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■Amazonセラーセントラルの必須スキル!「在庫元帳」を活用した効率的な棚卸し方法!ご存じですか?②

棚卸しの実践方法:ステップバイステップガイド
棚卸しを効率的かつ正確に行うために、在庫元帳を活用する具体的な手順を詳しく解説します。

まず、「在庫元帳」レポートをダウンロードします。
この際、CSVファイル形式を選択することをお勧めします。
CSVファイルは、ほとんどのスプレッドシートソフトで簡単に開くことができ、データの加工や分析が容易です。

ダウンロードしたCSVファイルを、ExcelやNumbers、Google Sheetsなどのスプレッドシートソフトで開きます。
ファイルを開いたら、データが正しく表示されているか、列や行が崩れていないかを確認しましょう。


「終了時の倉庫の在庫」という列を探します。
この列には、各商品の現在の在庫数が記載されています。これが、棚卸しの基本となる重要なデータです。

次に、各SKU(在庫管理番号)ごとの仕入れ金額を入力します。
この作業は手動で行う必要がありますが、正確な棚卸し金額を算出するために不可欠です。
過去の仕入れ記録や請求書を参照しながら、慎重に入力していきましょう。

在庫数と仕入れ金額のデータが揃ったら、これらを掛け合わせて各商品の在庫金額を算出します。
スプレッドシートの関数機能を使えば、この計算を自動化することができます。
例えば、在庫数がA列、仕入れ金額がB列にある場合、C列に「=A1*B1」という式を入力し、下方向にコピーすることで、全商品の在庫金額を一括で計算できます。

最後に、全商品の在庫金額を合計して、総在庫金額を算出します。
これには、スプレッドシートの合計関数(例:SUM関数)を使用すると便利です。
この総在庫金額が、あなたの事業の棚卸資産の価値となります。

この手順を丁寧に実行することで、正確かつ効率的な棚卸しが可能になります。
また、この過程で得られたデータは、単なる棚卸し以上の価値があります。
例えば、商品ごとの在庫回転率や、滞留在庫の特定など、ビジネス改善のための重要な洞察を得ることができるでしょう。


在庫元帳の活用シーン:多岐にわたる利用価値
在庫元帳は、単なる棚卸しツールにとどまらず、Amazonビジネスの様々な場面で活躍します。
以下に、具体的な活用シーンをいくつか詳しく紹介します。

○納品プランを作成後、商品がFCに到着したか確認したい時
新商品を納品した後、実際にAmazonのフルフィルメントセンター(FC)に到着し、販売可能になったかどうかを確認することは非常に重要です。
在庫元帳を使えば、納品した商品がいつFCに到着し、在庫として登録されたかを正確に把握できます。
これにより、納品から販売開始までのリードタイムを最適化し、より効率的な在庫管理が可能になります。
また、万が一、納品した商品がFCに到着していない場合も、早期に発見し対処することができます。


○納品プラン画面でエラーが出て、在庫の所在が不明な場合
時として、納品プランを作成しようとした際に、予期せぬエラーに遭遇することがあります。
特に、システム上で在庫の所在が不明になってしまった場合、非常に困惑するでしょう。
このような状況下で、在庫元帳は強力な味方となります。
在庫元帳を確認することで、問題の商品が実際にどのFCに存在しているのか、あるいは既に販売されてしまったのかを正確に把握できます。
これにより、エラーの原因を特定し、適切な対処を迅速に行うことが可能になります。

○購入者から商品未着のクレームがあった時
顧客満足度を維持する上で、配送に関するクレーム対応は極めて重要です。
商品未着のクレームを受けた場合、在庫元帳を活用することで、該当商品の出荷状況を詳細に確認できます。
具体的には、いつ在庫から引き落とされ、どのFCから出荷されたかという情報を得ることができます。
これにより、クレームの真偽を確認し、適切な対応を迅速に行うことが可能になります。
また、同様の問題が頻発する場合、特定のFCや配送ルートに問題がないかを調査する手がかりにもなります。


棚卸しのタイミング:適切な時期の選択が鍵
棚卸しを行うタイミングは、事業形態によって異なりますが、一般的には以下のようになります。

個人事業主の方は、確定申告の時期に合わせて棚卸しを行う必要があります。
通常、確定申告の期限は翌年の3月15日までですので、年末から年始にかけて棚卸しを実施するのが理想的です。
特に、12月31日時点の在庫状況を正確に把握することが重要です。
これは、年末時点の在庫が、その年の事業所得を計算する上で重要な要素となるためです。


一方、法人の方は、決算時に棚卸しを行います。
決算期は会社によって異なりますが、多くの企業が3月決算を採用しています。
この場合、3月31日時点の在庫状況を正確に把握する必要があります。
ただし、月次で在庫管理を行っている企業も多く、その場合は毎月末に簡易的な棚卸しを行い、年度末に詳細な棚卸しを実施するというパターンが一般的です。


いずれの場合も、年末年始は特に注意が必要です。
この時期は多くの企業が休業し、物流も混雑するため、在庫の動きが通常と異なる可能性があります。
そのため、12月31日時点の在庫状況を正確に把握するためには、事前の準備と、年始早々の確認作業が重要になります。
在庫元帳を活用することで、この重要な時期の在庫状況を正確かつ効率的に把握することができます。


在庫元帳マスターへの道
在庫元帳を使いこなすことは、Amazonビジネスの効率を大幅に向上させる鍵となります。
この強力なツールを活用することで、単なる在庫管理を超えた、戦略的なビジネス運営が可能になります。


定期的に在庫状況をチェックし、的確な在庫管理を行うことは、ビジネスの成長に直結します。
在庫過多による保管料の増加や、在庫切れによる機会損失を防ぐだけでなく、季節変動や市場トレンドに応じた柔軟な在庫戦略を立てることができます。

さらに、在庫元帳から得られるデータを深く分析することで、商品ごとの収益性や回転率を把握し、より効果的な商品ラインナップの決定にも役立てることができます。
これは、長期的なビジネス戦略を立てる上で非常に重要な情報となります。

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石井道明(いしいみちあき)のプロフィール
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初心者からプロまで教えている
無在庫物販の専門家
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元金髪モヒカンバンドマン→借金500万円→輸入ビジネス年商3億円、美容系物販年商120億円物販関係の会社を4社経営、
従業員200名英国MBAホルダー物販コンサル12年
無在庫ビジネス実績15年
ECラボメイン講師
石井が手がけた物販生徒1000名以上
物販歴23年

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