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誰ひとり落とすな

音楽関連の記事(865文字)です。


タイトルは

平沢進さんの「RIDE THE BLUE LIMBO」という曲の歌詞です。

この曲が収録されたアルバム『BLUE LIMBO』が発売された

2003年はイラク戦争の時期。

戦争の抗議行動として無料配信された

「高貴な城」という曲も収録されています。

RIDE THE BLUE LIMBO
ハイヤイヨー 誰ひとり落とすな
RIDE THE BLUE LIMBO
なおもまだ 星らしく勤め
RIDE THE BLUE LIMBO
ハイヤイヨー 誰ひとり落とすな
RIDE THE BLUE LIMBO
なおもまだ 人らしく勤め


「LIMBO」は英語で

無視された状態、忘却、天国と地獄の中間、宙ぶらりん

とかいう意味があります。

「BLUE LIMBO」は地球のことでしょうか。

どこか後ろ向きですね。


環境問題、戦争、コロナ禍など、変化の多い世の中で、

誰ひとり落とすな」という言葉に慈愛を感じます。


サビの「星らしく勤め」、

締めサビだけに出てくる「人らしく勤め」、

それらに係る「なおもまだ」にも、救いを感じます。


この星も人も、唯一無二。

人の勤めは星の勤めそのものかもしれません。



■ 平沢進 - RIDE THE BLUE LIMBO PV
平沢さんのアップが多く、初見は「おっ??」となりますが、
メッセージはしっかりのPVです。
ジョージ・オーウェル「1984年」のディストピアっぽいです。
(核-MODEL名義で「Big Brother」という曲も出しています。核P-MODELの曲についてもまた記事を書いてみたいなと思っています。)

■ 歌詞はこちら



個人的な話。

平沢さんの音楽で、私は絶望の淵から落とされずに済みました。

「誰ひとり落とすな」が沁みます。


平沢さんがこの曲をライブでやるとき、

観客一人一人を見るように歌っています。

誰ひとり落とされない、でも、平沢さんには落ちるライブ(笑)

オチがよろしいかどうかはわかりませんが、いい曲です。



趣味に偏りましたが、お読みくださりありがとうございました。

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