【考察】夢の深度
[特技はレム睡眠]
私は朝、目覚めると夢の内容を覚えていることが多く、以前から夢日記に記録しています。
この2年くらいから、夢の深度が深まって来たので、自己探求しています。
記録と考察交えて夢の記事を書いています。
今回は、これまでさんざん記録してきた夢見について、私なりの考察です。
夢はレム睡眠時に見る
夢はレム睡眠のときに見るという話はよく知られています。
だいたい90分から120分ごとに、睡眠の深さのレベルがあるそうです。
一度の睡眠中にそのサイクルを繰り返すそうです。
そして、夢を見ているのは比較的眠りの浅いレム睡眠時といわれています。
夢を見ているのは眼球が動くから、という研究結果かららしいのですが、
私はうとうとしている変性意識状態に、
眠りの深い層から顕在意識に戻ってくる際に眼球が動くのではないかと思っています。
なぜかと言うと、夢は目で見ているわけではないから。
(もっというと脳そのもので見ているわけでもないと思います)
夢を見ているのは『意識』のほうだと考えています。
そして
深い睡眠のときも、夢を見ていると思います。
睡眠から目覚めて、顕在化する際に知識で再現できたものだけが「夢」として認識しているのだと思っています。だって、思考の知らないことは再現できないですから。
同じく常識的にありえない夢を見た場合も、思考で受け付けられず、
記憶から削除されてしまいます。
思考はあくまで、自分がこれまで知っている常識的な知識、情報、観念、信念からでしか解釈しようとしません。
左脳優位になっているため、自分にとって非常識なエピソードや映像は、左脳に不都合なため翻訳できないのです。
なので、実際は意識は深い層まで夢を見ていますが、広大な非言語エリアでみた情報はほぼ記憶の再現ができないようです。
左脳で翻訳できるものしか夢として認識できません。
ただ、意識の深い層では潜在意識的な記憶として残るとは思います。
(あくまで私個人の感覚ですが)
睡眠中はデルタ波
脳波を測定すると、睡眠時、覚醒時で周波数が異なります。
下の図でいうと、左側がリラックスしている状態。
ゆったりくつろいでいるリラックス状態をアルファ波(8〜13Hz)、
入眠時、覚醒前のうとうとしている変性意識状態をシータ波(4〜7Hz)、
そして、
すやすや眠っている状態の睡眠時をデルタ波(1〜3Hz)と言うそうです。
ちなみに、地球の平常時の周波数は7.83Hzだといいますので、
だいたい変性意識からリラックス時の中間あたり。
地球に共振する周波数は、美しい自然の中でふわあ〜っと
くつろいでいる時の感覚の時かな、と個人的には思います。
(縁側で日向ぼっこしてる猫は完全に共振してますね)
そして、いわゆるゾーンと言われるのが、12〜15Hzあたりの周波数領域のことだそうです。今回は睡眠についての周波数なので、これ以降の脳波の説明は省きますね。
話しを戻すと、1〜3Hzの1くらいだと、もう瞑想状態だそうです。
つまり、リラックスして心が静まってくると、
アルファ波
シータ波
デルタ波
となってゆき、だんだんと意識は潜在意識に潜ってゆきます。
ご存知のとおり、顕在意識より、潜在意識領域のほうが圧倒的に大きくなります。
深く眠ることで、その領域に入っていくわけです。
直感やクリエイティブなインスピレーションはこの領域からきます。
宇宙の叡智、アカシックレコードもこの領域です。
よく、夢からインスピレーションを受けてクリエイトされたという、
楽曲やアートや発明やアイデアが多いのもここにアクセスするからです。
ぼーっとしている時や、うとうとしている時、瞑想中、あるいは入眠時の夢などです。
知ってることしか思考できない範囲のせまい顕在意識(左脳優位)から、
ひろびろとした潜在意識(右脳優位)になるためです。
瞑想は起きていながら、眠っている時のような周波数になることなんですね。
左脳のノイズがない、シーンとした状態。
睡眠時もシーンとした状態になっています。
しかし、意識は潜在意識のほうにあり、アカシックレコードのほうに移動しています。
もともと、私たちの本体は意識のほうですから、そこに戻っていくわけです。
なので、睡眠中のことを意識のエネルギーチャージとも、魂の里帰りともいうわけです。
夢の深度
やっと本題です。
夢の深度について、自分なりに考察してみました。
ちょっとスピリチュアルな表現になりますが、
人間の体はいくつかの層によって成り立っているといいます。
肉体
エーテル体
アストラル体
霊体
夢の深度も、ここに当てはめていくと、その階層によって夢の質が変わってくるようです。
結論から言えば、
睡眠が深くなるほど、潜在意識に入り、
潜在意識に深く入るほど、アカシックレコード入っていくようなイメージです。
その、アカシックレコード、宇宙の叡智、あらゆる情報の保管庫が、大きな意識があらゆるものを具現化できるエリア、色即是空の「色」であり、あの世であり、この世です。
この世は宇宙の無限の情報の中にあるわけですから。
そして、それらは「空」の中に存在します。
ですが、ここでは夢についての考察ですので、「色」の領域です。
夢は「色」側、ストーリーの延長です。
なのでスピリチュアルな表現を使うとわかりやすくなるのです。
①「物質界」
肉体+エーテル体(生命エネルギーを供給する体)
【現実】
我々が認識できる次元、ここ。この体。
肉体が生きてるうちはここで、ものごとを認識したり思考的に生活したりします。
言語思考、言語理解、意味、定義、解釈、概念、観念なども肉体側に依存します。
②「アストラル界」の夢
アストラル体(想念・思念)
【日常のタスク、過去の記憶、トラウマのような想念、心底の希望や不安】
肉体とエーテル体をカバーするようにアストラル体があります。
アストラル界は想念や強い思いの世界です。
未消化の重い感情、波動、周波数がここに停滞しやすくなります。
物質界レベルの個人意識が強い領域です。
▶︎ここで見る夢は、物質界の個人レベルの夢が多くなります。
個人の記憶、思い出、心配ごと、不安、トラウマなどです。
仕事のことや家族の問題など、日常的に気になっていること、
日常の思考にリンクした夢も多くなります。
心底に思っている不安、あるいは希望などがここに現れることがあります。
不安な夢については、さほど囚われる必要はないと思います。
▶︎未消化感情もここで現れることがあります。
過去に表現しきれなかったモヤモヤする感情、ストレスなどです。
想念として残さないためには、あえてその感情に注目して感じきると、
だんだんと薄くなっていくようです。
唐突に過去の懐かしい思い出につながることもあります。
▶︎また、想念界とも呼ばれるこの領域では、他の想念体(アストラル体)と出会うこともあります。
身に覚えのない悪夢を見た場合、ここでたまたま重い想念記憶を拾ったためかも知れません。
私はあまりありませんが、自分の記憶でないならただ、
怖い夢見たなーくらいで気に留めなくていいと思います。
アストラル体はただの記憶ですから。
▶︎個人的には、前世的な夢も、この領域にある想念記憶に触れてアクセスしたただろうな
と思っています。
想念体といっても、基本的にはただの感情記憶です。
つまりストーリーなんですけど、よほど強烈な印象の感情記憶だと消化しきれずに
それだけが残るらしいんです。(記憶データだけ)
その感情記憶を拾って、同じ感覚を夢で体験しているようです。
▶︎それと、この層の夢は起きた時、顕在意識(左脳側)で言語再現できるような内容が多いように感じます。
ほとんどの人は、普段はこのあたりまでの夢の記憶までしか思い出せないようです。
③「霊界」の夢
霊体
【不思議な夢、ありえない世界観、未知のもの、宇宙、あの世、なんでもあり】
霊体は物質界での思考や想念や感情をのぞいた個人の意識です。
わけ御霊とか、魂とか、霊体とか、自我意識とか、いろいろな呼び方があります。
肉体があった時に思いこんでいた様々な思考や感情が外れますので、
個人の意識といっても空っぽです。
宇宙の叡智とほぼ同化しているので、これをハイヤーセルフともいうかも知れません。
宇宙全体を大きな意識体としたなら、霊体は小さな意識体です。
個人意識がローカル意識なら宇宙全体がグローバル意識とか、そんな感じです。
▶︎ここで見る夢は、個の霊体の集まる集合意識的です。
ローカル意識がうろうろしてますので、知らない人や高次的な存在や、
見たことないような人やものや動物や場所が出てくることがあります。
宇宙人の夢を見たりするのはこのあたりまで深層だと思います。
あの世的な世界観です。
この層は簡単には推測しきれな意ほどとても深く、
かなりの奥行きがあるように感じます。
いったいどれだけの深さがあり、可能性や表現があるのだろうというくらい、
無限なエリアが広がっているように思います。
ひとことでいうなら、多分、なんでもあり。
▶︎自分ではない他の霊体ともアクセスしてます。
霊体といってもエネルギー体のようなものですから、なんでも見たいように見えてきます。
亡くなった懐かしい人に会えることもあると思います。
※しかし、自分がその人への愛着や想念が強いとき、
浅いアストラル界の夢層に、自分で作りだしたビジョンとして現れてもくるようです。
▶︎ファンタジーな夢や、ふだん考えつかないような世界観や、
常識をまったく外れたエピソードなど、自由な世界観です。
ここでうまく明晰夢になれれば、かなり楽しい夢を見れると思います。
可能性は無限大。
▶︎アカシックレコードにより近くなっているので、創造可能であれば、おそらくなんでも起こりえます。
体外離脱などは、変性意識状態で、このエリアで体験しているのではないかと思います。
▶︎思いついたものが、すぐに現れやすくなります。
ぱっと画面が切り替わったりします。
▶︎また、これは私の感覚ですが、物質界と同じように五感の再現もリアルに感じます。
(現実と変わらないくらい、リアルだなあと感じることがあります)
▶︎夢の深度が深まれば深まるほど、この領域はさらに広がっていくように感じます。
そして、良くも悪くも、起きた時夢の記憶として認識できるのはこのエリアまでです。
④「神界」
ワンネス・無・空・光・真我・宇宙・意識体・神・大いなる存在…
【夢としてみるのは不可能領域】
ワンネスの領域ともいうようです。
ここのエリアの夢は通常見れません。
▶︎ここの領域は非言語エリアです。
何もない、ただひとつの「在る」があるだけ。
深い瞑想や、ふいに緩んだときの一瞥体験などで入ることもあるようです。
▶︎臨死体験は変性意識状態から、自我思考を保ったまま、一気にすべての層を通過し、ストーリーの限界(色の世界の最果て)まで行って生還したのではないかと思います。
だから、宇宙の仕組みを知って戻ってきた人が多いのだと思います。
たまたま戻ってこれたので、伝えることができたのだと思います。
(普通はそのまま死んじゃいますから、伝えられません。)
肉体も宇宙意識の中の再現なので、意識のあり方が物質次元に影響することを
体感で知るようです。
▶︎残念ながら、普通の夢見では記憶できないと思います。
(左脳の翻訳がついていけないから)
簡単にいえば、何もないエリアなので夢に見ようがないのです。
夢は起きて「夢だった」と認識できてこそ夢です。
何もないものは見れないので再現できません…。
残念だなあ、毎日「空」を体感しているというのに。
余談・スピリチュアルと悟り・非二元の違い
余談です。
私も探求中(今まですが)のとき、スピリチュアルと非二元がごちゃごちゃに聞こえてきました。
スピリチュアルは、人により体験が違うので、みんなまちまちなことを言いますが、
非二元はブレがないですね、みんな同じフレーズを使います。
私の理解では、
スピリチュアルは「色」の世界「ある」の世界、ストーリーです。
認識できる意識の中です。目に見えないけれどあるものを語っています。
アカシックレコードのなかだから何でも起こりえます。
一方で悟りや非二元は「空」の世界で「ある」も「ない」もない。
存在の本質それのみ。
完全にストーリーの外側で非言語ですので語れません。
「これを語り始めるとストーリーになる」と多くのスピーカーがいうのはそのためです。
なので「空」のなかに現れたものは「色」であり、「色」とは「空」が見ているあるいは「色」に見せている夢・幻です。
つまりは、夢も現実も同質なものなんです。
中間にいるつもりの私たちが、
こっち側がこの世で、あっち側があの世だと分けているだけで、
ほんとはあっちもこっちもないんです。
だって、そもそも宇宙の意識しかないんだら。
あなたのいる、その場所はすでに宇宙で、あなたも宇宙に作られたものです。同質です。
あるように見えてる世界ってわけです。
そして、その物質界のあなたが夜夢をみて、意識の各層を垣間見て、最終的に全ての層を抜けると、もとのただの「意識」だけにもどり、その「意識」になったあなたが物質界にいるあなたというキャラの夢をみる。
そして、その物質界のあなたが夜夢を見て…(エンドレス)
身も蓋もなくなりそうなので、ここらへんでぼちぼちやめておきます。
今回は夢に深度があるようです、というお話でした。