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大貫憲章さん、回顧録を出版~音楽評論家からDJへ、イヴェント・オルガナイザーへ
大貫憲章さん、回顧録を出版~音楽評論家からDJへ、イヴェント・オルガナイザーへ
【Kensho Ohnuki Published Memoir】
回顧録。
昨年(2024)の暮れ、旧知の大貫さんから「今度本出すので、送るから住所、教えて」と連絡が入った。まもなく、その本が到着した。
『HISTORY OF KENSHO ONUKI / 大貫憲章回顧録 人生夜話』がそれ。
さっそく、パラパラ読み出すと、大貫さんのこれまでの音楽遍歴、音楽評論家の歴史、DJの歴史などが、喋り言葉の形で、綴られている。話し言葉なので、とても読みやすい。
グループサウンズから入り、雑誌社にアルバイトで入り、音楽評論家になり、そして、あるときからDJになったそのキャリアを余すことなく書いている。
途中途中、直接、知っている人たちもたくさんでてくるので、おもしろさがリアルに伝わってくる。
やはり、一番おもしろいのは、大貫さんが新宿の椿ハウス、「ロンドン・ナイト」を始めたことだろう。そのあたりの具体的な話しがおもしろい。
僕はロックの分野はそれほど明るくないのだが、音楽、あるいは、その周辺に興味をお持ちの方にはぜひお勧めしたい一冊だ。
HISTORY OF KENSHO ONUKI 大貫憲章 回顧録|人生夜話 単行本 – 2025/1/1
(もう売り切れてるようだ)
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(目次)
(アマゾンの紹介)
「幼少期からロンナイのツバキハウス時代」を中心に
自身の生涯を心の向くままに語り下ろした回顧録
旧知の友人たちと夜な夜な行きつけの珈琲店に集まり、懐かしい昔話に花を咲かせる――そんな日々の記録を書籍化した大貫さん自身初となる自伝的回顧録が発売決定。自身が生まれた50年代から90年代はじめにかけての出来事を中心に、音楽との関わりのみならず、それぞれの時代に何を見て、何を感じ、何を考えていたのかといったパーソナルな部分まで、心の向くままに語られています。内田裕也さん、松任谷由実さん、渋谷陽一さん、伊藤政則さん、忌野清志郎さんなど、同じ時代を生きた人たちとの知られざるエピソードも同時収録。どこかで聞いた話から、初めて聞く話まで盛り沢山。大貫さんのめくるめく人生を巡る旅の始まり!
大貫憲章・紹介
1951年2月22日、東京都生まれ。1970年に立教大学に入学すると同時に、創刊から間もない『anan』(マガジンハウス)に編集のアルバイトとして携わり、その後、音楽評論家として独立。若くして多くのライナーノーツを手掛け、1976年に『若いこだま』(NHK)で初めてラジオDJを務める。以降、『全英TOP20』(ラジオ日本)や『ペパーミントストリート 青春大通り』(文化放送)など、テレビやラジオ番組への出演多数。現在も『Kenrocks Nite - ver.2』(interfm)と『洋楽シーカーズ』(NHK)が絶賛放送中。また徹底した現場主義を貫き、1980年に新宿のツバキハウスで産声をあげた日本初のロックDJイベント『LONDON NITE』は現在も継続的に開催され、他にも自身で手掛ける『Groovy Rock Caravan』や『CROSSROADS』をはじめ、様々なイベントにDJとして出演する。
ENT>BOOK>Kensho, Onuki
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