〇長岡秀三時代からのファン~ファンになって56年を経て初めて原画に触れる
〇長岡秀三時代からのファン~ファンになって56年を経て初めて原画に触れる
(本作・本文は約2000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字換算すると、4分から2分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと7分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)
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〇長岡秀三時代からのファン~長岡秀星展で
【Big Fan Since Shuzo Nagaoka】
秀三。
12月27日(日)まで代官山ヒルサイド・フォーラムで行われている長岡秀星回顧展。長岡秀星は、実はペンネームで本名は秀三という。当初は、この秀三の名前で雑誌などにイラストを描いていた。昭和30年代(1955年~64年)のことだ。
いちど本ブログでも1964年発刊の少年サンデーに掲載された長岡さんのイラストをご紹介したが、なんとその戦艦ヤマトのイラストを見て感激し、ファンになったという人が先日の回顧展にいらした。
(少年サンデーに出た戦艦ヤマト)
(その号の表紙、1964年4月19日号 40円。表紙の絵は長岡さんではないようだ)
高野さんという方で、高野さんは11歳のとき(小学5年生=1964年)に少年サンデーの戦艦大和のイラストを見て感激し、長岡秀三という名前を覚えた。以後、サンデーなどでちょくちょく見かけるようになったが、その後、名前を見なくなり、1980年代になって「長岡秀星」という名前で画集がでていることを知り、それを購入。秀三・秀星なのでおなじかと思ったが、はたして絵を見た瞬間、秀三だったとわかったという。
そして、戦艦大和は1964年のサンデーでは4-5ページに別れて掲載されているが、それをスキャンして一枚の横長の絵にして、巻物のようなプリントアウトをしたものをこの日お持ちになり、主催者に手渡した。
(横長の線画)横に2メートル近くある。紙を貼り合わせてある
高野さんによると、長岡さんもこれが一枚の紙(ページ)にまとまると思っていなかったので、パーツ・パーツでかき分けたのではないか、と推測している。というのも、ページとページの間の絵柄が微妙にずれるからだそうだ。
それにしても、元の絵を描いた長岡さんもすごいが、それを一枚のものに復元した高野さんもすごい。
データをUSBにいれて主催者に渡されていた。もちろん、原画はすでに残ってないと思われるが、30歳頃の長岡さんの大作がある意味蘇ったともいえる瞬間だった。
高野さんは秀星さんがアメリカに行って成功したことも、画集を買うまでは知らなかったという。それにしても、戦艦大和にせよ、飛行機、船舶、自動車などの構造をベースにしたものの緻密さ、正確さ、実際の物がない中から、設計図だけから絵を描き上げるその筆力に舌を巻いていた。
ちなみに、高野さんは、1981年、1991年の個展の情報はごぞんじなかった。今回の回顧展はJウェイヴで告知をしていたのを聞き、やってきたという。
(高野日出見さん)
1964年、つまり前回の東京オリンピックの年に知ってファンになった長岡秀三・秀星展に、次の東京オリンピックが予定されていた2020年に足を運べたというのは、それはそれで運命的なものがあったように感じる。その作家のファンになって56年間を経て、初めてその原画に触れる。重厚な時がそこに流れている。
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