早くレンズが欲しい‼️
最近、話題のカメラやレンズが続々発売されている。しかし供給不足で、初日に予約しても手に入らないケースが続出。斯く言う自分も、RF16㎜F2.8STMを2ヶ月近く待っている。恐らく今年中には手に入らない様子。
とにかくNIKON、Canon、SONYあたりは、供給不足の商品が山ほどある。
何故?
半導体不足が原因だ。これはカメラに限らず家電や車にも及ぶ。トヨタはバックオーダーが有りながら、減産に追い込まれる始末。異常だ。
コロナ禍などで一時的な事かと思っていたが、如何もそうではないようだ。
今半導体のトップメーカーは台湾のTSMC。技術力も生産能力も突出している。
方や日本製の半導体は?最先端の製品は全く作れない。これはAIなどに使われる部品の事。その次に高度なパソコンやスマホ用製品も、全く作れないのだ。家電や車に使われる旧世代の製品に至って、やっと少しシェアを保つ状況なのだ。恥ずかしながら、今更ながら知った事実。
軍事産業から日常製品まで、幅広く使われている半導体。これが他国に大きく依存している日本。生産国の事情が、日本経済に大きな打撃を与える事態。驚きだ。しかも半導体の開発生産コントロールが儘ならない為、今後のあらゆる技術開発に大きな暗雲をもたらす。付け加えると、軍事面でも大きな不安となる。
今、日本は先進国で豊かさもそこそこ。しかし今の生活に安住出来るのか?コロナ対策で目一杯で大丈夫か?
今の国民生活は大事なのだが、未来の若者や子供達の生活はより重要だ。
台湾は50年近くかけて、強固な半導体産業を育てた。未来を見据えて。
当初はアメリカからも笑われるほど、散々な体制で始めた。多くの辛酸を舐めたであろう。しかし未来と世界情勢を俯瞰して、半導体産業に力を注いだ台湾。感服した。
今日本の政治家にそこまで見据えた人が、どれ程いるのか疑問だ。
「二番目で駄目なんですか?」と言って日本のスパコンをドン底に落とし込んだ人もいたけど、技術競争の厳しさ、国力との連動性の重要さを理解してもらいたい。
スパコンは世界最先端技術や開発に使われるものだ。二番目では意味がない。国力に直結する。国力は我々国民の生活に直結する。そこの理解が乏しい。何も雲の上の話ではない。
と、まあ、レンズ早く欲しい!の話がとんだ方向へ。