エコーズが考えるオリジナルWebtoon企画の立て方
はじめまして。
エコーズのWebtoonスタジオでラインプロデューサーをしている田爪と申します。
先日、エコーズ初となるオリジナルWebtoon作品『ガンエルフ』がLINEマンガにて連載がスタートいたしました!
恐らく国産WEBTOONでは初!?となるロボットバトルシーンに挑戦。
漫画家さんだけでなく、アニメ制作の方々にもご協力いただき、エコーズならではの『作り方』にチャレンジしております。
『ガンエルフ』毎週木曜日に更新となりますので、ぜひご覧くださいませ!
▼こちらからどうぞ!
さて、前置きが長くなってしまいました。
本題ですが、今回はエコーズが考えるオリジナル企画の立て方をテーマに書いていきたいと思います。
自己紹介
はじめに、簡単に自己紹介をさせていただきます。
私は、子供の頃からマンガやゲームが大好きっ子で、様々なエンタメを見て育ちました。
親が美術教師だった影響もあり美術館に連れられてはいたのですが、どちらかというとマンガとゲームがやりたいと親に言っていた記憶が有ります。その後、大学在学中に地元でなかなか放送されてなかったアニメに面白さを見いだして卒業後はアニメ制作会社で制作を行っていました。ですが家庭の事情でアニメ業界を離れて、アニメとは関係ない一般職に就きながらアニメやイラスト制作を趣味や個人で続けていました。
好きなことで仕事をすることに強烈な憧れがあったので、虎視眈々と再度エンタメ業界に関われないかなあと思っていたのですが、そこにエコーズでオリジナルWebtoonの求人が有ったのでチャンスだなと思い応募して、今はオリジナルWebtoon制作に切磋琢磨しています。
なぜオリジナル企画の募集をはじめたのか?
私たちエコーズは、スタジオとして『オリジナル企画を生み出す力を強くしたい』と考えています。
Webtoonはよくマンガと比較されますが、作家さんと編集者さんが一対一で磨き上げていくような、マンガの企画の立て方とは似て非なる部分が多いと感じています。
さらに私たちエコーズの作品づくりは、スタジオ型での制作体制に全力で取り組んでいるため、個人に依存した企画の作り方ではなく、チーム制作を見据えた企画の作り方にこだわっていく必要があると考えています。
具体的には、プリプロ工程から、様々なクリエイターさんと議論をしながら、目線を合わせてものづくりに取り組んでいく工程を大事にしています。
ここが疎かになると、企画が良かったとしても、制作を進めていく中で企画意図と乖離が起きてしまったり、逆に企画時に考えておければ、より良い作品にできたのに・・・。
といった、作品の品質に大きく左右される出来事が起こりやすいからです。
エコーズが考える企画の方向性
まず、企画を考える時に「何を描きたいのか?」「どんなおもしろさを読者に届けたいか?」
そこから考えるのがエコーズらしいなと考えています。
カッコいいアクションが描きたい!
家族愛をテーマにした作品を描きたい!
でっけえ怪獣が描きたい!
そういった『面白さを伝えたい!』という思いが発意となって、企画が始まると思っています。
しかし、それだけだと企画を制作という軌道に乗せるのは難しかったりします。
自分が描きたい、面白い!と思う要素を、読者も面白い!と感じてもらえるように、作家の欲求と読者の欲求をクロスさせながら、読者の「おもしろいを更新する」必要があります。
そこでエコーズは企画を軌道にのせる前段階として
以下の判断軸をもとに企画を考える方式を取っています。
▼大事にしている3つのポイント(判断軸)
①キャラクターの関係性
企画において、特に魅力的なキャラクターを重要視しています。
主人公に明確な動機(この主人公である必要性)があるか。
読者が共感できる、仲間が描けてるかどうか。
キャラクター同士の魅力が引き立つような関係性が描けているか。
②テーマ
どんなテーマを描きたい作品なのか。
テーマに沿ったキャラクターやストーリーになっているか。
時代背景に合わせて練られてるか。
③見せ場
物語で特に見せたい画面や演出はどこなのか。
読者を惹きつける設定や世界観、ユニークさは何か。
既存作品とは違った新しいアイディアや物語が内包されているか。
大きくこれらの3つをみて考えています。
逆を言えば、描きたいキャラクターの魅力や、テーマが伝わってこない企画、時代背景を取り入れられてない企画、設定先行になってる企画は難しいという判断です。
※注意※
これらは企画を立てる初期工程で大事にしている点になります。
作り手も魅力に感じる企画作り
チーム制作で読者におもしろさを届けるためには、まずは企画に関わってくれる最初の読者とも言える、クリエイターの方々に「この企画はおもしろそう!」「こんな表現していみたい!」と感じていただかないと行けないと考えてます。この方向性を示す作業は、どんな業界にも通用するところかなと思います。
いい作品を作るために、まずは作り手が魅力に感じる企画にしたほうが良いと考えています。
簡単に言えば、関わってくれるスタッフが是非参加したい!と思わせる企画になります。
ここが結構重要で、参加したい!と思ってもらえるスタッフは能動的になるので制作現場においてポジティブな影響をチームに与えます。
関わってくれるスタッフも能動的に動いてくれるので成長にも繋がります。
そのためにチームで作品のビジョンを共有し、作り込んでいく必要があります。この作りこんでいく作業には、時間がかかります。
テーマ性の一貫、キャラクター、見せ場という判断基準から見ても
最初から磨きこんでる企画は本当に少ないです。
そこに段階を踏んでスタッフの確保等も含んできます。
何度も何度も話し合って検討して通っても連載までは時間はかかります。
ただ、どうしても面白いと思うものが有り、それを心に閉まってるなあ。
どうしようかなあ?というのであれば形式は何であれ、エコーズに送ってみようかな。と思ってもらえると嬉しいのです。
文章だけでも良いですし、絵だけでも構いません。それが本当に伝えたいことならば熱量があるでしょうしそういう企画を出されると真摯に向き合おうと思えるのです。
それに、オリジナル企画考えるのって大変ですし。大変なら一緒に作っていこうとなります。
▼今後考えているサポート体制
例えばエコーズでは作家さんに対して以下のサポートをしていこうと準備しています。
全ての作家様に担当編集、編集会議を1カ月に1回以上行う(審査は有ります)
原作〜着彩まで全てを一人で担当される作家さん
原作、ネーム、作画など各工程特化型の作家さん
といった、様々な作家さんもいらっしゃいますので
作家さんが作業しやすいような組織作り
着彩、効果仕上げパートのサポート環境の設備
連載前に読み切り作品等でトライアルしてみる仕組み
といった体制を準備している段階です。
絵しか描けない、文章しか書けないけど本当に伝えたいことがあるから伝える方法を一緒に模索していきたいんですけど、どうすれば良いですかね?
っていう方は、一緒に考えていく方向性に舵を切ってる会社ですので合うかなあと思います。
行動することで得れる成長もあるかと思ってますので
ぜひ応募ください!
今後は、通った企画がどのような思考でブラッシュアップされていったか。どんなふうに思考して進んでいったかも公開していきたいと思います。
企画を募集中!
そんなエコーズですが、まだまだビジョン実現までの道すじは遠く、多くの漫画家・クリエイター・パートナー企業の方々の力が必要です!
世界で愛される作品をめざして、面白い作品をぜひ一緒に作っていきませんか?
作品制作に参画頂けるクリエイター、パートナー企業の皆さまからのご応募をお待ちしております!
▼クリエイター・採用のご応募・お問い合わせ
http://bit.ly/3xjTMB1
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※本取り組みに沿っていないと判断させて頂いた場合、ご連絡できない可能性もございます。何卒ご了承くださいませ。