kesä-yliopisto viikko2(サマースクール2週目)
サマースクールの2週目は、1週目に比べたら先生の進め方もわかってきたし、自分のペースもつかめてきて疲労度はマシになりました。
ペアワークやグループワークを経て、自分が英語ペラペラじゃないことをクラスメイトに理解してもらえたのも大きい(苦笑)。
自分たちのクラスが学習したのは動詞、k‐p‐t、場所についての表現です。
フィンランド語の発音は日本人にはローマ字読みでほぼいけるのですが、文法がややこしい。
ちなみに、よく会話のペア練習相手になってくれたアメリカ人のLさんはやっぱり英語っぽい発音です。
フィンランド語には動詞のタイプが6種類あり、原形・一人称/二人称/三人称の単数・複数で変化します。
k‐p‐tというのは、この3つのアルファベットが消えたり二つに増えたり、他の字に変化したりすることを指します。kは消える、pはvに変わるなど。
場所の表現は、英語のto、on、fromなどにあたる単語が動詞や名詞、形容詞の語尾に付加されて、韻を踏むというもの。
説明してみましたが、きっと拙すぎて何のこっちゃと思われるかと…
フィンランド語ご興味が出た方は、ネット検索してみてくださいね。
その他にはカフェで注文するときの会話や、フィンランドで部屋探しする際に頻出の単語や文章、といった場面別の学習もありました。
こちらは実践的なので、自分も買い物の際に早速使うようにしました。秋からタンペレで2年間大学院に通う人は部屋の表現を真剣に確認していました。ちょうど部屋が決まったらしい。
インターネットのサイトを使ったクイズやゲームも取り入れられています。その際には自分のスマホで参加します。大学のwifiは使えず、サマースクール専用のwifiは電波が弱く、自分のSIMを使うしかないのですけれど。
SIMは到着してすぐに空港のR-kioskiで30日間通話・通信できるやつを購入しました。スーツケース持ってる人が、1か月使えるSIMカードくださいと言えば店員さんも心得てるのですぐに買えます。
教科書以外に使用されたパワポ資料は希望者にメールで配付されます。でも先生がまとめて後日に送ってくるので、特に文法説明の画面はその場でスマホで撮ってしまいます。
最前列の人も熱心にスマホをかざしていたのですが、撮影ではなくて、グーグルカメラで翻訳していたらしい。
同じクラスといっても各自のレベルはかなりバラバラ。
身近にフィンランド人がいる人はスピーキングが得意。
自分でツールを見つけて学習を進めてきた人は単語や文法をよく知っています。
最初の3日目くらいまでは、クラスメイトがいなくなったり、新しい人が加わったり。自己申告制でクラスを移動した人がいたようです。
最上級はクラス5。このクラスの人たちはランチタイムもフィンランド語で会話しています。先生やスタッフといったフィンランド人と積極的に話したがります。
20年間通い続けているという人もいて、6回目の参加という日本人のTさん曰く、会うたびにフィンランド人化している気がするとのこと。
初日から毎日宿題も出されています。
教科書の6章読んできてね、とか結構おおざっぱ。章も順番に進まず、先に7章やって、6章に戻るなど。
そして必ずボキャブラリーのページがあり、「これの意味は?」と訊かれたら当然英語で回答しなくてはならないので、自分は予習必須になります。日本語では答えられても、英単語がわからない。
夜に1~2時間程度は教科書とノート、授業中に撮影したパワポ画面、そして持ってきたラップトップで検索しながら復習と宿題(予習)をしました。
ルームメイトのVさんはクラスが違うからか、毎日宿題があるわけじゃないみたいで、「この学校はプレッシャーがなくて良い。先生から強制される感じがない」と言っていました。
彼女は高校卒業したてなので、きっと高校と比較していたのでしょう。
クラスメイトの親分肌のBさんは65歳を超えていてもスマホやiPadを使いこなしていて、教科書のヒアリング音声が聞けるアプリや、別の大学のフィンランド語学習サイトが良いとかいろいろ探してきて、みんなに情報共有してくれました。
自分は宿題で精いっぱいなのに、さらに新しいサイトで勉強するなんてすごい。
サマースクールは自分で希望して学びに来ている人たちの集まり。
どこまで勉強するのかは自分次第なところがあります。
とても大人の学校だなと感じました。