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shopify #062 話題の本を読んでみる チャプター1

 ご無沙汰しております、久しぶりの構築日記の更新です。8月からチームの一人が転職するための有休消化に入り、暫定的に楽天市場店をも担当することとなり右往左往している今日この頃です。

 おそらくEC担当者の皆さんは複数の業務を掛け持ちしていると思います。なかなか一つのサイトだけとか、一つのサイトを複数人でがっつりやっているのは大手さんくらいでは??と思っています。

 本日は8/24に発売されました『Shopify運用大全』を少しずつではありますが私なりに読み解いていきたいと思います。

著書陣が結構豪華で、Shopify界ではかなり先行して携わっている方々が得意なパートを受け持ち、トータルコーディネートとしてフラクタ代表の河野さんが監修したように見受けました。

 まだチャプター1しか読めていないので本日はこの部分の感想を。

 すでにShopifyを触って運用している方にはちょっと物足りない内容かもしれませんが、この中でも結構重要なことが書いてあります。特にこれからスタートする方はここが重要です。

Shopifyである必要はない

 これは常に私も考えていて、Shopifyでやるぞ!の前に、しっかりと運用設計を練りましたか?とお伝えします。

 この構築日記でも書いておりますが、何をしたいのか?何をするのか?を明確にすることが大事です。shopifyを先に決めるのではなくしたことを実現するために組んだ座組がShopifyであったというようにしてほしい。

 強みと弱みが明記されております。また、他のカートシステムとも比較されています。販売するものが、どのような立ち位置にいるのか?によってもカートの選択肢は沢山あります。ECに限らず販売するにあたって一番重要視する部分があるはずです。

サイトを落とせない
顧客管理
表示速度
更新のしやすさ
ギフト対応
多彩な決済手段
物流との連携

自分たちのやりたいことを一番かなえてくれるカートが現地点で一番優れたカートと言えます。私の場合はそれがShopifyであったという事。

完成度は80%で良い

 ほとんどの利用者は細かい部分までは見ていない。細部にこだわったディテールがユーザーに伝わることはほぼないと思ったほうがよい。そこに時間をかけるのであれば、しっかりと運用に手を動かしてABテストやCRM、ストックコンテンツの作成、サイトボリュームを出すために商品の登録や画像の枚数を増やすなどをやるべきと考えています。

 そして、Shopifyのアップデートは非常に早く年間に数回、そして現在では日本向けのアプリが100ほどしかないが、この一年で数倍になるのではと予測している。これは何を意味するか?

 Shopifyに対応していないサービス会社が対応してくる。カナダを含めて北米にはない概念=代金引換・日時指定・ラッピングなどをアプリでクリアしようとタケノコのように出てくるだろう。

長所と短所をしっかり理解する

これはShopifyに限らず、どのツールを使うときも同じですね。いまさら私が言わなくてもいい話です。

 このチャプター1では、しっかりと長所や向いている人や商品、そして短所・苦手な部分を明記しているところです。本で紹介されている部分は皆さんに当てはまるわけではありません。必ず自社翻訳してください。(私がいつも言っている)いくら良いシステムあったとしても、使いこなせるのか?連携できるのか?はマーチャント側によって千差万別です。

 ここを精査しないから、出来上がった際に 『アレっ??』てなりミスマッチが起こります。

最後に

この本を読まれる方は、すでにゴリゴリに運用されている方からどのカートにしようかな?と幅の広いレベルだと思っています。人によっては、知っていることばかりで意味がないとか宣伝が多いというような意見もあるようですが、辞書的に引いていくのが使い方としては良いと思いました。

 そして本に書いてある通りには絶対にやらないでほしい。(手順はその通りに進めてくださいね)
 先にも言った通り、マーチャントの条件はマーチャントの数だけ仕様が違います。だからこそかみ砕いて自社に落とし込んでこれで良いのか?行けるのか?ボトルネックを解消するにはどうすればよいのか?を検討して進めてほしいです。

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 私は上記のように決めていきました。だから初めにShopifyである必要がないと伝えさせて頂きました。持てはやされている感があり、ECを全く理解していない経営層や上司からShopifyでやれ!と言われて始まったプロジェクトは担当者にとって地獄としか言いようがありません。

 セクション6にある言葉は正解でもあり間違いでもあると思っています。とりあえず販売できる状態にするのにとい言葉が見え隠れします。EC担当者はすぐにわかることですが、詳しくない人はそうは受け取ってもらえないです。

 すでにプロジェクトが始まっている方、これから始めようとしている方も今一度見直してみる良い機会だと思います。

※あくまでも私の感想です。

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北山浩 | notエンジニア
廻らない鮨を食べたいなぁ😅