玉結びもろくにできない絵描きが推しぬいにチャレンジした件
公式で一向にフロストリーフのぬいぐるみが出ないので、去年夏頃より自分で作るか~と、ぬい素材だけは買い、腰が重い状態が続いておりました。
何故なら、ebushiは裁縫スキルがありません。学生時代、家庭科の成績が良かった記憶が一度もない。
羊毛フェルトはやってんじゃん!って思われてるかもしれませんが、あれは裁縫スキル要らないし、家庭科 というより工作、手の汚れない粘土といった感覚に近いのでノーカン(?)です。
しかし11月に知り合いの方や、年末にフォロワーさんの自作ぬいを見て、「あっ、いいな、作りたい」という気持ちになり、あとはアークナイツのフェスに間に合うように持って行きたい!という気持ちに背中を押され奮起し、1月の2日間の休み使って作ることにしました。フェス1週間前です。
その奮闘の内容、使った道具や素材、振り返りを記したいと思います。
縫い作り奮闘メモ
①素体を用意する
これは今回既製品に頼りました。あと、顔部分は刺繍できる気がしなかったので、これも既製品を使いました。
目や口はアイロンでくっつけられます。
②型紙から生地を切っていく
型紙が付いている本を購入していたので、部分的には使ったりしましたが、ほぼ自力で型紙を作る事になりました。おおよその切り込み位置を捉えるにはあってよかったと思います。
生地は切ってしまってはサイズやイメージが違ってた時に巻き返せないですが、トレーシングペーパーなら安く何度でも調整できるので、オススメです。
そんな感じでパーツを用意していきます。
③縫い合わせていく&貼り付けていく
②と③の工程は行き来する感じでやってました。
縫い合わせに関しては、生地の裏面から本返し縫いをしていき、表にくるっと返すことで縫い目が見えなくなります。
貼り付けに関しては、布用ボンドで細かい部分や、縫えない部分に対しておこないました。
④装着していく
ここが楽しい工程。作ったパーツを付けていきます。
最後はヘッドホンでした。特に耳当て部分をどうやって作ろうか悩んで後回しにしてました。
結局お得意の羊毛フェルトでドーナツ形を整形しました。
というわけで完成です!
初めて&裁縫壊滅的スキルにしてはうまくできたのでは?と思っておりますが、所々反省点や改善点はあります。
それは振り返りの項で……
使った道具や素材
必須なもの(生地といった基本的なものを除いて)
トレーシングペーパー
型紙を書きおこすのに使用。ある程度組み上がった際にも切って仮当てしてサイズを調整するのにも使えて代活躍
クリップ
生地を合わせて縫う際に活用。ボンド付けた際に押さえる役もできる(挟む力が強すぎるので凹みには注意)
フェルト・布用ボンド
通常のボンドとは違い、透明で液状強めで、ちょっとはみ出しても目立たなくてとても良いです。部品の接着だけでなく、飛び出た糸を押さえたい時とかにも使えて便利。
チャコペン(水性)
生地の裏に書き込んで切る&縫うルートを記すために使用。
ただ、4日から14日まで消えないらしいので、直近で使う場合消えてないことも……(イベント1週間前に作り出し奴←)
黒の生地に書き込めなくて困ったんですが、黒や暗色を使って作ってる人どうしてるんだろう?
染色ペン
耳やしっぽのグラデーション、既製品の目のパーツ彩色に使用。色を付けたい時には必要ですが、生地や糸だけで色の変化出せるなら不要と思われる。
あって良かったもの
ワンタッチ針
先の溝からクイッと下げるだけで糸が通る針。糸の切り替えが多いと特に便利。糸が通らないイライラも無くなるのでオススメ。
両面テープ
トレペと生地を貼り合わせる際に使用。
粘着力が強すぎると、フェルト生地の場合荒れるので注意。
裁縫ハサミ
先が尖ってるハサミなので小回りがめちゃ効く。買っておいて損は無い。
目盛り付きマット
直線引いたりおおよそのサイズ確認にも使えて便利。カッター使う場合も下敷きとして使えるし、なにより何かを作ってる感が出るのでオススメ。
羊毛フェルト
布系で表現出来ないパーツ(今回だとヘッドホンの黒い部分)に使用。その場羊毛フェルト用の針が必要になります。(百均で売ってたりします)
解説本
型紙付きのものを買い、型紙でおおよその形のとり方、サイズ感が学べるので1冊はそれ用の本を買うのがオススメです。
作りたい型がなかったとしても、類似的なものを見て応用も考えられるので……
既製品の素体と型紙が若干サイズが違ってちょっと困りましたが、基礎的な作り方を叩き込むには買ってよかったかなと。
あとは作りたいものに近いぬいぐるみ持ってると、縫い目見ることで組み立てられるので良いかも?
あったら便利
ほつれ止め液
ほつれやすい生地の端に垂らすと止められる液。私はフェルトで小さい部品のところに使いましたが、使い所無い場合もあるので必要な人だけ買えば良いかなと。百均にもあります。
マジックテープ
着脱可能な服にする場合は必須。ダイレクトに素体に縫い込んだり、ボンドで貼り付け固定でいいという場合は不要。
以下は読みたい人が読んでいただけら……な蛇足部分です。
振り返り
既製品の素体ボディは初回に作るには有用だけれど、やはりちゃんと作りこみたい時はそこから自作が良いなと思いました。ケモ耳や髪、しっぽを素体にあらかじめ付ける事で衣装の自由度が上がるかと思われるので……
あと、顔パーツに関しても、刺繍で作る方が断然自由度が高いので、次回作ることがあったらトライしてみたいところではあります。
とはいえ着脱できる所はできるようにしたり、タイツやブーツは素材にこだわってみたりと、初めてのぬい作りにしては色々トライは出来たかなと思ってます。
次にぬいを作ることがあったら、もう少し縫うのはうまくなれるようにしたいです。あとは手際良くなりたい。どの順からパーツを作っていくとイメージ通りになるのかとかが想像出来るようになれたら最高ですね。
トータルで20~30時間かかったかと思います。既製品部分がなかったらもっとかかってたかも?
慣れてる人なら20時間以内にはできそう。
そして完成イメージ描けるのも大事。私は描かなかったですが、描いた方が絶対良いと思います。
あと、立体把握が得意な方だと初回からオリジナル作成できるかと思うけれど、得意でない方の場合、一度型紙通りに1体作った方が良いかも。
と、話が長くなってしまいました。
最後にメモ画を残して締めたいと思います。
興味が湧いて、フロリちゃんぬい作りたいと思った方は是非解読してください!
服難しそうで挫折するよ~と思う方、安心してください、彼女にはおくるみ姿があります。それなら顔と髪とケモ耳だけ頑張れば行けます。ファイト💪