こころ その日 暮らし
小生はシステムエンジニアとして働いた。介護の資格を取って介護施設でも働いた。短いけど(それぞれ一年くらい)。
でもって介護業界の給料が安いのは致し方無いなと思っていた。
何億円のコンピュータ端末の前で緊張して座っている仕事と生活援助の延長線上である介護。介護は「命を預かる」と職員は力説するのだけど、やっぱり比較すると緊張感が違う。
独り暮らしになってそもそもこの二つを同じ物差しで測る事自体がおかしいのではないかなと今思っている。生活をするっていうのも大変だ。生活が「仕事」になるとその上に「ミスなく」が付くし報告書や記録・履歴も出さなければならない。
小生は現在「生活」は仕事ではないから記録や履歴や報告書を作成する必要は無い(相続があるかもなので領収書は取ってある)のだけど、食事にしろ風呂にしろ洗濯にしろ様々にそれぞれ頭を悩ませているのが現状だ。
誰にも何も文句を言われないってのは幸いだ。
誰が主婦の時給なんか計算したのだろうか?おカネでは測れないよこれ。
今日明日、何を食べようか。何が在庫であったかな。食材の賞味期限はまだもつかな?調味料切れそうだったっけ。干した洗濯物、取り込むのは面倒臭いなぁ。あ、風呂落とさなきゃ。雑草生えて来たな~。トイレ掃除。
兎に角次から次へとやらなければならない事が頭に浮かんで来るし、すべき事の優先順位がコロコロ変わる。なるほど女性の心は秋の空に譬えられたりするけども、もしかしてこういう事が日常茶飯事だって事かな。
現在は施設へ入った家族の様々な後片付けとほぼ毎日面会へ施設へ行く。実質家を回していたのは入所した家族だったので全部一気にやらねばならなくなった。
話が飛ぶけど今海の向こうではイスラエルとハマスが戦争をやっている。小生だったらどちらの味方をするだろうかと考えると「明日の約束は神の思召すままに」のハマスの味方をするかもしれない。軍隊を規範としている組織というやつがそもそも嫌いだし。
閑話休題。つまり女性は家事という意味でする事やる事の優先順位が「神の思召すまま」というわけだ。予定が立てられない。立てにくい。
小生も こころ その日暮らしな毎日であるという生存報告でした。
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