福井駅前
今福井駅前の開発がどんどん進んでいる。子供の頃から変わらなかった風景が、加速度的に変身している。2023年新幹線開通を目指しての開発だ。
開発第一弾で駅東に建てられたAOSSA。ガラス張りで、広い吹き抜けホールを有した立派な建物。しかし運営は大失敗。テナントで入ったお店は次々に閉店。民間の運営会社に委託していたが、大モメで契約決裂。散々な結果。友人がサルサイベントをホールで企画したが、対応が悪いと憤慨していた。天下り職員が横柄な態度だったのだろう。
次に建てられた駅ビルハピリン。これまた立派な高層ビル。しかし、目玉にしたかった国際会議開催可能な施設を有する、ホテル誘致に失敗。その後NHK放送局の誘致も失敗。結局プラネタリウムで埋める事になった。プラネタリウム自体は立派だが、運営状況は芳しいとは言えない。半野外のホールは毎週イベントで埋めているが、課題は少なくない。
ハードは素晴らしく新しくなっているが、どうにも中に入るソフトが良くない。県にも市にも、お堅い頭の人ばかりのようだ。人を惹きつける情報や能力が不足していると思う。
やはり人を惹きつけるのは文化ではないか?と思う。お堅い文化論ではなく、それこそゲームやアニメ、アイドルみたいな大衆文化も含めての話だ。
私案だが、新たなビル丸ごと秋葉原化しても面白くないか?メインはeスポーツの常設会場だ。オリンピックや国体での正式種目入りが、真剣に検討されているeスポーツ。これは圧倒的な集客力と収益力が魅力な為。まだまだ日本では手薄な方面、狙い目では?これに周辺環境で、ゲーム、アニメ、アイドル関係のショップや施設を誘致したら面白いと思う。全然門外漢の自分。書いていてバカバカしいと思うけど、詳しい人材やプロに託したら化けるような気がする。
もう一つ。
福井は食材豊かで、B級グルメや日本酒の宝庫。食の文化に徹底的に拘っても面白い。AOSSAでも最初に似た企画で屋台村コーナーがあった。しかし入ったお店は、県民も知らないZ級のお店ばかり。相当ショボかった。とにかく、やっつけ仕事でカタチを整えた感じだった。しかし真面目に時間と労力をかけたら、県民でも楽しめると思う。ソースカツ丼、秋吉のやきとり、星山のホルモン、越前そば…などなどのB級グルメから、越前がに、若狭フグ、若狭グジ、若狭牛などなどの高級グルメ。日本酒は黒龍から一本義などなど。楽しくないか?
福井は戦国時代や幕末に重要な関わりを持つ。空襲と震災で失った遺構が多いが、整備や復元で歴史の再考を促せば、文化的にも観光的にも重要な資産になると思う。
とにかく後3年を切った。シッカリ面白い活気ある内容の駅前にして欲しい。材料は少なくないだろう。
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