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「処女作」が教えてくれるもの
この記事は961文字です。
「処女作」が正解となるクイズを作れと言われたら、
どんなクイズを作りますか?
日ごろ、問題を解くクイズ番組は数あれど
問題を作る番組はなかなかありませんね。
さて、冒頭の質問について。
昔読んだ本にはこんなクイズとして書かれていました。
Q:どんな文豪でも書けない作品とは?
たとえデビュー作がベストセラーになったとしても、
文豪は最初から文豪ではない。
なんだか哲学的でかっこよかったからか、
印象深いクイズとして記憶に残っています。
話は逸れますが
小中学生、多感な思春期に読んだクイズ本なので、
「処女作」とか「処女航海」など
「処女○○」という言葉に衝撃を覚えたものです。
欧米の言語には品詞に性別があるからだそうで、
日本語にはなじみのない概念ですね。
話を戻して、
誰にも初めての経験と言うのはあるもので、
うまくいくこともあればそうもいかないこともあります。
一つ言えることは、
「処女○○」、つまり初めてのことを経験しなければ
何事も次には進まないということです。
私は2020年から、小さなことから大きなことまで
初めてのことをたくさんしました。
ライフイベント規模で言えば退職→再就職。
小項目を作ると、
・失業給付を受けた
・訪問看護・地域という領域に関わることにした
・診療報酬やら制度やら、知らないことがいっぱいあると知った
・小児に同行訪問した(病院では小児看護の経験なし)
・知らないエリアの道を運転、しかも道に迷う
・訪問看護指示書作成を医師に依頼した
・地域包括や中核支援センターのスタッフとのミーティング
・仕事のミーティングでZoomを使った
他にも細かく挙げればキリがありません。
この1~2か月を振り返っただけでも
「処女○○」だらけです。
まだ仕事を覚えている状態で
全然なにもできてないと思うこともたくさんですが、
数えてみると、できたことは結構あります。
せっかくなので、初めてのことには
いちいち感動しようと思っています。
感動は意図的にするもんじゃないかもしれないけど、
「初めて」をぼんやり経験するのはもったいないです。
次の「初めて」は動画編集。
処女作がどんな仕上がりになっても、
愛そうと思います。
処女作なしには先へ進めませんから。
処女作繋がりでというと、この本も「処女作」です。
高橋奈央子さんは各方面で活躍されているので、
書籍出版が初めてなのが意外でしたが、
様々な「初めて」を大事にされています。
サクサク読めるのでオススメです。
お読みくださりありがとうございました。