髪の毛をヤフオクで売ってみた話
これは、自慢だったヴァージンヘアーを、ヤフオクで売り捌いた人間の話である。
そして、なぜヘアドネーションではなく売ることにしたのか。
なかなか体験ができない事なので備忘録も兼ねて記したいと思う。
結論を先述べておく…
髪の毛は"売れた!"
下記には細かい経緯や金額、売った方法などをこれから記していく。
☆☆☆
実は今回売る数年前に2017年11月頃に45センチのヘアドネーションを行った。
特に大義名分があってヘアドネーションをしたわけではなく、『美容室に行くのが面倒』『捨てられるだけの髪の毛が誰かに活用されるなら』という安易な考えだった。
「物臭な人間の毛髪が、切ってもらうだけでなく、誰かのためになるなんて世の中すごいなあ」
と思いながら美容室を利用して寄付をした。
2017年にヘアドネーションをしたのち、「ヘアドネーションやるために伸ばしてるので〜」なんて言いながら、軽く整えたりして伸ばし続けた2年半。
いい加減髪の毛の重さや暑さ、鬱陶しさに耐えられなくなり、切ることを決意。
2020年6月、コロナウイルスが蔓延し1度目の緊急事態宣言の最中であった。美容室で『ヘアドネーションをする』ための予約を取った。
少しでも良い状態の髪質にするため、トリートメントをしてもらい、ヘアドネーション用に毛束を作って切ってもらう。
ではなぜ、売ってみようと思ったのか。
単純明快!それは自分の髪の毛が売れるのか知りたかったからである。
実は、今まで美容室で髪質を褒められることが多くヘアドネーションをしたのだと、伝えたら、「こんないい髪あったら嬉しいね〜」や「普通に売れるんじゃない!?綺麗だもん」などとおだてられていた。
『私も売れるかと思って〜次はやってみようかな〜』
なんてふざけて返答していたが、どうせなら毛髪が元気なうちにチャレンジしてみようと考えた。
ここからは実際に売るまでに調べたことや行ったことを書こう。
①買取業者を調べる&買取先を決める
②(重さ、長さが品質の指針らしいので)相場を把握する
③髪の毛が何に使用されるのか調べた
買取先について
中国などで貧困に苦しむ人が娘の毛髪を切り、お金にするというニュースを見たことがあったが、正直"やべえな"と思っていた。
漠然と売ろうと考えていたが、本当に日本でも買い取ってくれるのだろうか、と調べてみたら毛髪の買取業者はあったのだ。
買取業者の種類
▼毛髪専門買取業者(買取金額の目安などがあるが相場金額が低そうで、事前見積もりがあてにならなさそうに感じだ)
参考にしたサイト
Hair Buy Bye
tamtam
http://hair-tamtam.com/sp/index.html
PONY TAIL
http://16ponytail.webcrow.jp/index.html
などなど…
▼フリマアプリ(フリマアプリの値下げ交渉及び利用者の人数的に可能性が薄そうなので断念)
メルカリやラクマなど
▼ネットオークション(売れるのかは運だが、直近もやりとりがされている。高値で売れるチャンス有り)
実際に切ってみるまでは何センチ、何グラムあるのかが確定しないため、ネットオークションに出品後売れなさそうなら買取業者へ連絡しようという段取りでひとまず動くことにした。
結果として、ありがたい事に試しに出品したヤフーオークションでそのまま落札された。
実際の掲載ページ(現在は期限切れで細かい情報は確認できず)
相場価格
今回2年半伸ばし続けた毛束は
最も長い部分が60センチほど、短い部分でも45センチほどで、
重さは200グラムほどだった。
上記業者の買取金額は60センチ200グラムで高くても7800からだったので、なんとなく金額が低く感じたのだ。
振込み手数料や、カット代と比べても数千円のマイナスになる…と。
反してオークションの相場はバラバラであるが、数千円から数万円と値上がりしていた。
よって、物は試しのヤフーオークションを試みたのである。
落札金額
出品価格 20,000円
落札価格 20,000円
設定を間違えてたった1日だけの出品期間にしてしまったのだが、なんと落札されたのだ。
出品期間が長ければ、人の目に入る機会が多くなり値上がりする可能性もあったのだろうとは思う。
もうすでに染めてしまっているのでヴァージンヘアーではないが、次もあったら反省を生かしたい。
カットのビフォーアフター
ビフォー
アフター
大体腰あたりまで伸びていた。
髪束の使用先
こちらはなんとなく気になったので検索してみたもの。
髪質の研究や、人形などに使用されたり、人毛で作るブラシなどに利用されることが多いらしい。
売上額
出品価格 20,000円から
落札システム料 1,999円
送料 380円
振込手数料 100円
全てが引かれ手元に残ったのは、17,621円
思いつきの行動だったが、普段は体験できない面白い機会でした。