〇長岡秀星展、関東地区で29年ぶり、2020年12月代官山で開催~アースを始め多くのレコード・ジャケット等の原画を展示
〇長岡秀星展、久しぶりに代官山で開催~アースを始め多くのレコード・ジャケット等の原画を展示
【Shusey Nagaoka Exhibition Will Be Held On December 8th, 2020 At Daikanyama Hillside Forum】
(本作・本文は約5000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字換算すると、10分から5分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと17分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)
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1.2020年12月8日から代官山で長岡秀星回顧展
〇長岡秀星展、久しぶりに代官山で開催~アースを始め多くのレコード・ジャケットの原画を展示
【Shusey Nagaoka Exhibition Will Be Held On December 8th, 2020 At Daikanyama Hillside Forum】
個展。
アース・ウィンド&ファイアーの一連のジャケットやカーペンターズの「ナウ・アンド・ゼン」など多数のジャケットをてがけたアーティスト、イラストレーター、画家である長岡秀星氏の作品を一堂に集めた展覧会が久しぶりに東京・代官山で2020年12月8日から3週間開かれることになった。関東地区で長岡氏の原画約80点を集めた展覧会が行われるのは1991年1月銀座三越以来29年ぶり。
長岡氏の作品はレコード・ジャケットがたいへん有名だが、ジャケットは30センチ四方だが、原画はその1.5倍以上あるものが存在する。したがって、ジャケットで見切れない詳細なところを見ることができる。『オール・ン・オール(太陽神)』のジャケットの中に、長岡氏が漢字で「風林火山」という文字を密かにいれこんだその文字もはっきりと見ることができる。そのあたりをじっくり鑑賞するのも見どころのひとつだ。
(『オール・ン・オール』のレコードジャケットでは30センチX30センチ=広げても30X60だが、これはかなり大きい原画。56センチX195センチ)
展覧会・詳細
タイトル:長岡秀星回顧展 スペース・ファンタジー~透明な宇宙を求めて~
会期 2020年12月8日(火曜)~12月27日(月)11時~19時(会期中無休)
会場 代官山ヒルサイドフォーラム
東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟
主催・企画: 長岡秀星回顧展実行委員会
協力: 長岡徳子、株式会社なかはら
、Hillside Terrace
公式ウェブサイト
https://www.bsfuji.tv/shusei_nagaoka/
入場料: 【前売】一般1,500円/大高生1,200円/中小生600円/ポストカードセット付2,000円
【当日】 一般1,700円/大高生1,400円/中小生800円
入場チケットについては特設サイトにて。
https://eplus.jp/nagaokasyusei/(チケットは2020年9月21日から発売)
※会場内混雑緩和のため、前売チケットは時間帯/曜日によって<日付・時間指定>とさせて頂きます。
長岡秀星氏の展覧会は、1981年12月に東京・伊勢丹での大規模な展覧会が国内を巡回し、約6万人の入場者を集め大きな話題となった。その後、1991年1月、銀座三越で展覧会が行われた。長岡氏が2015年6月23日に死去した後、2016年11月に長岡氏の生まれ故郷長崎県壱岐市で48点が展示された追悼展が行われた。
2.長岡秀星プロフィール
■長岡秀星・プロフィール
1936年(昭和11年)11月26日、長崎生まれ。本名長岡秀三。1955年、武蔵野美術学校入学後まもなく雑誌などで仕事を開始、仕事が忙しくなり1958年、中退。その後国内で雑誌、広告などの世界で多数の仕事をてがけた。
1970年4月に渡米して以来、ロスアンジェルスを拠点に活動。音楽業界では1972年、ヴァン・ダイク・パークスの『ディスカヴァー・アメリカ』のジャケットを、「デザイン・マル」のクレジットでてがけた。ただこのアルバムはまったく売れずに、1973年カーペンターズの『ナウ・アンド・ゼン』をてがけ、大ベストセラーになったことにより、レコード・ジャケットを多数てがけるようになった。特に、1977年、アース・ウィンド&ファイアーの『太陽神(原題、オール・ン・オール)』、1978年同『ベスト』、1979年『黙示録(原題、アイ・アム)』、エレクトリック・ライト・オーケストラの『アウト・オブ・ブルー』(1977年)などのジャケットで世界的名声を集めた。
(カーペンターズの『ナウ・アンド・ゼン』=1973年のジャケット。長岡秀星氏を世界的に知らしめることになった)
他にもカサブランカ・レコードの各種ディスコ・アルバムのジャケット(ジョルジオ・モローダー、スペースなど)、キャピトル・レコードでのジャケット(メイズ・フィーチャリング・フランキー・べヴァリー、カルデラ、サンなど)、シャラマー(アップタウン・フェス)、日本の喜多郎(『オアシス』、『シルクロード』、『敦煌』、『氣』)など多数のレコード・ジャケットをてがけた。
(アースのオール・ン・オール(太陽神)=1977年)
(アースの『アイ・アム(黙示録)』-1979年)
このほかに、ゼネラル・モーターズ、フォード、クライスラーなど大企業やNASAなどもクライアントだった。
その作風はひじょうに緻密でまるで写真のようにさえ見えるもの。
そして、宇宙、生と死など普遍的なテーマにチャレンジした作品群は、21世紀になってもその魅力はまったく薄れることはない。
今回の個展は、関東地区では29年ぶりのもの。レコード・ジャケットの原画とレコード・ジャケットそのものも展示するなど、音楽ファンにとっても楽しみな展覧会になりそうだ。
3.展覧会 見所と構成
On Space & Science
高校卒業まで壱岐で過ごす。海に潜り、飛行機と船の絵ばかり描く少年だった。高校を卒業して上京、武蔵野美術大学に入学するも、3年で退学し、イラストレーターとして、百科事典の図解、 少年向けの雑誌にメカニズム、宇宙向けの絵を提供した。1970年に渡米、渡米3ヶ月でカリフォルニアの雑誌「WEST」のカバーにスペースシャトルを描く。 この作品で宇宙を描く画家秀星の名前を全米が注目し始めた。1986年つくば科学万博に展示された作品を含め約40点を展示。
On Record Jacket
1973年 Carpenters「Now & Then」の LPジャケットを描く。 レコードはミリオンセラーになり、この成功でサウンドとジャケットを視覚的に楽しむという新境地が生まれる。Earth, Wind & Fireのリーダー、モーリス・ホワイトは「秀星、LPジャケットを描いてくれ。我々は秀星のジャケットを見て、そのイメージとのヴァイブレーションの中でサウンドを創りだしていこうと思う。」と云ってジャケットの制作を依頼した。そうして生まれた「All 'N All (太陽神)」「I Am (黙示緑)」の成功で秀星はポピュラー音楽界のトップイラストレーターになった。音楽業界に大きな影響力を与えたアルバムカバー原画約40点を展示。
■作家メッセージ
”21世紀を生きていく我々の残されたテーマは、やはり宇宙だと思います。 映像、コンピューター、 IC産業、セラミック、そういうものの需要は個別の需要で、その需要を作るもとのプロジェクトといったら宇宙しかありません 。 地球はもう分けつくされているし、トラブルの種で一杯です 。 皆で力を合わせてどこか外へでようよ...と、ほかの星から文句がでるのは将来の問題で、その時はその時で考えましょう、という処です。
さしあたりは宇宙へ出かけていくことをテーマに、とにかく人類というものを活性化しないことには生き残れない。ですから、日本の将来においても一番役に立つのは「宇宙開発コーナー」だと手前みそで思っています。”
長岡秀星 LAにて (長岡秀星の世界・PARTII より抜粋) 1985年
4.楽曲タイアップ
長岡秀星回顧展 SPACE FANTASY –透明な宇宙を求めて–イメージ・ソングも2曲決定!
クラシック・クロスオーバーのヴォーカル・ユニットLE VELVETSと、YouTubeで話題の「シティソウル」バンドPenthouseがEarth, Wind & Fireの名曲をカバー!
LE VELVETS「宇宙のファンタジー」
Penthouse「SEPTEMBER」
https://www.youtube.com/watch?v=JaTmm3gg9Do&feature=youtu.be
[アーティストプロフィール]
LE VELVETS
柔らかく、上品で滑らかな生地、「Velvet」(ヴェルヴェット)に由来。メンバーは4人で、全員が音楽大学声楽科を卒業し、テノールとバリトンで構成されたヴォーカル・グループ。
クラシックはもちろんロックやポップス、ジャズ、日本の民謡に至るまで、様々なジャンルの歌を自在に表現、独自の世界を創り上げている。最新アルバム「WORLD MUSICAL」では、世界のミュージカルの名曲をLE VELVETS ならではのアレンジにて収録。同タイトルツアーでは好評のうちに幕を閉じた。
10月にニュー・アルバム「PRAYLIST」をリリース予定。「宇宙のファンタジー」収録。
Penthouse
東京大学発6人組「シティソウル」バンド。洗練されたカバーやオリジナル楽曲をおよそ週1回のペースで投稿。パワフルな男女ツインボーカルを軸に、PfにはCateenが参加。「日常をおしゃれに彩る音楽」を探求している。浪岡真太郎(Vo.&Gt.)大島真帆(Vo.)矢野慎太郎(Gt.)大原拓真(Ba.) Cateen(Pf.)平井辰典(Dr.)
https://www.youtube.com/channel/UCJkB-SYgqY4Fwr-yMjxCTtA
YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCJkB-SYgqY4Fwr-yMjxCTtA
なお今回のカバーソングにはゲストボーカルとして、ハモネプ2020優勝者るーか及び同2019決勝進出者おかのやともかが参加。
るーか
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCdx8gSic-iCHBX6r-J7VcYA
おかのやともか
YouTube:https://www.youtube.com/user/tokanoya117
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5.9月21日の夜のイヴェント
DJスピナの「9月21日の夜のDJショー」~日本時間2020年9月22日午前8時から1時間。アース・ウィンド&ファイアーのサイトから。
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全米で人気のDJスピナが現地時間9月21日の夜(日本時間22日午前8時)から約1時間、アースの楽曲を中心にプレイする「アースの9月21日の夜」のイヴェントでDJを担当する。日本でも、アース・ウィンド&ファイアーのオフィシャル・サイトで見られるはずだ。
6.長岡秀星氏訃報
速報。訃報。世界的画家、イラストレーター、長岡秀星さん78歳で死去
2015年06月27日(土)
(評伝など)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12043707830.html
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7.その他、関連記事
アースの新しいベスト・アルバムなどについて、「9月21日~セプテンバー」についてなど。昨日付(2020年9月21日付け)のブログに詳細。
https://note.com/ebs/n/n01eb4bbee6f8
(修正) 2020年10月30日16時。前記事では本展覧会を関東地区では1981年以来としていましたが、1991年1月銀座三越での展示会がありましたので、29年ぶりに修正いたします。
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