世界のパンとその発祥をご紹介!
Hi, everyone!
ECC公式note編集部です。
パン屋さんの前を通ると、なんとも言えない香ばしい香りが鼻をくすぐります。匂いにつられて、ついつい中に入ってしまいますよね。
みなさんがパン屋さんでこれはいつも買ってしまう!というパンはありますか?私はカレーパンをどのパン屋さんでも購入してしまいます。
お店によって、ゴロゴロとした野菜がたっぷりのカレーパンもあれば、牛すじ肉が入っていたり、ピリッと辛かったり…。
考えただけでなんだか、おなかが空いてきました。
実はカレーパンって日本発祥のパンだと知っていましたか?
諸説ありますが、東京都江東区にある「名花堂」(現:カトレア)2代目の中田豊治さんが1927年に実用新案登録した洋食パンが元祖といわれることが多いです。
ただしこの新案は「具の入ったパンをカツレツのように揚げる」というものであり、カレーの言葉は全く含まれていませんでした。
今では油で揚げるほかに、オーブンで焼くカレーパンなどもあり、様々な形で今も昔も大人気のパンの一つではないでしょうか。
今回は、そんなパンについて、世界のパンとその発祥をご紹介します。
読み終わった後にはパンが食べたくなるかもしれませんね。
日本発祥のパン
メロンパン
メロンパンの発祥は諸説あり、20世紀初頭に中国東北部のハルビンのホテルから大倉喜八郎さんが帝国ホテルに引き抜いたアルメニア人のパン職人が、日本でフランスの焼き菓子ガレットを元にして発明したパンがメロンパンの始まりとされる説や、1930年代、神戸に本店があるパン屋さん「金生堂」が発売した、表面がひび割れていて格子状の模様が付いた丸い形のパンが、日本で最初のメロンパンであるという説などがあります。
コッペパン
小学校の給食の時に食べた!という方も多いですよね。
コッペパンはアメリカでパンの製法を学んできた田辺玄平さんが、食パン専門店の「丸十ぱん店」を創業し、陸軍糧食の嘱託となり、1919年に初めて作りました。
しかしパンそのものが日本各地に広まったのは、戦後アメリカから援助された小麦粉と脱脂粉乳を使った「コッペパン」が学校給食に出されるようになってからです。
また、コッペパンは焼きそばパン・揚げパンなど、さまざまなアレンジを加えられ現在も多くの人に親しまれています。
フランスの代表的なパン
バゲット(フランスパン)
フランスでパンといえば、バゲット(フランスパン)が最初に思い浮かぶかもしれません。
バゲットにはフランス語で「杖」や「棒」という意味があります。
バゲットの起源には諸説ありますが、ナポレオン・ボナパルトが彼の率いる兵士達のポケットに収まるように細長い形のパンを作らせたという説や、ルイ16世の時代にウィーンから始まったという説があります。
完全に今のような棒の形で定着したのは、1839年とされ、ウィーンからやってきた「アウグスト・ザング」という人物がパリに開いた「ウィーン風パン屋さん」が始まりといわれているそうです。
ドイツで定番のパン
プレッツェル(ブレーツェル)
ドイツといえば、ビールとソーセージ!ですが、実はパンの種類もとても豊富なんです。大小あわせるとなんと3000種類以上ものパンがあるそうですよ。
また、2014年にはドイツのパン文化が無形文化遺産に登録されるほどパン文化が根付いています。
その中でも代表的なパンの一つ、プレッツェルをご紹介。
プレッツェルはドイツ発祥。ドイツ語のBrezelは、「腕」を意味するラテン語からきているそうです。
プレッツェルは実は起源説がたくさんあります。
例えば…
・ブレーツェルと呼ばれる南ドイツの焼き菓子が広まった説
・ドイツとの国境に近いフランス・アルザスの料理であるとする説
・古代ケルト人の菓子であったとする説
などなど…。ほかにもたくさんありますので、ぜひ調べてみてください。
日本発祥のパンとしてコッペパンをご紹介しましたが、コッペパンはアレンジが多くあるのも魅力の一つではないでしょうか。
実は日本の「菓子パン」や「調理パン」に驚く海外の方も多いそうですよ。
たとえば、クリームパン、コロッケパン、焼きそばパンなど。海外の方からすると、驚きの組み合わせだそうです。
言われてみれば、パンでも丼ものでも、とりあえずいろいろ挟んでみたりのせてみたりしているかも…?
海外に行った時には、いろんなパンを探してみるのも面白いですね。
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