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河野太郎氏が総理総裁になれない理由

総理総裁の資質とは


現在2021年9月でありまして、自民党総裁選挙の真っただ中です。新聞、テレビをはじめとして自民党がメディアジャックをしており、立憲民主党を含む野党は蚊帳の外となってます。来月に衆議院選挙を控えているのを考慮すると、自民党にとってはまたとない宣伝活動となっています。


自民党総裁選挙立候補者
・岸田文雄(岸田派)
・河野太郎(麻生派)
・高市早苗(無派閥)
・野田聖子(無派閥)


4名の立候補が出揃いました。

私個人としては、高市早苗氏推しです。政策理解の深さ、ディベート力など個人の能力としては傑出していると思います。しかしここでは候補者個人の能力ではなく、客観的な状況から総理・総裁になる可能性を検証したいと思います。


派閥の役割


自民党内には、現在大きく分けて6つの派閥があります。事あるごとに派閥は批判の対象となります。その存在意義は何でしょうか。


・総理総裁を輩出する。
・政策を実現させるために、政治理念を同一にする。(投票行動を同一にする)
・新人の教育機関


河野太郎氏は、麻生派(56名)の所属です。麻生派からの立候補者は、河野氏ただ一人。にもかかわらず、麻生派としては実質自主投票となっています。派閥会長である麻生氏も、積極的に河野氏を推すという訳でもなさそうです。一番身近にいる仲間から応援してもらえないって、どういうこと?

2012年の自民党総裁選挙時、立候補に逡巡していた安倍晋三氏を菅総理が説得したのは有名な話です。総理総裁になる人って、自分から立候補するのではなく、周りから推されるものなのでは?


発信力・突破力がある


ツイッターフォロワー数
河野太郎氏 240万
高市早苗氏 17万
岸田文雄氏 52万
野田聖子氏 1万


河野太郎氏が主張する、発信力があるというのは、主にこのツイッターフォロワー数と思われます。ちなみに安倍前総理は、230万人なので河野氏とほぼ同数ですね。

政治家でツイッター運用できている人は、まだ少ないように感じます。河野氏のツイッター(私はフォローしてませんが)は、こまめに情報発信しています。

しかしツイッター運用する暇があるならば、同僚議員とのこまめに情報交換をして、仲間を増やしていくのが優先順位じゃないですか。

突破力があるって言ってますが、何を突破したんですか?防衛大臣時代、イージス・アショアの配備停止を独断で行い、防衛省を大混乱させたのは記憶に新しいことです。これが突破なんですかね?


次の首相にふさわしい人物


2月に行われたFNN産経新聞合同世論調査
河野太郎氏 22.4%
石破茂氏 16.1%
小泉進次郎氏 13.2%

マスコミってこういうの好きですよね・・・。自民党内で人気がない3人衆です。石破茂氏は、ついに推薦人20人集まらずに立候補すらできませんでした。現在河野太郎氏は、マスコミ報道では有利に自民党総裁選挙を進めているようです。河野氏なら、直近ある総選挙において有利になるのでは?という議員心理が働いているのでしょう。


今後の展開


9月29日、自民党総裁選挙の投開票が行われます。

一年前の菅総理がそうであったように、政治家の人気というのは儚いものであります。良い時は持ち上げて、人が集まります。人気に陰りがでてきたら一斉に叩き、人は去っていく。

第二次安倍政権が、何故長期政権となったのか。安倍総理を本気で支えるメンバーがいたからこそです。麻生氏が安倍氏の盟友であるのは、有名な話ですよね。盟友を見れば、その人となりが分かります。

河野太郎氏の盟友って誰ですか?



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