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ジョー・チェンバーズ(チェンバーズ・ブラザーズ)81歳で死去

ジョー・チェンバーズ(チェンバーズ・ブラザーズ)81歳で死去
 
【Joe Chambers Dies At 81】
 
訃報。
 
1960年代ブラック・ロック、あるいはサイケデリック・ソウル・グループの先駆けとしてヒット曲をだしてきたチェンバーズ・ブラザーズのジョー・チェンバーズ Joe Chambers が2024年8月15日に死去した。81歳。
 

https://x.gd/Hhrhp

 https://rockcellarmagazine.com/joe-chambers-dies-the-chambers-brothers-obituary-details/

 
ロスをベースに活躍していたブラック・ロック・ファンク・グループ、チェンバーズ・ブラザーズ4人兄弟の末っ子。ギターとヴォーカル。なお、ジャズ・ドラマーの同名人物がいるが別人。また、このチェンバーズ・ブラザーズというと、シカゴのギャングが出てくるが、これともまったく関係はない。
 
x.gd/hE4Nr 
 https://www.soulandjazzandfunk.com/news/joe-chambers-dies/

チェンバーズ・ブラザーズは1966年メジャーのコロンビアと契約。1967年暮れから「タイム・ハズ・カム・トゥデイ」がヒット。ポップ・チャートには1968年8月からはいり、最高位11位を記録。アルバムでは11分超えのものが録音され、これは当時のカレッジ・ラジオ、台頭し始めたFM局などでかかるようになった。当時珍しい黒人白人混合グループだった。ちょうどコロンビアでは、スライ&ファミリー・ストーンとほぼ同時期に契約、一足先に同社からでていた。
 
これは、もともと2分37秒のものが録音されたが、それはボツになり、彼らがアルバムをつくるときに、11分版を録音。こんどはそれを3分05秒版に短くしたという。その後4分45秒版もでた。
 
The Chambers Brothers - Time Has Come Today (Audio) (11:03)

 
The Chambers Brothers • “Time Has Come Today” (Psychedelic Freakout!) • 1969 [RITY Archive]

 

https://web.archive.org/web/20240816171811/https://www.youtube.com/watch?v=AQSjV4DZ-Gg

 
ある意味、サイケデリック・ロック、ファンク、ソウルの先駆的存在といえそうだ。
 
彼らは、1969年、ニューヨーク・ハーレムで行われた野外でのソウル・フェスに登場。その模様は、クエストラヴが監督した『サマー・オブ・ソウル』のドキュメンタリーにも描かれている。
 

 (同フェスでの「アップタウン」)オーディオ。
 
チェンバーズ・ブラザーズは、上から次の通り。
 
ジョージ・チェンバーズ (1931年9月26日~2019年10月12日) (ベースなど)
ウィリー・チェンバーズ(1938年3月3日生まれ~ ギター
レスター・チェンバーズ(1940年4月13日生まれ~ ヴォーカル
ジョー・チェンバーズ(1942年8月22日~2024年8月15日)ギター
この4人ともうひとり白人の
ブライアン・キーナン(1943年1月28日~1985年10月5日)ドラムス
 
の5人組。
 
元々はニューヨークで活動していたが、ロスに本拠を移して、コロンビアと契約してからチャンスが広がった。
 
ソウル・チャートというより、ポップ・チャートでのほうが受けたということで、サイケデリック・ロック、ファンクのグループとして捉えられてきた。のちにサンプリングなどで使われるようになるが、彼らは70年代後期にはあまり活動しなくなってしまった。
 

 
OBITUARY>Chambers, Joe 1942年8月22日~2024年8月15日、81 year old)



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