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ファミリーコンサート『おんがくdeあそぼ13』 清水美千子

こんにちは。note更新担当のたぬ子です!

今年度で13回目を迎えるファミリーコンサート『おんがくdeあそぼ』をご存じですか?

”0才から親子で楽しめるコンサート”をコンセプトに、県内各地でポップスやクラシックなど幅広い内容のコンサートを行っています。
演奏グループは、第1グループから第4グループまであり楽器や内容はグループによって様々です。

今回は、ヴァイオリン・フルート・ソプラノ・ピアノで構成された”アンサンブルグループ”である、第1グループの清水美千子しみずみちこさんにお話を伺いました!

ー第1グループの公演日ー
【西条公演】12月2日(土)


歌は自分を映し出す”鏡”

『おんがくdeあそぼ13』四国中央公演

― 声楽を始められたきっかけを教えてください。

 声楽を始めたのは、高校に入ってからです。
 済美高等学校の音楽科にピアノで入学したんですが、私の手は1オクターブ押さえるのがギリギリなぐらい小さくて、弾く曲を選んでしまう状況だったので「プロになるには身体的なハンデがあるな」と悩んでいました。
 そんな時、声楽の先生が「あなた歌に転向しないかしら」と声をかけてくださって、元々歌うことが好きでしたし、ちょうど宝塚歌劇団にハマっていて「ステージで歌うって気持ちよさそう!私も宝塚みたいに綺麗なドレスを着て歌えるなら楽しいなあ」と、声楽へ転向しました(笑)
 そこから歌うことの楽しさを知り、今に至ります。

― 歌や音楽はどのような存在ですか。

 自分を映す”鏡”だと思います。
 悲しいと悲しい声に、嬉しいと嬉しい声に、気分が乗らないとくぐもった声に、体調が悪いと声が出なくなります。そんなふうに、声って自分の気持ちや体調がダイレクトに影響するんです。そして、その声は発した途端にお客さまに届いてしまう。
 だから、いつも朗らかで、健康で、メンタルが良い自分が鏡(=歌)に映るように気をつけています

― 具体的には、どのように気を付けているのですか。

 自分のことで手がいっぱいになっていると、余裕のない音楽になってしまうので、先生からは「日々優雅に過ごしなさい」と言われます(笑)
 なので、ホッとする時間をつくったり、いつも大きな心で物事を受け止められるよう努力していますが、せっかちなのでなかなか難しいですね。でも、そういう日々の心持ちが自分を作っていくんでしょうし、声をとおして自分の状態がお客さまに届くので、いい歌が歌えるよう自分磨きを頑張る毎日です。

歌を歌って、気分をリフレッシュ

『おんがくdeあそぼ12』今治公演

― 歌や音楽の魅力を教えてください。

 心がモヤモヤした時に、大きな声を出せば少し気持ちが晴れるじゃないですか。でも、モヤモヤした気持ちを悪口や汚い言葉に変えて吐き出すと、人を傷つけますし、自分の心まで汚くしてしまいますよね。
 その点、音楽は美しいので、音楽にモヤモヤをぶつけると美しい音として出ていきます。なので、歌を歌うってとてもいいリフレッシュ方法だと思っています。

 また、音楽と記憶は結びつきやすいので、楽しかった時に音楽を聴いていたら、音楽も一緒に記憶に残るんですよね。ということは、音楽も人の幸せな思い出を作るピースということで、とてもいいことだなあと思います。
 『おんがくdeあそぼ』に来てくれているお子さんたちが大きくなった時に、この公演のことを懐かしい、楽しい記憶として、思い出してくれたらいいなと思います。

生の演奏を楽しんで、リラックスしてほしい

『おんがくdeあそぼ12』新居浜公演

― 『おんがくdeあそぼ』公演の選曲や曲順など、プログラムで気を付けられていることはありますか。

 流れが大事だと思いますので、最初は子どもたちの心を掴むように、手拍子で参加できたり、一緒に歌える歌でノリのいい曲を選んでいます。ずっと明るい曲が続くと疲れてしまうので落ち着いた曲を挟んだり、聴くだけの曲の次は一緒に動く曲を選ぶなど、プログラム全体をとおして緩急をつけるようにしていますね。

― 清水さんには、第1回目からご参加いただいていますが、その間で『おんがくdeあそぼ』への想いに変化はありますか。

 基本的な考えは変わっていないですね。未就学児がいるご家庭は、生の音楽を聴くことが難しいと思いますので、そういったなかなかコンサートに来ることのできない方々に、生の演奏を楽しんでいただこうという想いは、第1回から持ち続けています。

― では、どの公演が1番思い出に残っていますか。

 愛媛県内様々な地域で演奏させていただくので、落ち着いて聴いてくださる地域もあれば、ノリノリで楽しんでくださる地域もあって、公演ごとに反応が全然違うんですよね。
 なので、公演それぞれに思い出があるんですが、いつだったかな。歌とおはなしの『おへそのあな』という曲の中で、私が「おへその~」と歌ったあとに、お客さまが「おへその~」と返してくれる部分があるんですけど、大合唱になった回があって「お客さまと心が繋がったな」と感動しました。

季節に合わせたプログラムに注目!

『おんがくdeあそぼ13』四国中央公演

― 『おんがくdeあそぼ』第1グループの見どころを教えてください。

 今回は、夏に四国中央公演、冬に西条公演を担当しますので、季節に合わせてプログラムを変えていますね。西条公演では、冬のアニメソングやクリスマスソングを歌います!
 歌と季節は関わりが深いと思っていて、雪にまつわる歌を歌ったあとに雪が降れば「これが、この前歌った雪だ!」と、学びに繋がりますよね。そういった学習という意味でも、季節の歌を取り入れていますので、会場で四季折々の歌を覚えていただいて、おうちに帰ってからも歌っていただければと思います。
 また、昔ながらの童謡や手遊び歌を盛り込んでいますので、おじいちゃん、おばあちゃんから小さなお子さんまで一緒に歌って遊んでいただけるプログラムとなっています。

ー 『おんがくdeあそぼ』を楽しみにされている方々に、メッセージをお願いします。

 第1グループは、ヴァイオリン・フルート・ソプラノ・ピアノの柔らかくほっこりする音をお届けするグループなので、みなさんにリラックスしていただきたいです。
 また、ヴァイオリンの柏原はユニークな人柄なので、お子さんたちだけではなく、大人の方にも楽しんでいただけるコンサートになると思います。

申込方法・お問い合わせ先

詳細につきましては、ホームページ・チラシをご覧ください。

申込方法

お問い合わせ先
089-927-4777(平日9:00~17:00)


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