Shopify #065 話題の本を読んでみる チャプター4
Shopify界を沸かしている、『Shopify 運用大全』のチャプター4までようやく進みました。チャプター4はshopify公式教育パートナー(日本第一号)のミウラタクヤ商店店主の三浦さんが担当されています。
さすが、4番打者だけあってすごいです。一人運用するために余計な部分をそぎ落とす。試合前のプロボクサー並みの減量をミウラタクヤ商店に落とし込んでいるところは、少人数で運用している人には取り入れられるポイントがいくつかあると思います。
ただし、これはミウラタクヤ商店だから出来ることも多いので、そのまま落とし込むととんでもないことになります。私がいつも言っているように、必ず自社翻訳をして取り組んでください。
当たり前のことを当たり前のように継続する
この当たり前のことを当たり前のように継続する難しさは皆さんも十分ご存じかと思います。継続してやり続けることの難しさをクリアしていかないと一人運営もしくは少人数での運用は出来なと思います。
特に日々の業務の中身を分けることをお勧めします。
作業と仕事
これ以外とごっちゃにしている人が多いと思います。誤解を恐れず簡単に言えば、人に渡せる業務=作業、自分しかできないこと=仕事と単純ではないにしても分けることが出来ます。
この章では、この作業を出来るだけ圧縮して自分にしかできないこと=コンテンツの作成や顧客とのコミュニケーションに時間を割くことを推奨。
ブログやメルマガを平日は毎日欠かさず更新し続ける、しかも一人でやり続けるという事は並大抵ではありません。そして、取り扱いアイテム数も絞り切った状態でネタもすぐに尽きると普通の人は思います。ここまでやり続けやり切ることが出来て、Shopifyへの移行1.5年後に売上400%、注文単価160%アップ、月次リピート回数200%という信じられない数字をたたき出せたと思います。
荷姿から逆算
ジャンルの違う複数のアイテムを扱っていた際に、形やサイズがバラバラのジャンルは現在のバターコーヒーに比べると時間当たり1/5しか出荷出来ないことに気づく。
取扱商材が、常温保存・ポストインサイズだから箱のサイズを決められたのか?それとも、常温保存・ポストインサイズを見越して商品開発をしたのかは今度伺いたいと思いますが、いずれにしてもこれには大きなメリットがあります。
送料の算出が簡単
ポストインサイズなので、持ち帰りがない
サイズが統一されているので保管しやすい
箱のサイズは1種類でOK
私の取り扱い商品でも検討しましたが、商品の種類が多すぎるのとパッケージサイズが統一出来ないジレンマで断念しましたが、いつかのタイミングで、商品企画の時点からパッキンサイズを割り出し商品を作っていきたいと思っています。
ECサイトの情報の発信とSNS
取扱商品に型番と非型番があります。型番は多く流通しているので情報はすでにお客様が持っている言っても過言ではありません。問題は非型番を取り扱っている場合=ここではミウラタクヤ商店、自身で情報を発信しないと誰も広めてくれません。それこそ無人島のお店です。
無人島でお祭りをしても意味がなく、いかにこの無人島に魅力があってここへ来ると楽しい何かがあるよ~と言うことを継続して配信していく必要があります。先にも述べました通り、平日毎日ブログやメルマガの更新をし続ける理由は一つ、人に来てもらい無人島からリゾート地に変えるためです。
それを補完するのがSNSであり広告であると思います。道具は使い方ひとつで大きく結果が変わります。同じネタでも魚を知り尽くしたすし職人の捌く魚は素人とは大違いです。三浦さんはいつもこのように言っています。
使うだけじゃなく使い倒せ
と。使い倒せるようになる=仕組みを理解することだと解釈しています。これはShopifyだけでなく、インスタやツイッター、LINEなどすべてにおいてのことです。しいて言えばShopifyアプリ一つも含まれると思います。
結果が出ないと嘆いている暇があれば、いろんな使い方を研究したり人に聞いてみたりしなさい!と言われています。これは私にとっても耳の痛い話でもあり、これをやり遂げる三浦さんを尊敬するところでもあります。
最後に
私と環境が全く違うので比べようがありませんが、ミウラタクヤ商店の三浦さんは本当に尊敬しています。一人運用だからいろいろやるのは当たり前だ!というのは簡単です。今でこそ結果も出し公認教育パートナーとして活躍されていますが、見えないところの苦労は半端ないと想像しています。
このように一つのこと、それに付随することをやり切る力がこのShopifyの運用を成功させるカギだと思います。これはShopifyに限らず、他のカートや運用に流用できる部分は沢山あると思います。
運用大全のなかでチャプター4が他のチャプターに比べるとボリュームが少ないです。が、一番言いたいことしか書かれていません。自身の運用サイトに落とし込んでみて、出来ているところと出来ていないところの棚卸を行ってみては如何でしょうか?
一つの形を作り上げてそれを磨きこんでいくミウラタクヤ商店店主・ミウラタクヤさん。これからも憑いていきます!もとい、変わらぬお付き合いのほどをよろしくお願いいたします。
毎朝EAT HACKからスタートしています。