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Shopify構築日記 #154 2023年度版機能一覧 Shopify Plus

 いつもお読み頂き誠に有難うございます。この構築日記を書き始めて2年半が立ちますが、当初ひとつづつ確認していた機能一覧が新しく2023年度版としてリリースされているので、2周目⇒テーマが2.0に変わったり、出来なかったことが出来るアプリが追加されたりでおさらいと言うかもう一度確認=自分自身のアップデートもかねて行いたいと思います。
 まだ確定ではありませんが、ひょっとしたらまたマーチャント側で構築する可能性が出てきましたのでおさらいしてみたいと思います。

2023年度版の機能一覧はこちらからダウンロードできます。

https://cdn.shopify.com/s/files/1/1958/6155/files/Shopify_Specifications_List_V2.pdf

① 卸売販売
 商品をまとめて小売業者などに販売することが可能です。俗にいうB2Bの機能ですね。近年この部分が弱かったのに、リクエストが強かったのか?かなり強化されてきました。もちろん専門的なB2Bのサイトに比べるとまだまだ劣りますが、得意先によって細かい設定が出来るので2サイトを運用していた方は同じサイトでB2CとB2Bの運用が可能となります。
 ただし、メールアドレスがキーとなるので、同じアドレスで両方の登録は出来ません。

② 関税の設定
 お客様が商品を海外から購入する際に発生する関税の見積額を表示し、徴収することができます。(プレミアムとPlusのみ)
 GlobalでのECを前提としているため、しっかりとケアされています。これやったことある人は分かりますが、人力で行うのは結構な労力を伴います。

③ 拡張ストア
 Shopify Plus では、同一ブランドで異なる言語、通貨でストアを複数持つことができます。
 分かりやすく言えばAppleのサイトを想像してください。各国でローカライズされた言語と通貨で運用されていますよね?apple.com/の後に/jp /us /ukなど。コンテンツは同じだけど、言語と通貨を変えてマスター+9サイトまではPlusの基本料金にて運用が可能となります。

④ 組織管理
 組織の管理画面は、標準の管理画面の機能を拡張したものです。Shopify Plusでは複数のストアを所有できますが、組織の管理画面へのアクセス権が付与されたユーザーは、組織内の複数のストアで、ユーザー、ストア、Shopifyのワークフローに影響するアクションを実行できます。
 そして、Plusになると管理権限者を無制限に増やすことが出来ます。

⑤ Shopify Flow
 ストア内やさまざまなアプリ間のタスクや処理を簡単に自動化するEコマースのオートメーションプラットフォームです。プレミアムとPlusのみでしたが、先日発表のありましたEditions 2023 Summerでは、Basicプランまでにも開放すると発表がありました。こうなってくると、ますます、Plusのメリットが薄れてくるんですよね~~

⑥ Launchpad
 Appを介してマーケティングイベントに関わる商品価格、在庫数量、テーマカスタマイズ、販売チャネル調整などのタスクを自動化します。
 この辺りは、ZapierやTepsやYoomなどで近しいことは出来るのでPlusでないマーチャントさんはトライしてみては如何でしょうか?

⑦ Transporter
 Transporterアプリは、他のプラットフォームのオンラインストアをShopify Plusに簡単に移行できるようにするツールで、顧客、商品、注文記録をShopifyストアにインポートします。
 さすがにこれは使ったことがないので、どこまで寄せられるのでしょうか?データの移行はやっぱりMatrixifyがマスト!!インポートする順番が決まっているので注意してくださいね!
 1.商品管理
 2.顧客管理
 3.履歴注文

⑧ ボット防止
 ボット防止を有効にすることで、主に自動のチェックアウトボットに対して商品の在庫が販売されないようにすることができます。希少商品で転売市場をにぎわせているアイテムを扱っているストアは有効ですね。
 一定数、手こずって買えないと文句言ってくる人はいるでしょうけど。。

⑨ Bulk Account Inviter
 お客様がオンラインストアのアカウントを有効化するように、招待することができます。
 他のサイトの会員情報を使って移行する場合に利用します。パスワードを引き継ぐことは出来ないので、新しい場所にに変わりましたので有効化してくださいね!とパスワードを再設定してもらいます。

⑩ POS Pro
 無制限のレジスター、無制限のストアスタッフ登録、実店舗の販売分析に加え、オムニチャネル販売(オンライン購入商品の店舗受け取りや店舗での交換・返品といった実店舗とオンラインでのシームレスなショッピング体験を提供する機能)やスマートな在庫管理(需要予測やセール商品の提案、低在庫レポート等の機能)を可能にするPOS ProがPlusのプランに含まれています。
 1ロケーション$89なので、プレミアムが$399なので残り$1601をPOS pro 1台分$89で割ると18台=18ロケーションでピッタリと$2000となります。一概にここだけで判断することはありませんが、決裁の手数料も変わってきますので、何を優先させるのか?を決めたほうが良いです。
また、Shopifyと連携している別のPOSのサービスと比べてみるのも良いですね。どちらも一長一短があると思いますので、自ストアにあった運用が望ましいです。

 なんだかPlusの機能紹介ってしょぼいなぁ~と思うの私だけ??shopify側に専任の担当者が付くとか、80万ドルの売り上げを越えたら基本料金の$2000に0.25%従量課金されるとか、、、、もう少しシートに追記してもよいなぁ~と思いました。

今回で、機能一覧Ver2の確認は終了となります。さんざん確認しましたが、日本時間の7月27日にShopify Editions 2023 Summerで100を超える大型アップデートが発表されました。待ち望んでいたものから、いまいち良く分からないものまで(笑)

 次回以降はそのEditionsについて探っていきたいと思います。

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北山浩 | notエンジニア
廻らない鮨を食べたいなぁ😅