iDecoをやらない3つの理由
iDecoの現状
iDecoとは、日本語では確定拠出年金のことです。簡単に言うと、自分の責任において運用商品を選び、私的年金を作っていく制度になります。
加入者については
2016年 約25万人
2020年 約155万人
約6倍と急増しています。
急増しているといっても、日本の労働力人口は約6800万人いるので、iDeco加入者は約2%弱といったところでしょうか。100人中2人。まだかなり少ないですよね。
iDecoをやらない理由
①投資そのものが怖い
子供の頃からの教育で、親から貯金をするように言われてきてませんか?投資=損をするというイメージになってませんか?日本人は世界的にみて、貯蓄率が異常に高い国です。逆に言うと、投資する概念が低い国なのです。
投資=損をするというイメージは、単なる知識不足に過ぎません。怖いという概念は、自ら勉強しないことから起こります。
②60歳までに引き出しができない
iDecoをやらない理由の筆頭ではないでしょうか。そもそも年金なので、年金はいつ使うんですか?今でしょではなくて、60歳以降(人によっては70歳以降)ですよね。
1億総活躍といって、日本中の労働人口が減ってこれから人手不足になります。政府としても労働力確保のために、定年を延長する政策をとり始めています。法的な整備を着々と進めています。
iDecoを始める目的は何なのか?いつ使用するのか?自分の中でハッキリさせることだと思います。
③そもそも興味がない
日本人の平均寿命は、女性が世界一長寿の87歳。男性が世界二位で、81歳となっています。
年金の受給年齢も、60歳から段階的に引き上げられており、最大75歳から受給できます。これも徐々に長寿となっているからです。
このケースの興味がないという意味は、2つに大別されるのではないでしょうか。
1つは受給開始まで期間があり、あまり現実味がないということ。
2つ目は①と同様の意味になりますが、何となく面倒くさいといった意識が働くからだと思います。
iDecoのメリット・デメリットとは
メリット
①掛金が全額所得控除される。
サラリーマンが受けられる、数少ない節税の一つ。
②金融商品の運用益は課税(20.315%)対象となるが、iDeco内の運用については非課税で再投資される。
③60歳の受給時に、所得控除を受ける。
デメリット
①60歳まで引き出せない。
②運用時に損をする可能性がある。
③加入時や運用時などに、手数料がかかる。
私たちはどうすべきか
これまで見てきたように、iDecoについてはほぼメリットしかありません。他のネットでも、多くの人が指摘している通りです。
ではなぜiDecoに加入しないのか?
それは未だに、携帯電話大手キャリアを使っている人が多いことからも見てとれます。楽天モバイルなどの格安SIMが参入してきているが、乗り換えない人が多いですよね。手続き自体が、面倒なんですよ。
違いに気付いて、行動できるかどうか。そのほんの少しの行動力が、今後も人生の豊かさを決めることになるに違いありません。
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