kesä-yliopisto viikko1(サマースクール1週目)
サウナ記事はしばしお休みです。
5度目のフィンランド旅の主目的は、フィンランド語を学ぶサマースクール参加です。
コロナ渦にオンラインでのフィンランド語レッスンを受け始め、どうせ長期滞在するなら何か成果を得たいと考えて申し込みました。成果を求める社会人みがまだ残ってるんだな、自分…
ユヴァスキュラの山手の学生アパートに滞在して、湖岸のキャンパスにバスで通いました。
アパートは3つの個室が1ユニットになっていて、アメリカから来たMさんとドイツから来たVさんと一緒になりました。Vさんは2日前に高校を卒業したてという若さで、途中ホームシックにかかって電話で泣きじゃくっていましたね…
初日は説明会から。
今回で42回目を迎えるというユヴァスキュラ大学のサマースクール。1912年から始まったとのこと。
参加者は約60名、ドイツから来た人&20代と60代が多い、という印象を受けました。
事前にフィンランド語で数行の作文を求められていたのがレベル分けになったようで、クラス1から5までに分かれました。
自分はクラス2、ルームメイトのMさんと一緒です。
教室に入って、自己紹介タイムへ。なぜフィンランド語を学習しているのかも説明することに。
配偶者や親がフィンランド人もしくはフィンランドにルーツがあるという人が多かったです。
また、「北欧は連携すべきだから、各国の言語を学んでいる」というアイスランドから来た人も。
そんな中、「フィンランドのデザインが好きだから、もっと情報や文化を知りたくて」と話した自分。
このように説明する度、「あなたはデザイナーなの?」と訊かれる羽目に。いやいやただの事務職でしたよ、25年間。
「日本には北欧デザインのファンがたくさんいるけど、そのほとんどはデザイナーじゃない」と付け加えても、不思議そうな顔をされました。
どうやら他国では、「デザインが好き=デザインを仕事にしている」ということになるようです。
ルームメイトの名前を覚えるのに苦労したので、クラスメイトの名前は先生にお願いして、前のホワイトボードに書き出してもらいました。先述のアイルランド人の名前はアルファベットで書いても発音がわからないので、カタカナでメモしました。
お昼ご飯はスタッフ料金になるカードを携えて、学食へ。料金は学生<スタッフ<ビジターと3つに分けられていました。
説明会で「small,too small」と連発されてたのですが、フィンランドのレストランのポーションはどこも大きくて多いので半信半疑でした。
が、学食、確かにsmall。ビュッフェのお皿が日本サイズ。自分にはちょうど良いけど、体格が立派な男性は山盛りにするしかない。
そして、肉のおかずは料金が高くなる。
野菜のみ、もしくはミートボールやフィッシュフライなどの揚げ物はカード記載の料金なのですが、肉のホットミールを選ぶと2ユーロ程度高額に。
お安い方の定食はコーヒー別料金、肉を食べるとコーヒーはついてくる、など結構ややこしい。
午後からは本格的に授業が始まりました。
内容的には既にオンラインレッスンで勉強済でしたが、苦手分野の復習になってちょうど良し。
そして説明の8割は英語のため、学習内容がある程度わかっていることが大いに助けとなりました。
参加者の多くはヨーロッパから来ていて、みんな自国語プラス英語が堪能。
先生の説明はゆっくりと明瞭に話されるので理解できるのですが、クラスメイトからの質疑応答はナチュラルスピードなのでついていけないのです。
クラスメイトの日本人のYさんは英語が流暢でガンガン質問しています。
自分の英語力は観光はなんとかなっても、生活や留学にはまだまだ足りないレベル。どうしてもわからないけれど理解していないとまずそうだと感じたら、申し訳ないけど後からYさんに教えてもらうこともしばしば。。。
フィンランド語と英語のヒアリング→日本語に脳内翻訳、の繰り返し。
これを授業だけでなく日常生活でもやっているので、金曜日には疲れがたまって昼ごはんを食べるよりも昼寝してしまいました。日曜には知恵熱が出ました…