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櫻坂46 『Nightmare症候群』夢か現か幻か…




櫻坂46 11thシングル『UDAGAWA GENERATION』の共通カップリング曲『Nightmare症候群』の先行音源配信とMVプレミア公開が、17日の0時と22時にそれぞれされた。

先に公開されたBACKS曲『Nothing special』の内容が、楽曲•MV共に突出して素晴らしかっただけに、その反動と言っては何だが「結局、共通は今回も三期曲なんだな…」の諦念めいたものもあった。
やはり、少なくとも四期生が合流するまでは、三期曲を発表させ続けて、ライブで盛り上げる役割りを継続させていくんだろう。そこのところはよくわかるんだが。


正直、タイトルが穏やかじゃないな…という気持ちもあったが、予想されている小田倉麗奈センター曲なのか?或いは二期生曲なのか?
事前情報も公開前に明らかにされなかったのも異例だった…

17日 0時〜先行音源配信

あぁ…結局そういうことか…
小田倉麗奈が12日のラヴィットに出演した時、番組恒例のビリビリの洗礼を受ける可能性は大いにあり得るので、つまりは、それほどまでに回復してますよ〜というメッセージも含んでいると受け取っていた。
そしてそれは即ち、11thで小田倉麗奈にとって何らかの形として実を結ぶのでは〜との予測は、少し踏み込み過ぎたものだったようだ。

センター的野美青。
的野が、三期生ユニット曲『Don't cut in line』の実質センターだったことをどうカウントするのか?がポイントでもあるとも言えたが順当に、ここで彼女をセンター起用したと言える。
やはり、新メンバー紹介Vlogで一番最初に登場しただけの理由があるし、そこに運営からの彼女への期待も並々ならぬものがあると受け取れる。
だからこそ歌唱メンバーを伏せたままにしたのだろうが、ただ、この手法がよかったかどうかについては、私は疑問には感じているが…

と、ようやくにして、楽曲についてふれる段階となった 笑
今や破竹の勢いの的野美青だからこそのセンター楽曲と言っていいだろう。
この系統で攻めてくるのも正解だと思う。
ただ、おじさんには、これが現在のJ-POPの主流の音(良くも悪くも)だから、そこんとこよろしくね〜と言われているようでもある。凄いこと演ってんな〜というのはよくわかるので、決して否定的に捉えてはいないのだが。

”背伸び"した三期生〜という認識を持つこと自体、もう誤りなのだろう。
思えば『夏の近道』『静寂の暴力』『Anthem time』『マモリビト』など、新しい楽曲分野への挑戦者として、三期生はその都度起用されてきた。
欅時代をメンバーとして経験していない、純粋な櫻坂世代だからチャレンジ出来るのだろうし、その要望に応えるだけの力量があるメンバーたちと見込まれてのことだと思う。
前作の『本質的なもの』から一変、ここまで切り込んでくる、この楽曲のパフォーマンスには期待がかかっていた。


17日22時〜MVプレミア公開

事前に指摘されていたように、主に、映画『インセプション』の世界観をオマージュしたかのようだ。
的野が水槽に落とされるシーンなどは、まさに夢から強制的に覚めさせる方法(キック)そのままだ。

この辺りは辛口に言えば、余りに芸がなさすぎる。
映像監督はvil tokyoのshun murakami氏。とのことだが、私はこの辺りは少し厳しめに評価せざるを得ない。
もっと違うアプローチもあったのでは?と思わないでもないが、恐らく時間が余りになさすぎて、詰め切れなかったのだろうと想像すると、少しもったいないな…とも感じてしまう。

三期生は、この作品で一つの完成形を観たと言っていい。新しいチャレンジに挑む中で描き出す世界観は彼女たちにしか出せないものとなっているとも言える。
これは、ライブパフォーマンスが楽しみなフォーメーションとなることであろう、

guilty or not guilty ?
毎夜、宣告を受ける夢を見続けるのは、心身ともに疲弊していくだけだと思うと、とても苦しい世界に飛び込み続けることにもなる。
悪夢をテーマにした今回の作品は上手く消化し切れてないかな〜とも思えるが、そう判然としないのが、「悪夢」の本質と言えなくもない。

さて、興味があるのはあるのは、MVの最後に登場するコマ(トーテム)には”Nightmare"の刻印がされているのだろうか⁉
トーテムは回り続けていれば夢で、止まれば現実〜とのことなので、このMVでは…

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