気に入ったものは買う その2
この記事は1004文字です。
レンタルして気に入ればCDを買うことについて
・ファンだから(投資)
・物理的な良さがあるから
という理由を添えて記事を書きました。↓
書籍も似ています。
電子書籍と物理的書籍のどちらが優れているかではなく、
シーンや用途によって使い分けする読み方・買い方があると思います。
手軽さは電子書籍の長所ですが
手元に置いて物理的に読みたい書籍や、
そもそもが電子書籍より物理的書籍の形状が
合っている書籍もあるでしょう。
学校で「大事なところには線を引け」「どんどん汚せ」
といった本の読み方を教わったり、
齋藤孝さんの『声に出して読みたい~』シリーズや
『3色ボールペンで読む日本語』が売れていたりしたので
そうした読み方に慣れたところはあります。
電子書籍はそれがしにくいのが難点です。
電子書籍でもハイライトやメモはつけられますが、
折り目をつけることができません。
折り目の深さや折り方に差がつけられません。
ピンク色の付箋を右のページの真ん中あたりに
どのくらいはみ出させて貼ったとか、
右側の厚さ15mmくらいのところでつけた開きグセとか、
何度も読み返したおかげでヨレヨレになったページの質感とか、
一緒に描き込んだ図とか、
こうしたものが電子書籍では感じることができません。
私はものを覚える時に、例に示したような
なんとなくの位置や形状、色、素材などの感覚に頼っているようです。
電子書籍だと、感覚で覚えている「あの辺」が
どの辺にあるかわかりません。
読書が特別好きなわけではないのですが、
私は、noteの記事を書くときや話をするときに
本や曲の歌詞を引用することがあります。
歌詞はすぐ検索して引用できますが、書籍の文章はそうはいきません。
そういう時には線を引いた感触の残る本の方が探しやすいです。
なので、
何度も読み返したい本や暗記や学習に使う本は
電子書籍と物理的書籍、両方あるのがよいと考えます。
CDの時にもお話したように
Kindleだと読み放題とか無料キャンペーンもあるので
入り口は軽い感じで入って、
「やっぱりほしい」「手元に置きたい」となれば
2冊買う人もいると思います。
私も今後、そういう買い方をするかもしれません。
これって出版業界の狙いなんでしょうか?
電子書籍でも、本を手に取っているかのような
立体感のある形状ならもっと読みやすくなる…?
3D化されたら電子書籍一択…?
空想にお付き合いくださりありがとうございました。