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執念で叶えた『吉本新喜劇に立つ自分』|よしもと新喜劇inえひめ 酒井藍インタビュー

こんにちは!note更新担当のたぬ子です。

大好評の『吉本新喜劇(以下、新喜劇)』が愛媛に帰ってきます!
そこで、座長の酒井藍さんに新喜劇の魅力や、公演を楽しみにされている方へのメッセージなどを、お伺いしました!

ぜひ、最後までご覧ください。

写真提供:吉本興業株式会社

あの新喜劇に入ったんや!

写真提供:吉本興業株式会社

ー 初めて新喜劇の舞台に立った時のことを覚えていますか。

 昔からずっと新喜劇を観に行っていたので「客席から見ていた、あの光の中に自分がいるんや!こっち側にいれるんや!」っていう喜びがありました。
 「私、新喜劇に入ったんや!」って。

ー 最初はどのような役で出演されたんですか。

 川畑座長の公演で、老人ホームの介護士役でした。
 始まりから舞台上にいる板付きで出たので、ありがたいことに45分間ずっと舞台に居れました。
 「うわぁ、すごい!衣装あるんやあ」とか、「ちょっとズボンちっさい…。プロフィールのウエスト、さば読まへんかったら良かった」とか、いろいろ思いました(笑)

ー 幕が上がる時に舞台上にいると、公演が始まる雰囲気をすごく感じますね。

 オープニング曲の ♪タラララッタラ タラララッタラ♪ っていうのも、あんなに間近で聴くことなかったので「こんな低音のリズムもあったんや!」って、すごい感動しました。

ー では座長になった当初と、現在で気持ちに変化はありますか。

 新喜劇をしっかり後世に繋げれるように「ずっと楽しんでいただける新喜劇を作っていきたい」という気持ちは、変わらないですね。
 それと、私が新喜劇を観て「この世界に入りたいな」って思ったように、今新喜劇を観ているちびっ子たちに「新喜劇に出たいな、入りたいな」って、思ってもらえるような新喜劇を作りたいです。

変わらない良さと、少しの胸キュン

写真提供:吉本興業株式会社

ー 吉本新喜劇の魅力を教えていただけますか。

 新喜劇って、何も考えず楽しめるというか、力を抜いて楽しめる喜劇やなと思います。
 そして、いろんなお話の中で感動とか、悲しいシーンがあるけれど、最後は笑って馬鹿馬鹿しく終わるというのが、新喜劇の一番の魅力であり、私が一番好きなところですね。

ー それは、座長として台本に携わるようになってから、気をつけているポイントでもありますか。

 昔ながらの人情劇っていうのが、新喜劇のいいとこでもあると思うので、そういう素敵なところは残していきたいなと。
 いろいろと進化はしていくと思うんですけど「要の部分は、変わらず残していきたいな」という気持ちで、いつも台本を作っています。

ー 残していくものとは逆に“藍ちゃん”らしさを、盛り込むことはありますか。

 ”みんなが可愛く見えるような新喜劇”がいいなって。
 悪い役の人も、真剣なお芝居の人も、嫌みを言ってくる人も、全員可愛げのある人ばかりが出てる、優しい新喜劇を心がけています。

 あと、抱きしめたりとか!
 そういう胸キュンも、ちょっと散りばめるようにはしています。

ー 胸キュンいいですね!

 男性の座長さんは恥ずかしくて、たぶんできないと思うんですけど。
 私は、少女漫画をたくさん読んできてるので、自分がやってほしいなって思うシーンを、他の座員さんにやってもらっています。

 新喜劇を観に来てくれた学生さんとかね、そういう胸キュンシーンで「うわぁー♡」とか言ってくれたりするんです。
 ほんなら「うわっ♪うれしー♡」って思います。
 「みんな好きなんやなー」って(笑)

諦めても、諦めても、戻ってくるのがほんまの夢

写真提供:吉本興業株式会社

ー 一度、警察官になられてから、吉本新喜劇に入られている酒井さんですが、夢を追いかけている若者に向けて、アドバイスをいただけますか。

 執念やと思うんですよ。
 私、ほんとは新喜劇入りたいけど、最初は両親に反対されていたので、まず奈良県警に入ったんです。でも、警察学校に入ってる時も「新喜劇やりたいのに、どうして盾持って走ってんねんやろう」って、考えちゃって。
 毎日手帳に「新喜劇に入りたい。新喜劇に入りたい。新喜劇に入りたい。」って、ずっと書いてました(笑)
 だから、”どれだけなりたいか!”という執念が大事やと思います。

―「なりたい!」って、強い気持ちが大事なんですね。

 ”気持ちさえあればできる”って、そんな軽率なこと言えないですけど。
 ”どれだけ本気でなりたいか”ってことだと思いますね。

ー 夢に向かう心が折れそうな時も、本気でなりたいと思っていれば、立ち向かえそうですね。

 警察に入ってからは、警察のお仕事を頑張ろうと思ってやってましたけど、頑張れば頑張るほど、新喜劇に入りたいという気持ちが強くなったんですよ。
 だから、”どれだけなりたいか”っていうので、自ずと進む道は選択されていくと思います。
 夢を諦めそうになった時、「諦めないで!」なんて言われますけど、1回諦めてもいいと思うんですよ。
 それでも、まだ夢を追いかけたいと思ったら、それは本気やと思うし。ほんまの夢やと思います。
 逆に違うことして、それが天職になる場合もありますしね。

やりたいことをやる!それが一番!

写真提供:吉本興業株式会社

ー 落ち込んだ時や、しんどい時は、どうやって心の元気を取り戻していますか。

 ありますよね、そんな時って。私、すっごい気にしいなんで。
 私は、家族が好きなので、姪っ子・甥っ子の動画を観て、この人たちのために頑張ろって、気合入れています。

 でも、ほんまにやりたいことやるのが一番やと思います。
 カラオケでおっきい声出しに行く時もありますし。
 めっちゃお肉食べたいと思って、めっちゃお肉食べる時もありますし。
 「あぁ、もうええわ!こうしたれ!」って、その時々にやりたいことをやってますね。

些細なことでも、いいところを伝える

写真提供:吉本興業株式会社

ー 座長として様々な方と関わられているなかで、人間関係を円滑にするコツがあれば教えていただけますか。

 新喜劇してたら、ほんまに上の人も、下の人もいるんですけど、必ずいいところを伝えるようにしています。
 「めっちゃ可愛いですぅ♡」って、媚び売った感じじゃなくて「あのお芝居めっちゃ良かったですね」とか「あれ助かりましたー」とか、些細なことなんですけど、感謝の気持ちというか、いいところを伝えています。

ー いいところを言うというのは、酒井さんがその方のことをよく見ていらっしゃるということですね。

 そうですね。自分が座長の時に出ていただいている方のことは、ちゃんと一人一人気にはかけたいなと思ってます。
 先輩方もそうやってしてきてくれたし、今もしてくださっているので、私も同じように、やっていきたいです。

ー 褒められて嫌な人はいませんもんね。

 「さいこーですぅ♡」とかだと、嘘バレると思うんですけど(笑)
 心から褒めてる時は、そんな言い方にならないと思うんで、どんどん口に出していこうと思っています。

大好きな愛媛で、大好きな新喜劇ができる幸せ

写真提供:吉本興業株式会社

ー 今回の公演を楽しみされている方に、メッセージをお願いします。

 私、愛媛大好きです!
 鯛めしも、松山鯛めし・宇和島鯛めし両方好きで、大阪の鯛めし屋さんに通うぐらいです(笑)
 一度、西条市でロケさせてもらった時に、めっちゃ良くしていただきましたし、その縁で成人式のVTRも呼んでいただいて、ほんと愛媛県のみなさんには、お世話になってるんですよ。

 そんな地で新喜劇させてもらえるって、すっごく嬉しいので、大好きなみなさんに、大好きな新喜劇を楽しんでいただけるように、しっかり頑張りたいと思います。

公演情報・お問い合わせ先

愛媛県県民文化会館 メインホール
全席指定 5,500円(税込)

2022年7月31日(日)
1回目 11:00開場 / 12:00開演
2回目 15:00開場 / 16:00開演

あいテレビ営業推進部 089-921-2192(平日9:00~17:30)
愛媛県県民文化会館 089-927-4777(平日9:00~17:00)


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