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『4ふんかんのヒーロー』大人も体験できます
この記事は588文字です。
先日119番の日(11/9)に投稿した記事でご紹介した
『4ふんかんのヒーロー』という絵本、私も体験しました。
親子向けとなってはいますが、大人も楽しく勉強できますよ。
胸骨圧迫の動画、とてもいいです。
胸骨圧迫(いわゆる心臓マッサージ)って、
みなさんは講習ではどう教わりましたか?
難しくなかったですか?
深さは胸郭の何分の一で、つまり何センチで…。
テンポは1分あたり何回で…。
一生懸命覚えても、緊急時はパニックになりやすく
思い出せるか不安になりますよね。
この絵本では、原作者救急救命士ライダーさんから動画で
胸骨圧迫を身近な表現で教えてもらえ、一緒に体験できます。
救命といえばAEDのイメ―ジが強いかもしれませんが
AED単独では心肺停止の救命はできません。
なぜでしょう。
全身に血液を送るために心臓のポンプ機能が必要だからです。
AEDは、心電図を解析して除細動が必要な不整脈を判断しますが、
心臓を動かして全身に血液を送る機能はありません。
だから、救命には胸骨圧迫が必要になります。
胸骨圧迫、練習しませんか?
この絵本で学習しておくと、
実際の心肺蘇生法講習に参加したときにも
さらに身につきやすくなると思います。
読み聞かせ音声や体を使った学びは、子どもの発達に効果的です。
大人なら、読み聞かせはオーディオブック的にも使えると思います。
お読みくださりありがとうございました。
参考
■AEDガイド「AEDが適応可能な症状とは。心電図で見る4種類の心停止。」
■BLS沖縄「AED(自動体外式除細動器)は、心臓をとめるための機器です」