スピリチュアルな体験−2ー
前回につづき、スピリチュアルな体験をいくつか思い出したので書きます。
⑤思考を見はる者
もう消してしまったけど、以前ここの記事に書いたことがある。
一昨年くらいだったか、やはりどうしてもネガティブに深刻に考えてしまい、頭の中では常に思考がグルグルしていた頃。
そのころ、「ワクワクに従え」「波動を上げろ」的な自己啓発本や動画がやたら多かったので、ネガティブに考えないように波動を下げないようにって、無理やりにでもワクワクすることを考えるようにしていた。
それがいけなかったのか、ある日脳内で思考が暴走した。
その時のイメージでは、脳内でいろんな意見のデモ隊が一度に集まってきて大騒ぎした挙句、衝突していたような感じ。しかも、そこに仲裁の警官隊だの機動隊だの軍隊だのも入って、そりゃあもうてんやわんやな状態。脳が壊れるかと思った。
否定的な感情も肯定的な感情も、客観的な思考も主観的な思考も、真面目すぎる気質も、能天気な思考も、深刻さも、馬鹿馬鹿しさも、可笑しさも、すべてが同居してしまって、どれが今の自分の思考かわからない。
そのときに、このてんやわんやのすったもんだの中で、冷静に見はる者がいるのを発見した。者というか意識というか。
その者と、思考でなのかインスピレーションなのかわからないけど、会話のような感じでメッセージのようなことを伝えられた。(というか知ったというか)
それは「左側が詰まっていて、エネルギーが流れていない。この場合のエネルギーは循環ではなく常に流れているものである。エネルギーの流れを良くするために、常にそれが流れていることを意識すること」という感じのことだった。
それともう一つ、これはインスピレーション的にだったけれど「本当の自分は思考の向こうにいる。名前も過去も経歴もその体も、すべて概念であって言葉で構成された後付けのもの。それを超えた「すき間」に自分はいる」みたいなことだった。
この時は何のことかわからず、またハイヤーセルフとか守護霊とか高次元存在だとかなのかなあ、と思っていて、そういう内容ばかり検索していた。わかったようなわからないような。
その後、非二元のメッセージに辿り着いたときに「ああ、そうか!そういうことか!」とすべて合点がいった。
左側っていうのは左脳側、思考側のことを言っていたのだろうと思う。この頃の私の場合、頭が硬すぎて、無とか空とかよりも右脳や左脳と言われた方がたしかに入りやすかったから。
⑥エンジェルナンバーの連打
引き寄せとのこととか、魂のブループリントとか、自由意志はないとかあるとか、そんなことを考えていたころ。ある日、ふつうに買い物のために家を出て、ほんの10分足らずの間にエンジェルナンバーを四回連続で見た。
そもそも、車通りの少ない地域で10分以内に見かける車なんて、簡単に数えられる程度の数。
初めはたしか「1111」だったと思う。不意に顔を上げたら1111ナンバーの車が通りすぎたので、心の中でラッキー♪と唱えた。その直後、今度は「555」の車が。おお、今日はラッキーナンバーが続くなあ。と思い、数十歩歩いたら今度は「8888」。これは、偶然というにはあまりにも確率が高すぎる。
「あれ?」と思った。私は計算されてここを歩いているのだろうか?と思い、1件だけ買い物をしてすぐ店を出た瞬間に今度はまた「7777」が通りすぎた。
その数自体に意味があるかはよくわからない。でも、その時に思ったことがある。
「こういう偶然は、自分だけに起こっているわけではなくて、車の所有者たちがそれぞれに用事があって、この道を通って行ったことによって、たまたま私がナンバーを確認しただけ。
何か少しでもタイミングがずれていたら、この偶然は起こらない。例えば、私が足元の枯れ葉が気になって下を向いていたり、車に乗っている人たちが何かの事情で数十秒、発車するのを遅らせたり、道を変えたりしたら、もう起こり得ない偶然だ。
ということは、すべて予め計算されてここにあるのかも知れない。今飛んで行ったスズメも、道端に落ちている枯れ葉も、店頭に売っているマスクとかもすべて何か誰かに必要でここにあるということか」
もちろん自分だけに関する影響ではないはず。現象としてあらゆるものにお互いに影響しているかも知れない。仏教で言うところの「縁起」という言葉を思い出していた。
⑦思考がとまった日
昨年の夏ごろだったか、非二元のメッセージにであって、どういうことだ?と思いつつ、ネット検索や動画や読書が止まらない日々が続いていた。このメッセージに出会ったときから、気になって気になって仕方がない。
それまで、どうやらこの世界には目に見えない力やエネルギーがあるらしい、とスピリチュアルな記事や本や動画を見ていたけれど、どこか言葉を変えた自己啓発のような感じで、ピンとこないものも多かった。
(そもそもネガティブが手放せず、苦しいから辿り着いたスピリチュアルなのに、ネガティブを手放しましょうって言われても無理なわけで)
⑤の思考を見はる者?に遭遇してから、思考やエゴについて仕組みを知りたかったのもある。非二元のメッセンジャーは、そこを突いてくるのでありがたかった。
彼らの発信を見始めて二、三日経ったころ。誰の話を聞いた後だったか忘れたけれど、ある朝目覚めたら思考がとまっていた。
思考がとまったと言っても、とまった思考を確認している思考があるからエゴが外れたわけではない。いつものグルグルしているネガティブな思考がないのだ。直感的に、これは数日しか持たないかも!と思い、いろいろアグレッシブに動いたりした。久しぶりに気分が晴れた感じだった。昨夜見た動画の誰だったかはわからないけど、やはりエネルギーというか周波数はある、と確信した。
案の定、その状態は1日半程度しか続かず、またネガティブな自我が戻ってきたけれど「思考は消えることがある」という確信が残った。
同じころ、就寝前に動画を見ながら、うとうとしていた時。
目を閉じてうとうとしているんだから視界は暗いのに、突然、まるで電気のスイッチが切れたように一瞬、思考がブラックアウトした。ほんの一瞬だったけど、瞬間的にバン!と落ちたのだ。何もなくて真っ暗、としか言いようがない。
「え!」一瞬だけだったがあまりの衝撃に、せっかく眠りかけていた思考が驚いて飛び起きた。
「今のは何だったんだろう???」
正直なところ、静寂とかそういうのを感じとるにはあまりにも短すぎて、いまだによくわからない。でも、本当に何もなく真っ暗としか言いようのない状態だった。
⑧タロットカードの同じ結果
私はタロットカードをひと組持っているんだけど、昔何となく買った記憶があって、ずっと本棚にしまい込んでいた。一昨年、何となく気が向いたので解説本を広げて占いをやってみた。
78枚のすべてを使って、7枚のカードを並べるタイプの占い。
過去世からの魂の問題と解決するための占いで、過去世からひっぱっている問題で自分の外側に見えてくるキーワード、それと内面に見えてくるキーワド、最後に結果としてその対処方法のキーワードを開く。
タロットカードを並べて開くたびに、解説本と睨めっこしているような状態。
その日、2回ほどやってみたのだけど、出たカードとその位置が2回とも同じでびっくりした。
「結果」のカードは「力」ライオンを手懐けている女性のカードだった。恐れを克服し、手放すというキーワード。しかも現世から影響する未来へのカードが「愚者」つまりゼロ。スタートより前の無垢な状態。
2回とも「恐れ」を手放すことで「ゼロ」を手に入れられるということだろうか?どういう方法かわからないけど、とにかく「恐れ」を克服することに集中しよう、と思った。
78枚のカードを引いて、2回も同じ結果だったのでもはや奇跡の確率だな、と思ってやけに納得できたので、それ以来タロットカードの占いはやってないけど。
・・・
これらは比較的最近だけど、もう少し遡ると本当に不思議なことがまだある。そのうちまた思い出したら書くかも。
何となくだけど、スピリチュアルな何かに遭遇する時って「遭遇する状態」があるように思う。
なんていうのか、楽しいことだったとしても、悩んで苦しかったとしても、その時期にそのことに一生懸命になっている時、な気がする。しかも、不意にくる。
これも周波数とか波動なのだろうか。
◆イラストは同じく昭和少女漫画ふう。別にスピリチュアルな記事の時にこの手のイラストを描きたいわけではないのだけども。まだ練習中なものでして(笑)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?