見出し画像

Shopify構築日記 #164 ShopifyPOSに未来はあるか?

 いつもお読みいただき誠に有難うございます。先日Shopify ChangelogにPOSのアップデートというか新しいターミナル端末の紹介情報が配信されました。
 もちろん、POS GO同様に北米からのスタートですが。。。。
もう少しWorldwideで進めてほしいですねw

 発売されたばかり: Shopify の最新かつ最も強力な Shopify POS 用決済デバイスである POS ターミナルが、米国とカナダの小売企業に利用可能になりました。
 POS ターミナルは、カウンターでのタップ、チップ、スワイプ支払いを受け入れ、安定した WiFi とイーサネット接続で最も忙しい販売日に電力を供給できます。フル機能の顧客ディスプレイは、チェックアウト、支払い、PIN 入力、チップ、領収書の選択などの明確なフローで購入者を購入までガイドします。また、カウンターで完全にブランド化された瞬間を演出するには、店舗のデザインに合わせて画面をロゴや画像でカスタマイズできます。

では、どんな端末なのかを見てみましょう!

 めっちゃシンプルで、小さい。決済中心だとはかどりそう!!POS GOもそうですがどんどん決済するような商材なら良いですが、CRM的に端末を使う=購入と会員情報を紐付けるなどが入るとiPadサイズの画面があると操作性が上がりますね!
 出張店舗=POPUPにはちょうど良いかもしれませんね。レシートのQR読んで会員情報と繋げる、もしくは新たに会員登録してもらうなどのオペレーションが組めれば顧客体験も上がりそう。

 国内ではスマレジさんが一歩どころかかなり先を進んでいます。(日本の商習慣や仕組みにマッチしている)
 どうしてもShopify POSはWorldwideの最大公約数的な仕様になってしまうため仕方ないですね。また、端末自体でカードスワイプして決済といっても、日本では商業施設貸与のCAT端末となるため普及は難しいかもです。
 日本ではエコノミーシェアリングという考えより、いかに囲い込めるか?に力点を置かれているのでしょうがないです。故にガラパゴス携帯が生まれ最後には駆逐されてしまう。そんなことのないように、共存することで大きなシェアと顧客体験の向上をめざしてほしいと願います。
 

 国内のPOSベンダーさんもだいぶ今の時代=SaaSに合わせてきていると思いますが、まだまだ筐体ありきのところも多いように思います。また、その費用が重くのしかかり未だ変えられない個人商店さんも多い。<商店街に行くとほぼこのタイプのレジに当たる。
 仕組みが進んでいるのにPOS(商店街はレジですが。。)がネックとなり、新しいことが出来ないのは非常に勿体ないですよね。Shopifyのようなシェアリングエコノミーの考えを持ち、幅広く使ってもらうという発想に変えていく時期なのではないかな?と思います。
 このあたり、黒船てきな動きをShopifyが突き進んでもらえると変わっていくのでは?と個人的には思っています。
 日本は、どうしても基幹システムとして独自開発している企業=自社の使用に合わせて作るスクラッチなので自由度が高く見えて実は自由度が低いのでは?と思います。新しいソリューションが出たとしても、基幹システムと連携できないor連携に大きなコストが発生するなどで諦めなければならないことが多々あり。そう言う間に、システム自体の寿命を迎えることになって慌てて移行とならないようにしていくことも大事なのかなぁ~と。特に今の業務にシステムが絡むことが多くなってきているので、シンプルかつiPaaSで多様な連携が出来る仕組みを組み合わせられることが求められるデジタルスキルのような気がします。
 そうすることで、より良いサービスがでた時にかかるスイッチングコストは格段に下がり容易にできます。POSの話から大きくそれてしまいましたが、ますますパズルのように組み合わせ、さらに新しいソリューションを見つけてくる情報ソースを持ち合わせることが求められているのではないか?DX=デジタル化して変化を起こすではなくなってきていると日々感じています。

 話し戻して、Shopify POSの投稿は東さんとShioriさんだけでした。。。。



 

  今回行われたShopifySummitに関する投稿は少なかったです。そんな暇がないのでしょう!学びの濃いイベントだと思うので。
 ぎっくり腰の東さんを励ますとともにPOSの最新情報を聞きに行ってこよう!

 仕組みを理解しお使いのプランがPlusであれば、検討してみても良いと思いますよ!
売上$80万ドル/月越え+0.25%問題がつきまといますが、、、店舗とECの顧客データが一瞬で検索できるのに実質コストゼロに近いです。<Plusの月額は発生しますがPOS Proの利用は込となります。

 Shopifyの強みは顧客データの一元化がとても楽ということを意外と知られていない。ただし複数サイトを運営して一つにまとめて運用ということであってもMulti Pass APIで技術的には可能です。

で、最後にタイトルの問いについて。
Shopify POSに未来はあるのか?
Worldwideにはめっちゃ未来はある。が、こと日本においてはどうだろうか?すでに基幹システムと連携されたPOSが導入されているがゆえになかなか一筋縄ではいかないような気がする。
 そういう意味も含めて、日本での仕様をスピード感もって開発してほしいです。

いいなと思ったら応援しよう!

北山浩 | notエンジニア
廻らない鮨を食べたいなぁ😅