ファミリーコンサート『おんがくdeあそぼ11』 柏原大蔵
こんにちは。note更新担当のたぬ子です!
今年度で11回目を迎えるファミリーコンサート『おんがくdeあそぼ』をご存じですか?
”0才から親子で楽しめるコンサート”をコンセプトに、県内各地でポップスやクラシックなど幅広い内容のコンサートを行っています。
演奏グループは、第1グループから第4グループまであり楽器や内容はグループによって様々です。
今回は、ヴァイオリン・フルート・ソプラノ・ピアノで構成された”アンサンブルグループ”である、第1グループの隊長:柏原大蔵さんにお話を伺いました!
たくさんの人に聴いてもらえる日まで
―普段は、どのような活動をされているんですか。
僕を含め第1グループのメンバーは、「たくさんの人に生の音を聴いてもらいたい」という想いがあるので、四国中央市の翠波高原や砥部町のお祭り、大街道でのクリスマス演奏会など、いろんな場所に行って演奏しています。
また、「子どもさんにぜひ聴いてもらいたい」と思っているので、幼稚園や保育園などでコンサートをしていますね。
今は、新型コロナウイルスの影響でそういう活動はできなくなってしまったので、ラジオやレッスンの活動が多いです。
あとは、お葬式での演奏ですね。
こちらも新型コロナウイルスの影響で依頼が減っていたんですけど、最近は少しずつ依頼が戻ってきて、プライベートな空間で故人が好きだった曲やよく歌っていた曲を演奏させていただいています。
きっかけは発表会
―ヴァイオリンを始めたきっかけはなんですか。
5歳の時にヴァイオリンを始めました。
母親がピアノの教師だったので、それまでは母にピアノを教わっていたんですけど、練習しても上手くならなくてピアノを好きになれなかったんです。
そんな時に、ヴァイオリンの発表会に連れて行ってもらって、僕と同い年ぐらいの子とか中学生のお兄さんが弾いてるのを観て、「あの楽器を弾きたい」って言ったそうです。僕は覚えてないですけど、親が言ってました(笑)
クラシックの名曲を聴いていただきたい
―第1グループの1番のみどころはどこですか。
僕たちは、子どもさんや親御さんたちに短めでもいいのでクラシックの名曲を聴いていただくことに重きをおいて、コンサートのプログラムを組んでいます。
子どもたちは、クラシックの曲だと分からないで聴いていると思うんですけど、「クラシックの名曲っていうのは、こうゆう音楽なんだよ」って伝わればいいなと思いますね。
―クラシックの名曲というのは、どんな曲ですか。
第1グループは、歌・フルート・ヴァイオリン・ピアノと4名で演奏しているんですけど、楽器ごとの名曲があるんですよ。
例えばピアノだったら、パッと分かるのはショパンの『子犬のワルツ』であったり、ヴァイオリンだったら、固定電話の保留音で使われているエルガーの『愛の挨拶』ですね。
そういうクラシックの名曲で楽器の特徴を活かせる曲を、プログラムに入れるようにしています。
クラシックの曲って、テレビCMやラジオで流れているのでクラシックに詳しくなくても、「どこかで聴いたことあるな」って思っていただけると思います。
語り出したら止まらない、ヴァイオリンの魅力
―ヴァイオリンの魅力を教えていただけますか。
ヴァイオリンは500年近く形状が変わってなくて、”完成された楽器”と言われていて、今でもその当時の型紙を使って作られてるんです。
最初は教会や宮殿などの広くない会場で演奏していたんですが、500年ほど前からホールやオペラハウスなど広い会場ができ、そこで演奏しても音が届くようにと今の形状になったんですよ。
そんなふうに長い歴史があって、会場の広さに関係なく全てのお客さんに音が届けられる楽器というのが、ヴァイオリンの魅力かなと思っています。
プロとしての演奏
―演奏をされている時に、気をつけていらっしゃることはありますか。
2点気を付けています。
まず、僕の演奏を誰が聴いているか分からないし、どこに出るか分からないので、いつも本気で100%の演奏をしています。
次に、いろんな場所・シチュエーションで演奏させてもらっているので、その時々に合った演奏をしています。
例えば、お葬式で「本気で演奏しています」といって、全力で演奏したらお葬式の雰囲気に合わないですよね。
僕は、聴いていただいてる方の状況に合った音楽を届けることが、プロの仕事だと思っているので「自分が楽しんで演奏してるから、お客様も楽しんでくれてるんです」ではなく、”お客さんを楽しませる・お客さんに喜んでもらえる演奏”を心がけています。
去年の想いも乗せて
―『おんがくdeあそぼ』を楽しみにされている方々に一言お願いします。
去年、新型コロナウイルスの影響で「聴きにいきたいな」と思っていても、聴きに来れなかったお子さんやお父さんお母さんたちがいらっしゃると思うんですよ。
なので今年は、去年お伝えできなかった想いも乗せて、コンサートで素晴らしい演奏をお届けしたいと思っていますので、ぜひお越しください!
申込方法・お問い合わせ先
申込方法
お問い合わせ先
089-927-4777(平日9:00~17:00)
※当アカウントが掲載している写真・本文等の無断転載・無断使用は、ご遠慮ください。