバーではあったが、おはようメッセの時刻は不規則で午後や夕方近くになることも珍しくなかった。業界的にはありなんだろうし、失礼ながら、そこがmarinotalkerの話題の一つとなる「ネタ」でもあった。大園玲や遠藤光莉のおはようメッセの定時性と対比すると面白くもあった。
しかし、上記放送直後から彼女もほぼ七時過ぎに決まって送ってくるようになったのだ。このことを機会を与えられたことで、彼女の意識が違うものになったと関連づけることは早計だろうか?私には、いいきっかけになったのだと思っている。
ツアーでもMCで振られる場面も増え、メンバーからイジられながらもしっかりと答えていたし、パフォも笑顔が溢れて今回とても目についたメンバーの一人だった。
今後の方向性は興味深いし、さらに注目を集める場も増えるのではないか。もちろん、そうあってほしい。
【増本綺良】
菅井友香の卒業を控え、彼女がどう振る舞うのかが注目点の一つであったが、やはり私の推しメンだけあり、(やっていることは相変わらずの時もあるが 笑) とてもクレバーな立ち振る舞いだったと思う。
求められることに応えつつも、パフォではキッチリと表現していくほどに成長が顕著だった。
大阪MCでの幸阪との「断絶」パフォは最高に笑わせてもらったし、「なぜ恋」や「I'm in」での溢れんばかりの笑顔。そして「不協和音」での、あの櫓(きらこタワー)の驚き!
こうして彼女の歩みを実際に見守ることは、実に幸せなことだと実感出来たツアーでもあった。今後の3期生との「融合」に大いに期待したい。
【守屋麗奈】
このツアーでの美しさに驚いた。ただルックスがどうのという話ではない。表現力の高さとしてだ。
正直にいうとこれまで彼女はライブでは今一つ目立ちきれていない部分があったと思う。しかし今回は違った。特に「制服の人魚」では森田ひかるや山﨑天とは、また違う魅力が存分に表れていたと思う。
これまでもグループの人気UPに貢献してきた彼女だが、外仕事だけじゃない「本来業務」をキチンとやりきれる存在になったことは彼女にもグループにも大きな武器となるだろう。「断絶」のパフォにも安定感が出て先輩エイトメンにかなり近づいてきている。
上記noteは写真集発売が公表された際に記したものだが、まさに加速度的に守屋麗奈は突き進んでいる。
14日のNHKラジオ「のびらじ」内で、増本綺良は『不協和音』の櫓がリハではうまくいかず、本番での一発勝負だったと明かした。守屋麗奈、大沼晶保、大園玲に支えられ、幸阪茉里乃、遠藤光莉の思いと共に増本綺良は立った。新2期生の思いが結集した瞬間だった。これをみて涙せずにいらりょうか…
あらためてこんな素晴らしい舞台を用意してくれた菅井友香に感謝したい。ありがとう、ゆっかー !
そして、まもなく3期生が合流してくるのだろう。
「新2期」という呼称はこれが最期になるのかもしれない。
先輩として、お手本として6人が役割を果たし、櫻坂をますます盛り上げてくれることに期待したい。
【追記】
15日夜、大沼晶保からブログがアップされた。
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