”自分らしい人生”との出会いを『Krania Bellydance Studio』
こんにちは!note更新担当のたぬ子です。
昨年度から始まった『EHIME DANCE FESTIVAL』(以下、ダンスフェス)、今年度の開催が決定しました!!
現在、参加団体を絶賛募集中です!(詳しくはこちらから)
ということで、昨年度の参加団体に取材してきました!
5団体目は、松山市で小学生~大人向けのベリーダンスレッスンを開催されている Krania Bellydance Studio さんです!
昨年度、美しいトライバルフュージョンを披露してくださいました、スタジオ主宰のKraniaさんにお話を伺いました!
やっと出会えた、人生のパートナー
―どんなきっかけで、ベリーダンスに出会われたんですか。
女性って結婚して子どもを産むと、生活が子育てだけになる時期がどうしてもあると思うんですよね。
私にもそういう時期があって、その時に「子どもたちの母という役割だけで、一生を終えるの?」って思ったんです。
もちろん、子どもは可愛いくて大事なんですけど、それと自分自身の人生を歩むことは別で。子どもは子ども、自分の人生は人生なんですよね。
それで、「自分の人生を豊かにするための何かが欲しい!」って思うようになっていた時に、カルチャースクールのチラシでベリーダンスの講座を見つけたんです。
それまでは、ベリーダンスってどこかで聞いたかな、チラッと何かで見たかなぐらいの認識だったんですけど、「ベリーダンスかあ。体験やってるし、ちょっと行ってみようかなあ」って行ってみたら、1回の体験で心を鷲掴みにされちゃいました(笑)
―1回で心を鷲掴みって、めっちゃ素敵な出会いですね。
早くベリーダンスの世界に入りたくて、体験の帰りにその足でスクールの皆さんが着てるようなレッスン着や、ヒップスカーフとかを買いに行ったんですよ(笑)
やりたいスタイルを見つける
―昨年のダンスフェスに参加されてみて、いかがでしたか。
県文みたいな大きなホールでのイベントって、大きな教室じゃないとなかなか主催できないので、私たちみたいな小さな教室にとってはとてもいい経験でした。
しかも複数の団体が出演しているので、出演者もお客さんもいろんなジャンルのパフォーマンスを1度に見ることできて、素晴らしいイベントだと思います。
―Kraniaさんの踊りが、想像していたベリーダンスと違って驚きました。
ベリーダンスって、いろんなスタイルがあるんですよ。
一般の方がベリーダンスって聞いてイメージする、伝統的で華やかなスタイルをオリエンタルスタイルと呼ぶんですけど、ダンスフェスで私が踊った演目はトライバルフュージョンという、比較的新しい別のスタイルなんです。雰囲気が全然違いますよね。
―Krania Bellydance Studioさんに通うと、いろんなスタイルを教わることができるんですか。
そうですね。
今はオリエンタルスタイルを中心に教えていますが、私自身が日本やアジア、欧米などのアラブ圏以外の音楽とベリーダンスの要素を融合させたフュージョン作品を踊るのが好きなので、自身で作った作品も教えています。
生徒さんが様々なスタイルのダンスを見たり、レッスンで習って踊るうちに、自分の好きなスタイルを見つけていってくれたらいいなと思っています!
地道な体づくりとトレーニング
―ベリーダンス独特の動きとは、どのような動きなんでしょうか。
まず胸なら胸、首なら首、肩なら肩って体の各パーツを個別に、独立して動かすことをアイソレーションと言うんですが、その中でもお腹や腰周りの動かし方が特徴的ですね。
ベリーダンスの伝統的なオリエンタルスタイルでは、各パーツを個別に動かしつつ女性らしい丸み・柔らかさを前面に押し出して優雅に、時にダイナミックに踊ります。
―各パーツを個別に動かすためには、どんなトレーニングをされているんですか。
まず、ストレッチですね。ストレッチをすることで、関節や筋肉を柔らかく・伸びやすくして、各パーツの可動域を広げるようにします。
最初からパーツの動かし方だけ教えても、可動域を広げないと動かすことのできる領域が足りなくて、うまく動かせないんですよ。
そのため、体づくりと動かし方のコツを一緒に教えていくことが大事です。
―大人になっても、可動域って広がるんですね。
広がりますよ。
もちろん、お子さんに比べたら時間はかかりますけど、ちゃんとやったらいくつになっても変わります。変わらないことはないです。
私も、元々めちゃくちゃ体が固くて、地道に地道に柔らかくしてきたんですよ。まだまだ、道半ばですが(笑)
役割ではない、本当の自分を見つける場所
―Krania Bellydance Studioさんを一言で表すと、どんなスタジオですか。
”自分を見つける場所”かな。
例えば、私がベリーダンスに出会って人生が変わったように、ベリーダンスに出会えて生きがいが持てた。女性として、自信を持てるようになった。人に「キレイになったね。」と言われるようになった。などと、おっしゃる方が多いんです。
家庭での役割や会社での役割、社会での役割っていろんなことを考えて生活する中で、「今、自分らしく生きれているのか」って不安がある方は、うちのスタジオで自分らしさを見つけにきてほしいですね。
自分を開放できる、そういう場所であれたらいいなあって思っています。
日本人って真面目で、こうじゃないといけないとか固定概念に囚われやすいし、年齢が…とか、お母さんだから…とか、自分の可能性を閉じ込めちゃう人が多いので、うちのスタジオではそういうのをとっぱらって、あなた自身になってくださいって伝えています。
どうしても続けたくて、切り開いた道
―どのようなきっかけで、スタジオを始められたんですか。
元々は兵庫県にいたんですけど、ベリーダンスを習い始めて1年経たないぐらいで愛媛県に来たんです。
もちろん、こっちに来てもダンスを続けたくて教室を探したんですけど、その当時は教室がほとんどないし、あっても夕方以降のレッスンしかなくて…。
夕方以降って、ちっちゃい子どものいる当時の私にとっては、出かけられない時間なんですよね。
せっかくベリーダンスに出会って自分の人生を歩み始めた時に、友達もいない土地に来て、自分のやりたいこともできなくて、その時はほんとに絶望でした…。
それでもベリーダンスを辞めたくなくて、どうにかして続ける方法を必死で探していたら、お楽しみレッスンのような形でベリーダンスをしているヨガスタジオを見つけたんですよ。
それで、「やっと、ベリーダンスをしている人たちの中に入れる!」と通っているうちに、「ベリーダンス経験者だし、うちで講師をしてみない?」って声をかけてもらったんです。
ベリーダンス人口の多い都会だったら、とてもじゃないけど当時のレベルで講師なんてできなかったんですけど、こっちだとやってる人が少なかったから、たまたま機会をもらえたという感じです。
その後、もっとベリーダンスを知ってもらいたい!人口を増やしたい!という想いから、習い始めて2年目ぐらいでカルチャースクールでの講座を開講しました。
今は、自宅を建てる時に思い切って併設したスタジオでレッスンしています!
―ベリーダンスへの愛と熱意がすごいですね!
自分がベリーダンスを続けたくて仲間が欲しくて、できることを片っ端からやろうって続けてきたことが今に繋がってますね。
ベリーダンスができないってことは、私にとって自分を見失うってこと。また一人ぼっちの暗闇に戻る、それだけは絶対に嫌だったんです。
ご縁が繋ぐイベント出演
―普段は、どのような活動をされているんですか。
コロナの影響で2年連続中止になっちゃったんですけど、道後公園の観月祭や、北条の鹿島まつりに毎年参加させていただいています。
スタジオを始めるよりも前、インストラクターになってすぐからの恒例イベントですね。
最近だと、松山市の飲食店と愛媛県で活躍するアーティストたちがコラボして、街を盛り上げようっていうライブイベント、Quest for Art Festivalというプロジェクトに参加しました。
ありがたいことに、愛媛県内のいろんなイベントに声をかけていただきますね。
「ベリーダンス興味あるんですけど、お腹が…」と言ったたぬ子に、「やらへんかったら、そのまんまやで。やるから変わるねん(笑)」と、力強い関西弁で答えてくださったのが、とても印象的でした(笑)
Krania Bellydance Studioさんでは、小学校1年生から始められるキッズクラスやベリーダンスの動きを取り入れたエクササイズクラスなど、様々なクラスがあります!詳しくはHPからどうぞ!
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