PDF承認ワークフローアプリ〜Power Appsで電子データ保存申請〜
Power AppsとPower Automateで承認ワークフローをアプリを作りました。PDFビューアーで添付ファイルの中身を確認しながら、電子データ保存申請や承認ができるアプリです(PC用)。
請求書、領収書、契約書、納品書、見積書などの電子データを保存申請する承認ワークフローとしてお使いください。
上記のアプリと何が違うの?と思われた方。
2.紹介動画にYouTubeがあります。
目次です。
5から有料になります。
1.システム構成と全体のイメージ
申請、承認、申請一覧検索をアプリで行い。申請者、承認者のメールボックスから承認要求メールを送信するアプリです。
※ステータスの更新をPower Automateで行っています。
2.紹介動画
3.リストの作成
アプリは、Power Appsからエクスポートした「エクスポートパッケージ」のサイトのURL、リストIDを置き換えてあげればインポートできます。
ただし、正確にリストを作成していただく必要があります。
下記表を見ながらリストを作成すると間違うことがあるので、ExcelファイルとJSONファイルを用意しました。
※SharePointサイトの編集権限があればリストを作成することができます。
リストを作成する時は、内部名をつけてから表示名に変更してください。
そのまま英語の表示名もありますが、日本語に変更しないようにしてください。アプリをインポートした時にエラーになります。
Graph Explorerを使える方は、JSONファイルでリストを作成してください。
SharePointリストを使ったことがないという人も大丈夫です。SharePointリストの初級編の電子書籍もあります。ご一読いただけるとありがたいです。
▼ApplicationApprovalRouteのリストは、申請タイプごとに承認者を設定して下さい。
▼ApplicationListのリストは、管理者が確認しやすいように非表示の列、添付ファイル、登録日時、登録者を表示させておきましょう。
4.特徴
▼Power Appsで承認要求に応答できる
Power Automateの承認アクションでは、TeamsもしくはOutlookで承認要求に応答しますが、Outlookのメール本文にあるリンクをクリックし、アプリを開いて承認要求に応答します。フローを使わないことで、承認者が多い多段階承認でも対応可能になりました。
▼アプリ内でファイルを確認して、承認要求に応答できる
アプリに申請内容と添付ファイル(PDF)並べて見ることができ、承認要求に応答することで作業を効率化できるようになりました。添付ファイルをダウンロードや別タブで開かないで確認できます。
▼差戻、再申請、取下ができる
Power Automateでは1つ前の承認者に戻す、申請者に戻すというのが難しかったのですが、申請者に戻ったら再申請できますし、承認者が編集して承認というのもできるようにしました。また、最終承認、拒否、取下のステータスが無ければ、申請者は取下することも可能です。
印鑑の画像でステータスが一目瞭然なのも特徴の1つです。
▼FAQ(仕様について)
Q1.添付ファイルのファイルサイズ、ファイル数は?
A1.初期値のままなので6MBの10ファイルにしてあります。Power Automateの承認アクションでメールに添付する場合は制限ありましたが、アップロードできれば重いファイルでも大丈夫です。
Q2.差戻とは?
A2.1つ前の承認者に戻すことができます(第一承認者が差戻すると、申請者に戻る)。なので、タイトルと申請内容は、承認者も変更できるようになっています(リストの編集権限は必要)。申請者まで戻ったら、再申請できます。
※ロジックを変更すれば、申請者に直接戻すようにもできます。
Q3.取下とは?
A3.取下の条件は、最終承認、拒否が無ければ申請を取下できます。
5.インポート手順
インポートの手順は、ダウンロードしたzipファイルを解凍して、「PDF承認ワークフローアプリ」のフォルダーのjsonファイルのサイトのアドレス、リストIDを書き換えてzipファイルにします。
ApplicationListとApplicationApprovalRouteのリストを作成していない人は、3.リスト作成のExcelファイルをダウンロードして、表示名と内部名、列の種類を間違えないように作成してください。
手順では、コードエディタを使っています。
Visual Studio Codeをダウンロードしてください。
下記zipファイルをダウンロードしてください。解凍してください。
面倒くさい方は、有料ですがこちらが作業します。
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