ovo流作曲講座基本編その4【楽器のシミュレートって何ぞ?】
今回は早速本題である楽器のシミュレートに関して書いていきます。
「シミュレート?弾けばいいじゃん」という方、
もっともだけどちょっと黙ってて!
演奏&レコーディングできる方はその通りですので置き去りにさせていただきます。
弾けない私の妬みは置いといて、作りたい曲で生楽器系を使用するジャンルはあんまり作らないかなぁという方も、それほど必要じゃないかもしれない知識でございます(曖昧)。
Q、だから楽器のシミュレートってなんなのさ?こっちは忙しいんだけど?
A、こっちは忙しくなりてぇんだよ!(主に生楽器の演奏表現や音域を考え該当パートを制作することです。)
本音とたてまえってどっちがどっちでしたっけ?
茶番は放り投げて、例えばギターでしたらポピュラーなのは6弦でフレット数はストラトキャスター標準が21fなのでとりあえずそこまでの音域でフレーズを考えます。
とは言いましても、今はギターも単一音源が豊富にありまして、音域なんかは特に覚えなくても出ない音は出ない親切設計です。マルチ音源とかですと異次元の音域も出すことが出来ますので、生楽器っぽくする際には念頭にあると良いかと思います。
シンセとして扱うなら幻想音域も勿論ありです。
特殊なギターとかになると7弦31fとか多ネックギターとか更なる多弦ギターとかあって音域が全然広かったりしますが、キリがないので割愛します。
音域だけで長くなってしまいましたが次は奏法です。
ギターの奏法をざっと箇条書きにしますと、
・オルタネイトピッキング
・エコノミーピッキング
・ハンマリングオン&プリングオフ
・スライド
・チョーキング(種類多数。代表的なのはクォーター、ハーフ、1音、1音半ぐらい?)
・コード弾き
・コードアルペジオ
・パワーコード(omit3)
・ダブルベンド
・ユニゾンチョーキング
・スクラッチ
・ピックスクラッチ(主に歪系エレキギター)
・ハーモニクス
・ピッキングハーモニクス
・アーミング
・タッピング(右手・左手・両手)
・スウィープピッキング
・スラップ
・ネックベンド
・ボディスラップ(主にアコギ)
・フィードバック(主にエレキギターによるアンプ使用)
・ペダル奏法(ワウとかボリュームとか)
・カポ(奏法とは違いますが一応)
・歯で弾く
・電動ドリルで弾く
・ペグを回す(チューニングを変える)
・ギターを回す
・ギターを壊す(勿体無い)
はぁはぁ…ギターだけでもこれぐらいあったりします、探せばまだあると思います。
下のほうへ行けば行くほど奏法というよりパフォーマンスですが嘘ではないんですビックリです。
必要な奏法を必要な時に必要なだけで十分です(当然)。
エレキギターのシミュレートですと、スライドを入れるだけで生っぽさはでます。
細かい話はウチではしません。ガチで教わりたい方が万が一おられましたら、お仕事としてなら・・・へへっ・・・。
エレキギターの打ち込みでしたらご依頼いただけましたら真面目にお教え出来るかと。
他の楽器のシミュレートのお話は、
無限にキリがないので割愛します。さぁネットで調べよう!!
途中、話が俗っぽくなりましたことを深くお詫び申しあげます。
現在各メーカー様から優秀すぎる単一音源が出て、しっかり打ち込むと生演奏と区別が難しいレベルの音源も数多く出ています。
楽曲にあっていれば何やっても良いと思っているスタンスですが、
やはり楽器の特性を覚えておくと制作時におさまりが良い印象ですので、
絶対ではないですが好きな楽器の特性や奏法は把握しておくのをおすすめ致します。