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デザイン未経験ワーママ、デザインスクールを無事卒業。半年でどこまで成長できた?

こんにちは。4歳児と1歳児の育児に奮闘しながら、デザイン勉強中のえっかです。

先日、無事にデザイントーストを卒業することができました!
卒業制作は、クライアント探しからヒアリング、制作、納品まで行う実務(クライアントワーク)。
緊張や不安でいっぱいでしたが、メンターにたくさんお話を聞いていただき、たくさんアドバイスいただいて乗り切ることができました。
制作は楽しいんですけどね、やっぱり依頼するところはめちゃくちゃ緊張しました。

今回は、応用コース3ヶ月で取り組んだ課題を紹介していきたいと思います!
※基礎コース3ヶ月の成果は「デザイン未経験のワーママが、本気で3ヶ月間、デザインを学んでみた!」をご覧ください。


制作物の紹介

応用コース3ヶ月間で取り組んだ課題の作品を、Before⇒Afterで紹介します!

①noteの記事見出しサムネイル画像

  1. 課題内容
    これまで作った作品や自分の考えをアウトプットする場所として、noteを更新してみましょう!ということで、その際、記事見出しにするサムネイル画像の制作

  2. デザインの軸
    ▶ターゲット
    子育てしながら働いている女性、スキルアップしたいけどなかなか踏み出せない、ワークライフバランスのとれた働き方をしたいと思っている
    ▶イメージ
    デザインを勉強していることが想像できるようなデザイン、女性に向けた内容ということが感じられる、堅苦しくなく明るくポジティブな印象
    ▶ワード
    私にもできるかも、と共感できるような見出しに

  3. 意識したこと
    これまでのように前提が決められているわけではなく、自分自身がターゲットや目的などを設定しなければいけないので、デザインに入る前の下準備に時間をかけました。

  4. 制作物

A案
B案

②オープンハウスのバナー広告3種

  1. 課題内容
    顧客:東須都ハウジング 不動産会社で、主に一戸建て住宅 を販売
    ターゲット:父・母・子ども1~2人構成のファミリー層
    目的:ターゲット層の目を惹きたい
    要望:①女性の目を惹くデザイン
       ②会社に合った見せ方(大手企業と中小企業の比較)

  2. デザインの軸
    中小ハウスメーカーのバナー広告を分析し、デザインの軸を
    ▶イメージ
     べた塗の背景に外観を切り抜いて配置。適度な余白を意識
    ▶色味
     ベージュや白、くすみカラ ーなど落ち着いた色味をメインに使用
    ▶情報
     見学会の情報をメインに訴求

  3. 意識したこと
    応用に入ってからはどうしてこのデザインにしたのか、意図や目的をしっかりと相手に説明できるようにすることを大切にしました。そのため、競合リサーチやペルソナ、行動プロセスなどをしっかり固めることに時間をかけることを意識しました。
    基礎のときは参考イメージなどを収集し、こんな感じがいいなと思うとついつい作りたくなってしまって作るんだけど″なんかしっくりこない″を繰り返し、中途半端な作りかけのものがたくさん…..(イラレのタブがすごいことに笑)なんてことが多々でしたが、下準備に時間をかけると意識してから不思議とピタッとはまるデザインが最初から作れてきたかもと思うようになりました。

  4. 制作物


Before(300×250)
Before(80×300)
Before(364×45)


After
After
After

③コンサートフライヤー

  1. 課題内容
    顧客:ピアニスト
    制作物:クラシックピアノコンサートのフライヤー(A4)
    ターゲット:50代~70代(女性多め)
    目的:クラシック関係の施設に置いてもらう
    要望:①高級感があって厳かで実力派に見えるデザイン
       ②NHK交響楽団のフライヤーのデザインが好み

  2. コンサートフライヤーの傾向
    ・写真をメインに配置して、団体名や個人名が最も大きく掲載されている
    ・情報は演奏者名の訴求が強く、曲目やチケット詳細が小さく掲載
    ・色味は黒やゴールドが多く、フォントも明朝体や細ゴシックが多い

  3. デザインの軸
    ▶イメージ
     今回はソロコンサートなので演奏者の写真と名前を大きく配置
    ▶色味
     モノトーン、ゴールド、ネイビー

  4. 意識したこと
    掲載情報が多いので、重要度を判断し必要な情報をしっかりと伝えることを特に意識しました。特に今回のターゲットは年配層のため、問い合わせ先は目立つようにしました。
    デザインは要望に合わせて、厳かな雰囲気が出るようにフォントは明朝、色味はゴールドを差し色で使用しています。

  5. 制作物


A案
B案

④製菓会社の年表

  1. 課題内容
    顧客:製菓企業(老舗だが、常に革新し成長を続けている)
    制作物:見開きパンフレット(A4+A4)
    ターゲット:親子連れ、カップル(※外部企業・関係者にも配付)
    目的:お菓子博物館に置いて、持ち帰ってもらう
    要望:勢いがあり、今のトレンドを意識した感じに見せたい

  2. 年表デザインの傾向
    ・表ではなく、時の流れを線で表し、線の上下左右に情報を掲載
    ・切り抜き写真を多く使用。サイズは強弱がありメリハリがある

  3. デザインの軸
    ▶イメージ
     線を軸にした年表。線は成長を印象付けるため右肩上がりに。
     古い印象を払拭するため、ポップなあしらいで遊び心をプラス。
    ▶色味
     写真が映えるように背景色は白。
     企業の姿勢から勢いと情熱を感じたのでメインカラーは赤。
    ▶写真
     お菓子の写真は切り抜きにし、配置する際はサイズに強弱をつける。

  4. 意識したこと
    写真を多く掲載するので、写真自体が一つのデザインとなるように配置やサイズ感を意識しました。また、写真の切り抜きもパスツールで一つずつ丁寧に切り抜きました。
    この課題は、初めて頭を抱えることなくさっと数時間程度で制作することができ、自分自身の成長を感じました(もちろん下調べにはめちゃくちゃ時間かけています)。授業で何度も何度も調べることが大事、引き出しを増やすことが大事と言っていた意味がわかった瞬間でした。

  5. 制作物


A案


B案

⑤卒業制作

卒業制作については、長くなりそうなので後日、別の記事にまとめようと思います!
ちなみに、地域でモルックの普及活動をされている団体のInstagramの投稿テンプレートとサンクスページを制作させていただきました。

半年間学んでみた結果

正直、技術はまだまだだと思います。
これをしたいんだけどどうやるんだっけ?と検索することも多いし、ショートカットキーも使いこなせてないし、ソフト用語も覚えられていない。。。
だけど、確実に思考力はついたと実感しています。

いままでのデザイン制作の工程は、

  • 載せたい情報や写真をとりあえず入れてなんとなくおしゃれになるようにサイズや配置を調整

  • 背景色や文字色をどうするかイラレ上で色をころころ変えながら決める

  • なんかものたりないなと思ったら、思いつくあしらいやイラストをフリー素材のサイトから持ってきて入れてみる

  • うーん、いいのか悪いのかわからないけど時間ないし、何がよくないかわからないから直しようもないし、まいっか

今のデザイン制作の工程は、

  • クライアントへのヒアリングに時間をかける。特にターゲットや目的、要望など、先方もぼやっとしかイメージしていないこともあるので、一緒にコミュニケーションをとることで、具現化していく。

  • ヒアリング内容にあわせてペルソナを設定し、行動プロセスをまとめる

  • デザインのイメージをキーワード化する

  • 制作する媒体の参考になりそうなデザインを収集する

  • 収集したデザインを比較・分析して、どんな傾向があるのか、どこに魅力を感じたのかを言語化する

  • これらの情報をもとにデザインの軸を設定

  • デザインの軸に合わせて、制作する

「デザインやるなら当たり前のことでしょ」って思われてしまうかもしれないですが、やろうと思っても、どんなデザインを収集したらいいの?自分のデザインに落とし込むときはどうしたらいいの?など、意外と初心者には難しいのです。
"引き出しは増えても、どの引き出しを開ければいいのかわからない"
"そもそも引き出しの増やし方がわからない"
この状態から脱出できたことが、私にとって受講してよかったと思えた瞬間でした。
この力は独学では得られないと思うし、デザインをしていくうえでとても大切な力なのではと思います。

おかげで、実務のクライアントワークでは、なぜこのデザインにしたのか、意図や目的をしっかりと説明することができました。
「なんとなくおしゃれなデザイン」ではなく、「伝わるデザイン」を作れるようになってきたことが小さな自信につながっています。

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