コロッケ:ものまねエンターテインメントの先駆者【インタビュー】
こんにちは!note更新担当のたぬ子です。
このたび愛媛県県民文化会館で40周年記念コンサートをされた、コロッケさんにインタビューをさせていただくことができました!!
子どもの頃から、ずーっとテレビで観ている方を目の前にすると、めちゃくちゃ緊張しますね。
ど緊張のあまりインタビュー冒頭の数分、録音を忘れてしまいました…(泣)
エンターテインメントの着地点
―コロッケさんにとってエンターテインメントとは、どのような存在ですか。
エンターテインメントっていうのは、人によって違うと思うんですけど、僕は公演を観に来ていただいた方が帰りがけや、家に帰った時に会話が増えることだと思っています。
家に帰って一緒に観ていない家族から「コロッケどうだった?」って聞かれれば、「あの人のものまねしてたよ!それでね…」って、家族の会話が増える。
例えば公演の1週間後だったり、1年後、5年後、10年後に「そういえば、あの時コロッケ観に行ってさ…」って話題になった時、「懐かしいね」「よく笑ってたね」って、そこでも会話が生まれる。
公演を観ることだけではなくて、”公演後、生活の中でコロッケの名前が出てきた時に皆さんの笑顔が増える”っていうのが、僕の考えるエンターテインメントの着地点ですね。
エンターテインメントでよく言われている魅せること、聴かせることっていうのは最低条件であって、僕は公演を観たことで皆さんの会話が増えたり、会話をすることで笑顔になっていただくことが、一番大事だと思っています。
観に来ていただいたあとですね…。本当のエンターテインメントは。
やっぱり『五木ロボット』
―たくさんあるレパートリーの中で、一番お得意のものまねはどなたですか。
皆さんに喜んでいただけるなあと思うのは、『五木ロボット』ですね。
子どもからお年寄りの方まで、リクエストが特に多いんですよ。
僕が「ものまねをエンターテインメントにしたい」って考え始めてから、最初に作ったのが『五木ロボット』なので、思い入れもありますね。
お客さまの「楽しい」を考えぬいたステージ
―ステージを考える時に、大切にしていることはありますか。
「お客さまに喜んでいただけるかどうか、楽しんでいただけるかどうか」ってことを、一番に考えてますね。
だから、自分が楽しみたいって作ることはないです。
「大丈夫かな?」「これでいいのかな?」「楽しんでいただいてるかな?」って、何度も検討を重ねて。
時には、お客さんのリクエストや意見をお伺いしてステージを作っています。
―試行錯誤を重ねられているんですね。
そうですね。ものまねをやり始めてから41年経つんですけど、毎公演順番や内容を色々考えています。
今回の公演は、40周年記念コンサートなのでコロッケのものまねを1人でも多く皆さんにお届けできるように、全部で約80曲披露する構成にしました。
ものまねのコツとは
―有名人の特徴を掴むコツがあれば、教えていただけますか。
「オーバー目にやる」「やってないことを、あえてやる」っていうのも、1つのやり方だと思っています。
僕は、その人がやりそうでやらないことや、言いそうで言わない架空のことやるっていうのに、重きを置いてるんですよね。
例えば福山雅治さんのものまねで、福山さんに顔も何もかも似てたら逆におもしろくないと思うんです。
だから、”ちょっと陽気な福山さん”であればどうだろうって、やってみる。福山さんが陽気かどうかは別として、もしかするとこうかもしれないって。
そうすると、お客さんの喜び方が全然違ってくるんだよね。
インタビューとっても緊張しましたが、お優しいコロッケさんのおかげで、時間いっぱい楽しくお話しさせていただきました。
しかも、最後には福山雅治さんのものまねまで!!
たぬ子の一生の思い出になりました。ありがとうございます!
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