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”Serial tree activist” ロッシェル・カップ(@JICRochelle)氏が執拗に樹木伐採に反対する動機とは

いわゆる神宮外苑再開発、正式名称「神宮外苑地区まちづくり」に関して、1,000本の樹木が伐採されると主張し反対運動を展開したロッシェル・カップ氏。この運動で彼女を認識した方も多いと思うが、実は公共機関による樹木伐採の計画があるたびに反対している、いわば ”Serial tree activist” なのである。

神宮外苑の樹木伐採反対以前から現在

東京オリンピックの際、代々木公園にライブサイトを設営する計画があったが、その際に公園の木々の剪定が必要になった。そのときのロッシェル・カップ氏の反対運動はこちらに纏められている。

神宮外苑地区まちづくりに反対していることは、今回、東京都知事選で蓮舫さんが争点にしたこともあり、認知した人も多いだろう。その署名運動のサイトはこちら。

環境保護の活動家として主張されるのは結構なのだが、困ったことに彼女は嘘を交えて主張し、よく知らない人たちを煽動するのである。
神宮外苑地区まちづくりに関しての嘘をまとめたわたしの文章がこちら。

彼女の動機はいったいなんなのか

彼女の動機はいったいなんなのか。これだけ時間と労力を割いてまで、なぜ反対運動をつづけるのか。
この疑問への答えのようなXへの投稿が流れてきた。

こちらのChihiro Nakayamaさんの投稿でもざっと把握できましたが、動画を視聴し、Youtubeの文字起こしを元に翻訳ツールでテキストに起こしてみました。

最初に関わった環境問題の抗議活動について

最初に関わった環境問題の抗議活動は、「不忍池地下駐車場建設問題」のようです。その部分の文字起こしがこちらです。もともと日本で広報の仕事をしていたため、話を広めるための手法に土地勘があったこと、実際やってみたら計画中に追い込めたという成功体験がきっかけのようです。

実際に言いたいのは、代々木公園の件をやる前に、環境問題の抗議活動に3回ほど関わったことがあり、何度か成功させたことがありますが、人脈やガイドブックのようなものはありませんでした。しかし、何度かやったことで多少の自信がつきました。

最初は20代の時に日本で働いていた時のことです。

当時、日本の銀行で国際広報の仕事をしていましたので、PRの経験がありました。アメリカで大学を卒業して最初の仕事もPRだったので、その分野での経験もありました。上野の不忍池の下に駐車場を作る計画があり、それが実現すればその池の繊細な生態系を完全に破壊してしまうでしょう。地元の多くの人が関わっていて、エリザベス・キリタニというその地域に住んでいた人が関与していました。彼女が外国人女性のグループにその件について話をしたと聞いて、友人が私に「PRの知識を活かして、外国の報道機関にこれを広めるのを手伝ってくれないか」と言ってきました。私は「もちろん、やってみます」と答え、多くのジャーナリストに連絡を取りました。
その中には、日本タイムズに野鳥観察についてのコラムを書いていた著者もいました。彼は今も北海道に住んでいて、日本の野生についての本を書いています。非常にニッチな分野ですが、日本タイムズに月に一度のコラムを持っていました。
彼にその計画について話すと、「それは最悪のアイデアだ」と言いました。不忍池はバードウォッチャーにとって貴重な場所であり、野鳥が集まるオアシスです。彼は日本タイムズにその計画に対する批判記事を書きました。当時の新聞は今よりも少し大きかったので、半ページの記事はかなり大きなスペースを占めました。また、これはインターネットが普及する前のことなので、日本タイムズに掲載されることが大きな出来事でした。彼はその月のコラム全体をその計画に対する批判に費やしました。
もちろん、他の多くの抗議活動も並行して行われましたが、その計画はすぐに消えました。

これは、物事に影響を与えられるという初期の経験でした。

日本では外圧という言葉がありますが、その言葉が思い出せません。この神宮外苑の件では、その役割を果たしていると感じています。多くの人が「なぜこの外国人がこの件について話しているのか」と言いますが、「日本人がこれについて話すべきだ」と言われることも多いです。私は非日本人として日本社会での役割について考えていますが、発言するのが私には簡単だと感じています。それは私がアメリカ人であり、それが私の文化であり、私の性格だからです。私はコンサルタントや取締役としての経験があり、人々が私の話を聞くことに慣れていますので、発言する自信があります。そして、私は自営業なので、私たちがやっていることに関与している多くの日本の活動家とは異なり、会社の承認を気にする必要はありません。だから、発言することに躊躇がありません。

S2E14 The Ikigai in Career and Activism with Rochelle Kopp

該当部分は、こちら、24分57秒あたりから。

なぜ反対運動を熱心に続けられるのか

これは、ロッシェル・カップ氏がユダヤ人であり、熱心なユダヤ教徒ではないものの、ユダヤ教の考え方が自身の世界観の一部を形成しているからと騙っています。

私はユダヤ人で、ユダヤ教には『世界を修復する』という概念があります。
つまり、世界は完璧ではなく壊れているので、できる限り世界を良くする責任があるという考え方です。

だから、多くのユダヤ人が教師やソーシャルワーカー、医者などの職業に就く理由の一つです。信仰には『これをすべきだ』という考えがあり、私はそのようなユダヤ人の一人です。私は寺院にはほとんど行かず、豚肉やエビをよく食べます。儀式的なことにはあまり興味がありませんが、価値観は私にとって非常に重要です。これは大きなユダヤ教の価値観であり、私はユダヤ人だからこれをしているわけではありませんが、その考え方が私の世界観の一部を形成していると思います。

S2E14 The Ikigai in Career and Activism with Rochelle Kopp

該当部分はこちら、39分00秒あたりから。

まとめ

ロッシェル・カップ氏がなぜ執拗に樹木伐採反対運動を続ける理由は、ユダヤ教の「世界は壊れているから修復しなくてはいけない」というトゥクノラ(Tikkun olam)の教えの影響ということです。
東京都の都市計画は、世界を壊していると認識されるのは大迷惑ですし、詳細を知れば、壊すのでなく再生、再興する計画が殆どであることがわかります。
謙虚になって、考えを改めて欲しいものです。
それ以前に、嘘をついてまで修復しなければという方法もやめてほしいですね。

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