●トミー・デバージ(スウィッチのベース)死去、ディオン・エステスの死去から10日後に
●トミー・デバージ(スウィッチのベース)死去、ディオン・エステスの死後10日
【Tommy DeBarge Dies At 64 Within 10 Days Of Passing Of Deon Estus】
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●トミー・デバージ(スウィッチのベース)死去、ディオン・エステスの死去から10日も経たずに
【Tommy DeBarge Dies At 64 Within 10 Days Of Passing Of Deon Estus】
訃報。
デバージ兄弟の一人で、ソウル・グループ、スウィッチのベース奏者、ヴォーカリスト、トミー・デバージ(Thomas Keith DeBarge)が2021年10月21日肝臓疾患で死去した。64歳。
ミシガン州グランド・ラピッズ出身のデバージ兄弟姉妹は10人。上から順にバニー(1955年生まれ)、ボビー(1956年―1995年)、トミー(1957年‐2021年)、ランディー(1958年生まれ)、マーティー(1959年生まれ)、エル(1961年生まれ)、ジェームス(1963年生まれ)、チコ(1966年生まれ)、キャロル・ピーチェズ、ダレル・ヤング(共に1970年生まれ)。
このうち、ボビーがエイズ関連の疾患で1995年8月16日、39歳の若さで死去している。
ボビーとトミーは1976年、グレゴリー・ウィリアムス、エディー・フルーレン、フィリップ・イングラム、マイケル・マクグローリー、ジョディー・シムズらとスウィッチを結成。グレゴリー、ボビー、ジョディ―の3人はこのスウィッチ以前にバリー・ホワイトがプロデュースするホワイトヒートのメンバーだった。
スウィッチは、モータウン・ビルのエレヴェーターでジャーメイン・ジャクソンと遭遇、デモ・テープを手渡したところ、それを気に入られ、モータウン入り。1978年モータウンからデビュー。「ゼ―ル・ネヴァー・ビー」「アイ・ウォナ・ビー・クローサー」などのバラードや「ベスト・ビート・イン・タウン」などのアップテンポのヒットを生み出した。
一方、デバージ兄弟からバニー、ランディー、マーク、エル、ジェームスの5人がグループ、デバージとして活動。1982年、やはりモータウンからデビュー。同年「アイ・ライク・イット」が大ヒットして以来、ヒットが続いた。1983年「タイム・ウィル・テル」、1985年「リズム・オブ・ザ・ナイト」などが大ヒット。その後、エルはソロに転じた。
スウィッチは、1980年代に入ると活動がゆっくりになり、自然解散するが、その後もときどきメンバーを変えながらライヴ活動をしていたようだ。
ここ数年、トミーの体調が悪くなり、スウィッチがライヴをするときはディオン・エステスがベースを担当していたという。
そのディオン・エスタスは、2021年10月11日死去。10日以内にスウィッチはふたりのベース奏者を失ったことになる。
Switch - There'll never be
https://www.youtube.com/watch?v=ZLKkkOoszAA
Switch There'll Never Be 1978 Join group Grown Folks Talking (Soul Train) (6:26)
https://www.youtube.com/watch?v=BQebno-jnfc
向かって左がトミー、一番右のギターがフィリップ・イングラム。センターでリードを取るのがボビー。
このときの『ソウル・トレイン』のフルの長さのもの
https://www.youtube.com/watch?v=tw7h8NWR4qs
1978 - SWITCH on the Mike Douglas show performing..."We Like To Party"
https://www.youtube.com/watch?v=71GrChsXiXg
Switch - I Wanna Be Closer (1978)
https://www.youtube.com/watch?v=YbHGQgqxUlA
正面の3人が左からトミー、ボビー、右がフィリップ・イングラム。フィリップはジェームス・イングラムの弟。近年、シーナ・イーストンのバックコーラスの仕事で来日していた。
Switch- Best Beat In Town
https://www.youtube.com/watch?v=G9vxFNclQu8
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