Shopify構築日記 #148 2023年度版機能一覧 管理機能編 ストア分析
いつもお読み頂き誠に有難うございます。この構築日記を書き始めて2年半が立ちますが、当初ひとつづつ確認していた機能一覧が新しく2023年度版としてリリースされているので、2周目⇒テーマが2.0に変わったり、出来なかったことが出来るアプリが追加されたりでおさらいと言うかもう一度確認=自分自身のアップデートもかねて行いたいと思います。
まだ確定ではありませんが、ひょっとしたらまたマーチャント側で構築する可能性が出てきましたのでおさらいしてみたいと思います。
2023年度版の機能一覧はこちらからダウンロードできます。
https://cdn.shopify.com/s/files/1/1958/6155/files/Shopify_Specifications_List_V2.pdf
① 分析機能
Shopifyではプランに応じて様々な分析機能が用意されています。
プランが上がれば見れる分析データも増える仕様となっています。まずは何が必要なのか?何が見れるのか?を調べた上で、特に必要がなければあえてプランを上げる必要はないかと思います。というのも、売上が小さい時って、いかに自サイトに呼ぶのがメインの業務となるので流入周りのデータを見る=GA4でもOKなので、月額で数十ドルですが集客にその差額を回すべきです。
ある程度規模が大きくなってきてからプランを上げれば良いので、慌ててプレミアムプランとかは本当に初期の場合は必要ないです。
② ダッシュボード
売上、セッション、リピーター、CVR、デバイス・国別トラフィック、キャンペーン効果などを確認することができます。
とりあえず、この指標が分かればなんとなく健康診断的な事がわかります。何度も言いますが、足すのは簡単なのですが、引くのが実は難しい。なので、プランをあげるにはそれなりの理由をしっかりと見つけてからでOK。ふわっとした考えの状態なら上げる必要はないです。
③ レポート
売上、集客、POS販売、利益率、顧客管理、行動、財務、マーケティング、在庫について確認することができます。(プランによって確認できるレポートの種類が異なります。)
見れなくて困ったら検討してみてください。できるだけコストを掛けずにできる方法を考えて、その手間隙とのトレードオフがプランアップです。
④ 集客レポート
時間、参照元、ロケーション毎のセッションのレポートを表示できます。
このあたりはGA4のほうが上に抜けています。詳しく見たい方はクセの強いGA4の設定を頑張っておこなってくださいw
⑤ 行動レポート
検索キーワード、日時別CVR、デバイス別などの集計結果のレポートを表示できます。
⑥ 顧客レポート
初回購入者、リピーター、会員、ロイヤルカスタマーなどの集計結果のレポートを表示できます。
このあたりを真剣にやろうとすると、上位プランへの引っ越しが必要になってきます。引っ越しと言っても何するわけでもなく、プランあげると見れなかったものが見れるアレと同じですねw
⑦ 在庫レポート
商品別在庫、月末在庫のスナップショップなどのレポートを表示できます。商品別ABC分析も利用できます。
OMSやWMS使っているとそちら側でもモノの流れを把握することが出来ますので、特に優れているわけではないんですよね。。。。
⑧ 財務レポート
決済方法別、カードブランド別、返品、ディスカウント、税金などの集計結果のレポートを表示できます。
⑨ マーケティングレポート
マーケティングに起因する売上やセッション数、参照元などの集計結果のレポートを表示できます。
⑩ 注文レポート
注文レポートは、注文量、フルフィルメント、配送、配達、返品に関するインサイトを提供します。
⑪ 利益レポート
費用、マージン、利益に関するレポートを表示できます。
これトラップがあって、商品詳細(JANコード入れるところまで)のSKUまで深掘って原価を入れないと出ないんですよねw
⑫ 売上レポート
時間の経過、商品別、チャネル別などの基準に基づいて、お客様の注文に関する情報を表示できます。
⑬ POS販売レポート
商品、SKU、スタッフなどの基準に基づいて、POS注文に関するレポートを表示できます。
これはShopify POS使っているところはマストですね。<利用店がすくない。スマレジなど、shopify POS以外もてポート出せるのかな???
⑭ カスタムレポート
絞り込み機能と編集機能を使用して、デフォルトのレポートを変更してカスタムレポートを作成できます。(プレミアムとPlusのみ)
こういうところでサラッとプランの違いによるレポート排出機能を分けていますね。
⑮ 製品分析
商品分析での、過去90日間の商品のパフォーマンスについてインサイトを得ることができます。
⑯ ライブビュー
ストアのアクティビティをリアルタイムで表示できます。
アクセスが集中している時は見てて面白いです。IPから算出したアクセス場所をマップ上に表示してくれます。<少ないと悲しくなってくるw
⑰ レポートの調整
任意の期間や商品で絞り込みをしてでダッシュボードやレポートを表示・CSVファイルにエクスポートできます。
⑱ Googleアナリティクス(GA4)
Googleアナリティクスを使用してストアの訪問者、セッション、その他の顧客行動を追跡できます。UA=ユニバーサルアナリティクスは、2023年6月30日を最後に翌7月1日より計測をしないことが決まっております。
GA4の導入方法などはマニュアルに表示されているし、たくさんの方が設定方法を紹介されているのでそちらを確認してください。
GA4は、今までのように1つタグを設定すれば良いということではなく、(厳密に言うとタグを埋める作業までは同じ)なにのデータを取得するか?という探索という項目を各自で設定する必要があります。GA4について詳しく知りたい方、第一人者の小川卓さんのサイトをおすすめします。
自社がどういう状態なのか?を知るための項目です。ストアの規模によって必要な指標が変わってきます。特に、ストアを立ち上げたばかりのマーチャントさんは、流入経路と離脱箇所に注力してください。広告で集客しても離脱が多い場合は、広告のクリエイティブとLPに差分が発生している可能性があります。お客様から見てどの様に見えているのか?ここに分析の力点をおくべきと考えます。
他社事例を見て色々試されると思いますが、規模も文化も投下できるお金も違うので、そのままやると必ず失敗します。事例を見て、自社に落とし込むとどうなる?という仮説が必要です。そのうえで全ては真似できないけれど、この一部分なら何とか活かせそうと気づくことができれば、そこから小さくやっていくことをオススメします。
自社を知って売上につなげていきましょう!