櫻坂46 三期生ライブ追加公演参戦記〜in OSAKA
10月8日 (火) 9日 (水) 大阪市大阪城ホールにて開催された『櫻坂46 三期生ライブ追加公演』に参戦してきた。
今回も長々と書き散らかしております。
是非共、お付き合いのほどを…
今回のライブレポは、8日の様子と感想を中心にし、配信のあった9日は、現地で気づいた点などを補足する形でまとめている。
チケットについては、先ずは8日をFC1次で獲得できた。9日については「指定席単番一日縛り」が掛かったと想定してチケトレで最終勝負〜の心構えだったが、イオンカード会員先行で当選し、何とか両日参戦出来ることとなった。
取り敢えずホッとはしたが、それより何より9月18日にそのイオンカード会員先行案内で出された図には絶句してしまった…
まさに「なんじゃコリャ〜」である。
とうとうやりおったな…もう、どうするこれ………ホントどないなってんの?状態だ。
3月12〜13日の4th ARENA TOUR大阪公演での「アリーナ全方位開放ライブ」の再演となるのか?
その日城ホで、ツアーセトリ一曲目の『マンホールの蓋の上』を浴びながら、ステージバック一杯に客席が埋まった光景を目にした瞬間の衝撃は、今も強烈で忘れられない。
しかし、今回は期別ライブやぞ…
さて、あの光景にどこまで迫れるのか?先ずはこの眼でしかと見てみよう〜とワクワクしていた。
東京•代々木公演の評判を訊くにつけ「追加公演は是非とも参戦したい」との想いを抑えることは出来なかった。
おもてなし会での彼女たちの堂々たるステージ捌きには驚くことしきりだったが、2回のツアーとその間の新参者公演を経て、加入からわずか二年足らずでここまで急速に成長し、こんなに支持が拡がるとはさすがに思いもよらなかった。
11人がフルで揃ってのライブに〜とならなかったのはとても残念だが、グループとしても三期生としても、最高潮の状態で迎える期別ライブは、恐らく今回が最初で最後になると思われる。
だからこそ、この機会を逃したくなかった。
10月8日 (火) Day_1
大阪遠征の際、(懐に余裕がなく) 時間に余裕ある時は高速バスを利用する。
阪神高速恒例の渋滞はいつもイライラさせられるが、まぁこれは致し方なし。定刻より30分遅れで阪急三番街バスターミナルに着いた。
そこから天満橋に行き、ホテルに荷物を預ける。
大阪城ホールに来るのは、3rd〜4thTOUR、そして今回と3度目の機会となる。会場への道のりもかなり見慣れた風景となってきた。
さて、グッズ購入のため長時間並ぶことになるのは覚悟の上だったのだが、とにかく当日の天候が気になっていた。天気予報サイトでの大阪の画面を睨む日々が続いていたが、当初の雨予報には、いささか気持ちは萎えていた。しかし、当日近くになって段々と雨から曇りに予報も変化してきた。
昼間は何とか保ちそうな天候となったが、今度は暑くなってきた。
そしてナント予想に反してグッズは並ぶことなく直ぐに買えた。丁度入れ替わりでタイミングがいい時間帯だったみたいだ。構えていただけにいささか拍子抜けしたが…
ところで私は、東京ドーム公演〜そして配信で視た9thバクラのパフォーマンスで、小島凪紗が大いに気になっていた。今、私が三期生で一番注目しているメンバーだ。
代々木でのパフォーマンスの評判も訊くにつれ、ますます彼女への期待は高まっていた。
だから、グッズはこんなぎの推しメンタオルをメインに購入するつもりだった。
あらためて会場に向かう。
ホテルの部屋を出る直前、TV画面に小坂菜緒の関西電力CM『祖母の一人暮らし』篇が流れる。
ここでもまた「大阪に来たな〜」と実感する。
この日の座席はアリーナB1ブロック。
アリーナなのはもちろんありがたいが「1ブロック」なので下手の端なのは自明だから、せめて座席がより内側だったらな…と思っていが、逆に外側の一番端だった。
でも、これだとお隣さんに気兼ねなく声出しもノリノリのおじさんダンスも出来るから結果オーライだった。
影ナレ
小島•石森
二人とも、とても落ち着いている。時に噛んだりしながらも、ちゃんと修正できる辺りはさすがだ。
OVERTURE
大阪会場のコールのボルテージは他会場と比べて一段も二段も違うのがこれまでだった。とにかく、その統一性は目を見張るものがある。
メンバー紹介の映像も上手く仕上げている。それに続いてステージに一人づつ登場して、映像が静止する仕掛けも新鮮で面白いものだった。
DANCE TRACK〜谷口
① 承認欲求 ❲谷口愛季 C❳
代々木でのセトリは既に把握していた。
自身のオリジナルセンター曲以外で、どの曲のセンターを務めるのか?が当然、注目すべき点だった。
先ず、スタートを谷口愛季センターの『承認欲求』としたことに、運営陣の彼女への大いなる期待と意図を感じ取った。
オリジナルの三期選抜メンバーが4人いて、イントロからのインパクトの強い『承認欲求』をオープニングに持ってくるのはよく判る。
肝心なのは誰をセンターにするのか?だが、今回、谷口愛季をセンターとしたのは、全体のバランスを考慮すること以上の意味があるものに感じた。
10th『I want tomorrow to come』のMVでは、山下•谷口•的野の3人が特にクローズアップされていたことは、単なる偶然とは思えない。
初の三期生楽曲『夏の近道』センターだった谷口愛季を、そろそろ表題に…とのサインだと受け止めるのは過剰反応だろうか?
そして、この日のラストに思わぬ展開があったのだが、それは後述のこととする。
しかし、特に難しいと思われるこの曲をメンバーがよくぞやりきっているものだ…と、いきなりのインパクト大である。
➁ Nobody's fault ❲村井優 C❳
おもてなし会ライブパートのオープニングで、村井優センターによるノバフォのイントロが流れ、あのフォーメーションとあの構えを見た瞬間、私は、彼女たちは櫻坂に入るべくして入ってきた11人だと直感した。
その時の想いに狂いはなかったと、この大阪の地であらためて認識した。
村井優については、直前の10thでのポジションについての議論が続いてもいるが、当の彼女は、トークやブログでその想いを伝えて、BACKS曲のMVが公開され、それがとても好評なことを認識しているからでもあろうか、何だかとてもスッキリとした印象があった。一皮むけたと言えば俗っぽい言い方にはなるが…
ターンもキッチリ決めるパフォーマンスは相変わらずである。
三期選抜メンも何らかの機会でBACKSの雰囲気を経験すべき〜と、これまで私は述べてきたが、それはやはり外野の無責任な評論に聞こえるのかも知れない。
うさぎねこのストーリーとして、そこから継続、展開させていきたいという運営の意図が、私には時にあざとく見えてしまい、それに反発する場面もあった。
しかし、10thの表題とBACKS楽曲が一対となっていることは、私も意識せざるを得ない。
村井優が、今後どう歩んでいくかは当然注視していきたい。先ずは、あの新せ界のヴィジョンが叶う、その日まで。
③ マンホールの蓋の上 ❲村山美羽 C❳
8thバクラでの村山美羽のマンホールのパフォーマンスは彼女の凄みを感じさせた圧巻のものであった。
その様子は10thの特典映像として収録されるとのことでとても楽しみだ。
今回、あいり承認欲求〜むらいゆノバフォ〜美羽マンホールと畳み掛ける構成。
村山が冒頭から煽り続ける。
『油を注せ!』と共に、ライブで伸びてきたこの楽曲は、ぶち上げる場面では欠かせないものとなってきた。
感情をストレートにぶつける村山美羽に相応しい楽曲だ。
彼女が、前のノバフォでの”とめ“が入るパフォーマンスや、全身でパワーを発現させるマンホールは見ていて、とても上手いなぁと思うし、思い切りの良さは見ていて気持ちがいい。
MC
中嶋
④ 僕たちのLa vie an rose ❲中嶋優月 C❳
オリジナルは一期二期8人によるユニット曲だが、三期生は8thバクラで披露もしている(小島•石森•遠藤•小田倉•向井•村山)
そこに中嶋が加わってのラビアンだ。
指を畳んでいく言わばフィンガーアクションが美しい。特にセンター中嶋のそれは指先が特に綺麗に映える。
⑤ 確信的クロワッサン ❲山下瞳月 C❳
おもてなし会での山下瞳月センター曲は『五月雨よ』だった。
硬軟どちらもやりこなす山下の対応力には脱帽するしかない。
フロートに乗ってのメインとバクステの往復に、買ったばかりのこんなぎの推しメンタオルを思いっきり掲げた。
DANCE TRACK
バクステ〜的野ソロから谷口•村井•村山•山下が加わっていく。
⑥ Don't cut in line! ❲的野•谷口•村井•村山•山下❳
この曲はユニット曲だから的野美青のセンター曲扱いとしてカウントすることには見解が分かれているかも知れない。
ただ早晩、異論のない形で的野美青センター曲が来ることは十分に予想される。
バクステでのパフォーマンス。
階段と踊り場で構成されたバクステでのそれは、かつて2ndTOURで観せた『One-way stairs』を思い出させた。
⑦ 制服の人魚 ❲石森•遠藤•小島•中嶋❳
もう、ホントにいかにもな人選だな(笑)
オリジナルの歌割りから見てみると、山﨑↔中嶋•森田↔遠藤•武元↔小島•守屋↔石森か?
どうやら遠藤理子のセンター曲扱いとなっているらしいが、今回のえんりこは「覚醒」していると言っても過言ではないほど輝いていた。
ラヴィットのシーズンレギュラーも決まり、千穐楽ラストには、うれしいサプライズ報告もあったが、それも多分に影響しているのだろう。
シャボン玉の演出が素晴らしい。4thTOURでは櫻吹雪の演出が会場によってあったが、こんなソフトな形の彩りもあっていいな〜と感じた。
DANCE TRACK
村山
⑧ 何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう
向井がこの曲に加わっていることに驚く。
この曲は中々に激しいパフォーマンスだからだ。
お馴染みの机の演出も冴えわたっている。
さて、敢えてふれるが、今回のライブでは何曲かコールの「オーフッフッ」が入り、それが余りに浮きすぎていると私は感じた。
この何ラブも詰め込み過ぎで、そもそも先ずコールありきは「本末転倒」の感。
私は本来コール否定派ではない。むしろ自分でも積極的に行う方だが、今回はどうにも、もどかしくやり切れななかった。過ぎたるは及ばざるが如し…
せっかくの楽曲の演出が観客によって殺されていると指摘せざるを得ない。
メンバーの「声を聞かせて欲しい」への回答がそういうことだけなのだろうか?と率直に疑問にも思った。アクションはコールだけではないだろうに…
正解は必ずしも一つではない。
またこの後、不毛なコール論争が起こるのかと思うとウンザリもする。
ただ、永遠に交わることのない見解の違いだからこそ、互いの立場を尊重し主張に耳を傾ける基本姿勢は守りたいと思う。
⑨ マモリビト
ステージの最上段で小島が舞う。
途中、スクリーンに小田倉のメッセージがメインに映る…
こんなぎの長い口上に彼女の決意を見る。
〜私たちは、これからも満開の櫻を咲かせ続けます〜と一気に語って締めていった。
小島の”強さ“をあらためて注目する機会となったのではないだろうか。
MC
石森
山下〜このライブの練習のためにかなり大きなスタジオを借りていただいた。
休憩時は、それぞれにスペースを取ればいいのだけれど、みんなが一箇所に集まり、小さく固まっている。それくらいに雰囲気がいい。
⑩ Anthem time
中嶋がポジションに着き、あのイントロが流れると一気に会場のボルテージが上がる。
中嶋のビジュが、また一段と上がったな…と認識したライブでもあった。
DANCE TRACK
石森
⑪ BAN ❲石森璃花 C❳
全てはここから始まった…
赤の世界。
多くのバリエーションを生んだBANだが、オリジナルメンバーにも負けないほどのブラッシュアップぶりをまた見せつけてくれた。
⑫ 摩擦係数 ❲谷口愛季•村山美羽 C❳
Wセンターの組み合わせとして、いくつものパターンが想定される楽曲だが、あいり〜美羽によるマサツはとても興味深い組み合わせだ。
4thTOURでもみせてきたメインとセンステの対峙を、三期生ライブではバクステに位置を変えて野生と理性がバトルする。
その丁度中間点辺りにいる私は絶えず前後に顔の向きを変えることを繰り返していた。
また、ダブセンの二人に注目が集まりがちだが、他のメンバーもしっかりマサツしている。
とかく、ブレイクダンスや6歩が注目される楽曲だが、スタイリッシュなダンスやステップも展開させるこの曲は、三期生の現在のスキルを測るに相応しい一曲かも〜と思える。
既に、オリジナルにも参加しているゆーづは安定感がある。また、狭いスペースでブレイキンする美羽を見ていると「うん、頑張ってるな」と微笑ましくもなった。
あいりの前の左右でブレイクするうさぎねこがこれまた、カッコイイ!
とにかく三期の配置のバランスがよい。
私にとっての、この日のベストパフォーマンス。
DANCE TRACK
村井
⑬ Dead end ❲村井優 C❳
むらいゆもう一つのセンター曲。
この夏のフェスでも三期生曲として披露されてきたが、カップリング曲でここまで盛り上がる曲もないだろう。
今回は間奏のダンスが凄まじかった。
こんなぎのキレッキレ具合は目を見張るものがあった。えんりこも躍動している。その表情がいい。
DANCE TRACK
山下
⑭ 自業自得
山下はもはや貫禄である。全ての所作がいちいちカッコイイ。
各所からレイザービームが乱射される。
山下のセンターパフォーマンスに他の三期生もキチンとついて行っている。
⑮ 静寂の暴力
この日のステージの構成はメインとバックのみで、それを繋ぐ花道はない。そのスペースでフロート(トロッコ)が前後を行き来する演出だ。
メインステージの構成のテーマはどうにもその意図を図りかねた。一説には欅〜櫻の歴史を象徴化したものとの話もあるが。
様々な意匠の照明が配置されている。
ルームスタンド〜灯籠〜燭台〜ガス燈など、それに付随してそれぞれドアや障子があったりする。
いくつかの部屋を表しているらしい。
お馴染みのファンのプロペラが回っていたり、道路標識やタイヤなども。結果的に持ち越しとなった『標識』の披露を想定していたことなのだろうか?
燭台は始め、イタリアの自動車メーカー、マセラティのシンボルのトライデント(ネプチューンの三又槍)かと思ったが、照明〜灯りがテーマなら燭台だなと直ぐに思い直した。
それにしても「灯り」がテーマなら、そして山下瞳月ときたら10th「I want tomorrow to come」との関連もと思ってもみる…
その「静寂」の冒頭、雑踏の音のインサートの後に、山下瞳月が一つひとつの照明を消していく演出があり、あぁなるほどここで「静寂」を演るんだな…と理解する。
場内はスタンドの階段にあるオレンジのフットライトが微かに灯るのみで、オーディエンスのペンライトはすっかり消えていた…
3rdアニラでも着ていたあのMV衣装を着用している。
最後の山下瞳月の台詞の吐き出しはタメに溜めた。おそらく過去最長ではなかろうか?
その間、モニターは山下はじめメンバーの顔を切り替えながら捉えていく。言うなれば彼女たちの「面構え」をだ。
それぞれに意思と意味を持った表情が映し出されていく。どの顔も強い。こちらがたじろぐほどに…
会場全体から割れんばかりの拍手。
まさにスタンディングオベーションだった。
こうしてLAST SONGを修め、本篇は終了した。
サックラザカー サンキセイ!のアンコールは、先の4thTOURで見事に揃えた大阪城ホールだけに、今回も直ぐに整った。
そして…
En-1 引きこもる時間はない
ステージに戻ってきた三期生メンバーの真ん中に向井純葉が立っている。そう来たら、もちろん待望のあの曲だと誰もが理解する。
いとはサインが印象的なものになっている。
MC
小島
中嶋、石森、小島と、三期には安心してMCを任せられるメンバーが複数いるのも強みだ。
そして参加制限のある状態とは言え、元気な姿を見せてくれた向井純葉も、しっかり仕切りの出来るメンバーだ。
これまでのライブMCはもちろん「ちょこさく」などで見せる“空気が読める”進行ぶりは、例えば武元唯衣に通じるものがある。これは経験を重ねることもあるが、やはり、もとよりのセンスと言ったものだろう。
この日の向井は、恐らく最後に「引きこもる」を持ってきて、そこだけの参加になるのかな…と、予想してもいたのだが、想定以上に楽曲に加わっていた。
「周囲と相談しながら〜」と強調していたので、その辺りの判断については、こちらがどうこう言えるものでもない。しかし、箇所が箇所だけに慎重に…と願わずにはいられなかった。
9thバクラの最後に見えた、向井の涙の意味を後で知ってこちらも苦しかっただけに、今日は号泣するかな…と思ってもいたが、彼女はこらえて、パフォーマンスを届けることに集中してくれた。
メンバーと観客全員が一緒に一対となっての
いとはーおかえりー!
それは彼女のひたむきさに加え、時に彼女を襲う不運を自らの力で跳ね除けての選抜入りを祝福するかのものでもあった。
向井〜(引きこもる時間はないを)初めての披露。皆さんがあったかくて凄く幸せな環境にいると感じた。
村井〜凄く幸せ。全方位からBuddiesの声が聞こえる。
そして、ラストの夏近にいく前の、あいりのつなぎの場面で、思わぬ展開となった。
曲紹介に持っていくあいりが、言葉に詰まり感極まって涙ぐんだのである。
「あの」あいりが〜と誰もが意外に思っただろう…
何でも、しっかりと難なくこなす子〜との周囲のイメージが、逆に彼女への見えない負担となっていたところがあったのかも知れない。
三期生最初の楽曲のセンターとしてのプレッシャーも想像以上だったのだろう。
また、選抜制により、同期との同じ活動も制限されたことへの不安もあったのかと推測する。
そんな色んな想いが、この場面で瞬間的に交錯して、思わず涙したのかも〜と勝手ながらに思えただけに「さもありなん…」とこちらもウルッときてしまった。
また、会場を見廻しながら笑顔を見せる的野美青の姿をモニターが捉えると、この子も強え〜心臓だな…と、あらためて恐れ入るという場面でもあった。
En-2 夏の近道
あいりの涙には驚いたが、しかし、それはそれ。曲が始まれば、いつもの谷口愛季だし、いつもの櫻坂三期生だ。
そして「待ってました!」と、ばかりのBuddiesの大コールに会場は包まれた。
最後のつま先立ちあいさつポーズもバッチリ決まって、この日の大団円となった。
小ぬか雨降る城ホール♫
「雨の御堂筋」ならぬ小雨の大阪城公園内を抜けながらホテルへと向かった。
途中、宿泊先のホテルのある天満橋のおでん屋さんで軽く一杯引っ掛けて、コンビニに立ち寄ったら、この日買った三期生ライブのトラックジャケットを早速着ていたからだろう、一人の若い衆から「お疲れ様です。隣の◯◯ホテルですか?」と声を掛けられた。自分もお酒が入っていたからだろう「最後のあいりの涙、良かったすね。彼女も色々とプレッシャーがあったのでしょう〜」などと、オッサンが口元も滑らかに語る語るw
明日も行くんですよね?と確認してほんの短い感想会を終えた。
7月のジャイガといい、何故か大阪では若いBuddiesから声を掛けられ、オッサンBuddiesも満更でもないな…と一人ほくそ笑んでいた。
気分を良くしてホテルに帰っての翌朝、そのコンビニの傘立てに傘を忘れたことに気づく。
見に行ったら、傘は残っていた。なくなっていても仕方ないと思っていただけに、これもまた気分を良くした。
10月9日 (水) Day_2
ほとんどの皆さんが9日の配信をご覧になっているものとの前提で、この日のライブについて補足していきたい。
この日の座席はスタンドHの最後方。まぁイオンカード先行だから贅沢も言えない。
ただ座席がこの日も一番端なので、また自由に動けるな〜と思った。
城ホの館内広告灯は在阪企業のものが主に並んでいるが、私の座席の上には、笑顔のために!(by れなぁ)〜ではない『水と生きる』のサントリーのものが。
この位置からは、ほどよい角度からステージを見下ろすことができ、会場の雰囲気も俯瞰で感じることができる。
見切れ席は、モニターが上部にあるため安全面を考慮して外しているところ(つまり、それだけメインステージを下げていることがここから理解る)と、ステージ真後ろのKブロックを除いて完全に満杯に埋まっている。やはり、この光景を実際に目の当たりにするとグループの、そして三期の勢いを実感する。
私のようなオッサンたちも混じりつつも( )圧倒的に年齢層の若いBuddiesが今回はより目立つ。
平日だからだろう制服姿の女子中高生も多くいた。
老若男女?が一同に会する千穐楽ライブがいよいよ始まる。
セトリは初日と同じだったので、この日、気がついた点だけ。
影ナレ
向井•山下
OVERTURE
DANCE TRACK
① 承認欲求
② Nobody's fault
③ マンホールの蓋の上
MC〜中嶋
④ 僕たちのLa vie an rose
⑤ 確信的クロワッサン
DANCE TRACK〜
⑥ Don't cut in line!
⑦ 制服の人魚
DANCE TRACK
⑧ 何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう
⑨ マモリビト
私はマモリビトだ 櫻の木のマモリビト
その一人に選ばれて誇りに思う
さあ手と手繋ぎ確かめ合おう
今回のライブでは、このマモリビトがキッチリハマる位置づけの曲となったと言えるのではないか?
一人ひとりが、その想いを再確認しているかのような決意を込めた表情だった。
間もなく若く強い後人もやってくるだろう…
グループのもう一つのアンセムとして、三期生が歌い続けるのか、新期生に受け継がれていくのかも、やがて答えが出るのだろう。
MC〜石森
⑩ Anthem time
⑪ BAN
⑫ 摩擦係数
⑬ Dead end
DANCE TRACK
⑭ 自業自得
⑮ 静寂の暴力
En-1 引きこもる時間はない
MC〜小島
En-2 夏の近道
ほぼ真横からステージを見下ろす形で彼女たちを見つめていた。
承認欲求〜ノバフォは櫻坂の基本形、扇型(くさび型)のフォーメーションが陣形の変化するが如くに、前後左右に移動していく様が、ありありとわかる。
また、マンホールで横一列になってのパフォーマンスを見ていると、メンバーそれぞれの癖と言ったらいいのか〜そのスタイルからの違った見え方もあった。
何ラブでは、初日相合傘までしか書かなかった美羽だが、この日は「MとR」をしっかりと書いた。
小田倉麗奈のRであるとの指摘に異議はない。
石森のMCで「移動の際、三期生だけでキャリーケースを引っぱっているのは不思議な感覚」と言っていたが、なるほどグループの一員として、もうすっかり溶け込んでいる三期生メンバーが、期別の行動をする時のある種の違和感というものが、何となくわかる気もする。
この日の小島のマモリビトの口上は、まるで強烈なアジテートを受けているような感覚にもなり、また最後のMCの仕切りも見事であった。
的野美青の冷静で的確な感想と意思表示も感心することしきりだった。
そして、最後に小田倉麗奈の登壇。
東京から新幹線で来るにしても座席に座っているだけで腰に負担はかかることだろう。
出来れば…と願いつつも、無理はしてほしくないとの二律背反な気持ち…
兎にも角にも彼女の復帰を願いつつも、先ずは状態を安定させることに専念してほしい。
10thの小田倉麗奈の個人アー写がとても美しかったことで、なおさら慎重に…との想いが強まった。
そして、まぁこれで終了だろうな〜と思っていたら、まさかの展開が。
モニターに映ったアナウンスは…
三期生楽曲の公開。しかもこの日のテッペンに音源が…
本質的なこと〜既にタイトルと収録内容は、先に公表されていたので、これが共通カップリングだと判る。
その場では、あいりの声が特徴的に聴こえてきたと思ったが、いよいよえんりこセンター曲とのこと。
加速している。明らかに我々に提示するタイムテーブルの公開の速度が増してきている。
疾走する彼女たち…
そんな印象をあらためて、このライブで受けた。
走り続ける先に見える光景はどんなものだろうか?
それとも、その景色さえ流れゆくものなのだろうか?
しかし、ただ流れるだけではない。確かな足跡を残しつつ彼女たちは、まだ見ぬ景色を追い求めて駆け続けていくのだろう。
素晴らしいライブをありがとう〜櫻坂三期生🌸🌸🌸