●フィル・スペクター~ウォール・オブ・サウンドで有名なプロデューサー、81歳で死去~殺人罪で服役中
●フィル・スペクター~ウォール・オブ・サウンドで有名なプロデューサー、81歳で死去~殺人罪で服役中
【Phil Spector Dies 81 】
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(本作・本文は約2000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字で読むと、およそ4分から2分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと7分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)
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●フィル・スペクター81歳で獄中死
【Phil Spector Dies 81 In Prison 】
訃報。
1960年代、ロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」、ライチャス・ブラザーズ、アイク&ティナ・ターナー(「リヴァー・ディープ・マウンテン・ハイ」など)、シェールなど多くの作品をプロデュースしヒットさせたプロデューサー、フィル・スペクターが2021年1月16日、カリフォルニアの病院で死去した。81歳。2003年に起こした殺人事件で受刑者として刑務所にいた。12月31日に体調を崩し、病院に移送されたが、挿管されるなどして、病院で死去した。
https://www.billboard.com/articles/news/awards/9512723/phil-spector-awards
翻訳記事
https://www.udiscovermusic.jp/news/phil-spector-rip
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ウォール・オブ・サウンド。
フィル・スペクターは、1939年12月26日生まれ。普通にアメリカのポップスを聴いていた者にとって、初めてプロデューサーの名前でレコードを買った、そんなプロデューサーの一人だ。独特のサウンド、「ウォール・オブ・サウンド」(サウンドの壁、音の壁)を作り、1960年代中期から一世を風靡した。サウンドとプロデューサーの名前が一致したごく初期のプロデューサーともいえる。
当時のアメリカン・ポップスの中で、ひときわ異彩を放っていた。日本でも、フィル・スペクターの信者は多かった。大瀧詠一さん、山下達郎さんらはその先鋒だった。
音を何重にも重ねて、さらにエコーなども多用し作りあげるそのサウンドは一聴して、フィルズ・サウンドとわかった。
一番知られているのは、ロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」だが、ほかにもクリスタルズ、シフォンズ、ライチャス・ブラザーズ、アイク&ティナ・ターナーなど多数ある。
The Ronettes – Be My Baby
https://www.youtube.com/watch?v=jSPpbOGnFgk
The Crystals - Da Doo Ron Ron -
https://www.youtube.com/watch?v=v-qqi7-Q19k
You’ve Lost That Lovin’ Feelin’ – Righteous Brothers
https://www.youtube.com/watch?v=xbg1gkWb0Wo
Tina Turner - River Deep, Mountain High (1966 Phil Spector version)
https://www.youtube.com/watch?v=e9Lehkou2Do
Sonny Charles and The Checkmates - Black Pearl
https://www.youtube.com/watch?v=mcA2IoE68rc
自身フィリス・レコーズを始め、そのフィリス・レコーズは多くのファンを得た。思えば、レーベル買い、レーベルを番号順にコンプリートで集めるというのをやり始めるきっかけを作ったレーベルでもある。それほど、特色あるサウンド、レーベルだった。
そして、最後は、というか、最後という言葉がふさわしいかどうかはわからないが、ビートルズ最後のアルバム『レット・イット・ビー』にかかわり、「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」が生まれる。しかし、レコーディングの最後にはビートルズと対立した。ジョン・レノン、ジョージ・ハリソンらのソロ作品にもかかわった。
しかし、1970年代になると実質的に隠遁生活を送るようになり、表舞台での目立った動きはなくなった。
一方、人間的にはひじょうに乱暴だったらしく、妻でもあったロネッツのロニー・スペクターはいわゆるDV(ドメスティック・ヴァイオレンス)で苦労した。そして挙句の果ては2003年2月3日、ライヴハウス、ハウス・オブ・ブルーズで知り合ったモデル・女優ラナ・クラークソン(40歳)を自宅に誘い、そこで殺害し、逮捕、第二級殺人罪で刑務所入りという波乱万丈な生涯を送る。この時、スペクターは63歳だった。
しかし、作り出す作品とそうした個人のパーソナリティーは別物で、フィル・スペクターが残した数々の作品の輝きは変わらない。
お悔やみを申し上げます。
PS ちなみにフィル・スペクターとデイブ・スペクターはまったく関係ありません。
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