Ennustaminen ja ilotulitus suomessa (フィンランドにおける占いと花火)
今回は、日本でおなじみのもの・ことがフィンランドだとどうなのかな?という疑問シリーズです。
他にもあるので、シリーズと銘打っておきます(笑)。
占い
数年前から、土の時代から風の時代に変わる、なんてフレーズをよく聞くようになりました。
その頃から友達にパワースポット巡りに誘われたり、この人の占いの文章は元気になるとか、新月の日に願い事をすると良いとか、少しスピリチュアルな話題が身近に増えてきました。
新月の願い事は、1か月ごとに自分の考えていることを整理するタイミングになるなあと考えて、しばらくやっていたことがあります。
ふと、そういえばフィンランド人も占いとか気にするのかな?と気になりました。
日本の雑誌には巻末に結構な割合で何かしらの占いが載っていますよね。
でもフィンランドで雑誌を読んでも、占いって載っていなかったような。
そのまま疑問をフィンランド語の先生にぶつけてみたところ、占いはポピュラーではないとの答えでした。
特に、日本で人気の星占いは見かけないとのこと。
タロットカードなどのカードリーディングはあるそうです。
未来、将来を不安に思ってしまう度合いが日本人とフィンランド人とでは違うのかもしれません。
社会福祉制度の充実や投票率が高いことからも、その違いが伺えるのかも。。。
但し、占いが一般的でないフィンランドでも、年に一度占いに触れる機会があるそうです。
大みそかにやるという、錫占い。
年末商戦で占い用の馬蹄型の錫が売り出され、それを大みそかの夜に熱源であぶって溶かし、水の中に落として冷やし固めるとか。
そして、冷えて固まった錫の形を観察して、来年の運勢を占うーーー
この形だったらラッキー、あの形ならもっとラッキーなどという決まりはなく、自分たちで想像するのだそうです。
日本の初詣でひくおみくじは「大吉:待ち人来る」みたいに神社が運勢を説明してくれるので、同じ運勢占いでも違いがありますね。
花火
フィンランドの大みそかは打ち上げ花火を上げて良い日でもあるそうです。
日本では夏に手持ち花火や打ち上げ花火を楽しみますが、フィンランドでは基本的に大みそかの18時から元旦の2時までの8時間しか花火をできる時間がないのです。
それ以外の日時で花火をやるには許可が必要だそう。
フィンランドの手持ち花火はロケット花火が中心で、やるためにはゴーグル着用というルールがあるくらい、激しい物のようです。
日本の線香花火とはこれまた真逆ですね。
自分は春夏のフィンランドしか知りません。
いつか秋冬にも訪れて、紅葉やオーロラを見るぞと目論んでいます。
年末年始の休暇で旅に出たら、花火は見れそうですね。
錫占いはホームステイやホームパーティーに招かれないと体験できなさそうですが…
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