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〇チェット・フォーチューン、2023年5月21日(日)桐生で誕生日ライヴ

【Chet Fortune Birthday Live Will Be Held On May 21, 2023 at Kiryu】
 
誕生日ライヴ。
 
元ハウス・ロッカーズ、ワシントンDC出身のソウル・シンガー、チェット・フォーチューンが現在居住している群馬県桐生市のライヴ・ハウスで、来る2023年5月21日(日)誕生日ライヴを行う。チェットはこの日79歳を迎えるが歌声は現役そのものだ。
 
ジャズ&ブルーズ・バー・ヴィレッジ
〒376-0045 群馬県桐生市末広町6−25
0277-43-2770
日時 2023年5月21日(日)
開場17時30分、開演18時
出演 チェット・フォーチューン&フレンズ
Chet Fortune Vocal
Tony Suggs Piano
Hino Jino Kenji Bass
Gerald Pania Drums
 
チェットは、現在、2020年3月22日からほぼ毎日フェイスブックで「チェットの一日一曲、Chet’s A Song A Day」と題して、毎日一曲、カヴァー曲を歌っている。
 
 
元ハウス・ロッカーズ、チェット・フォーチューンが毎日1曲ユーチューブにアップ
2020年12月10日

 
チェット・フォーチューンのチャンネルはこちら
 

 

 
たとえば、ジェームス・イングラムの「ジャスト・ワンス」や、ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツ(リードはテディー・ペンダグラス)の「ウェイク・アップ・エヴリバディ―」など。
 

 
Just Once
 

 

 
Wake Up Everybody
 

 
東京地区でのチェット名義の単独ライヴは、2015年5月赤坂Bフラット、2015年10月目黒ブルース・アレイ、2017年10月御茶ノ水タック、2019年3月で目黒ブルース・アレイ。コロナになってから、できていない。
 
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▢過去関連記事
 
R&Bシンガー、元ハウス・ロッカーズ、チェット・フォーチューン、お茶の水タックに10月8日登場
2017年08月14日(月)

 
■チェット・フォーチューンとは
 
チェットことチェスター・フォーチューン3世は1944年5月21日フィラデルフィアに生まれた。現在78歳。8人兄弟の1人。上に4人姉、チェットは双子の男の1人(5-6番目)、さらに妹、弟がいる。姉の一人がプロのグループで歌っていたが、名前は忘れたという。一家はフィラデルフィアからワシントンDC/メリーランド・エリアに引っ越し、そこで過ごす。幼少の頃から教会でゴスペルに親しみ、家族の多くが歌っていた。
 
米空軍に入隊し、1966年来日。立川基地に配属された。地元からの友人がすでにここでバンドをやっていて参加。それが、ハウス・ロッカーズだった。
 
ハウス・ロッカーズ時代は、もう一人のリード・ヴォーカル、ギルバート・コールマン(愛称ギル)とリードを担当。数々のソウルのカヴァーを歌った。
 
「僕は歌うのが大好きでいつも歌っていた。クワイアーでも家でもどこでも」という。
 
チェットは1966年から1972年まで日本にいたが、ハウス・ロッカーズの活動と並行して1969年当時話題になったブロードウェイ・ミュージカル『ヘアー』の日本版にも参加した。このサウンドトラック盤『ヘアー』(日本盤RCA 5168, 1969年12月発売)で、チェットは「アクエリアス(輝く星座)」などを歌っている。
 
 
ヘアー(日本語キャスト)
サントラ
BMGメディアジャパン (1999-09-22)

 
その後チェットは1972年に兵役を終え帰国。アメリカの地元のクラブなどで歌い始めその頃、ワシントンDC、東部エリアをベースにしたグループ、アクト1(アクト・ワン)に参加。
 
アクト1時代に彼をプロデュースしたのがのちにジョー・サイモンなどをてがけるリーフォード・ジェラルド(Raeford Gerald)だ。彼らはシングルとアルバム『Act 1』 (Spring 670, 1974)を出したが、このアクト1自体がプロデューサー、リーフォード・ジェラルドのプロジェクト的色彩が濃く、メンバーはかなり入れ替えがあったようだ。リーフォード以外でこのグループにかかわったシンガーは順不同でリロイ・リード、デビー・ヒル、ボビー・ハリス、ロジャー・テリー、チェット・フォーチューン、ジョージ・パーカー、レジナルド・ロス、テリー・ハフらだ。
 
チェスター以下4人はのちにワシントンDCのグループ、スペシャル・デリヴァリーとなる。
 
チェットはレコーディング後におそらくライヴなどでこのグループに参加したのだろう。
 
スペシャル・デリヴァリーは1975年10月から「アイ・デストロイド・ユア・ラヴ」(Mainstream 5573, 1975年9月発売)がヒット、ソウル・チャートで62位、これに続く「ザ・ロンリー・ワン」(Mainstream 5581, 1976年4月発売)が、1976年5月からヒットしソウル・チャートで11位を記録した。1976年以降、アルバム3枚『The Lonely One』(Mainstream 420, 1976年5月) と『Special Delivery』 (Shield 80000, 1978年 ) 『Living On The Run』(M&M 102, 1981年) を出す。
 
なお、このスペシャル・デリヴァリーもメンバー変遷が激しく、基本テリー・ハフの兄弟たちのグループで、ユニフィックスのアル・ジョンソンがいたこともある。チェットは、「アイ・デストロイド・ユア・ラヴ」で歌っていることを記憶している。ライヴにも参加した。
 
チェットはその後、ワシントンDCで昼間の仕事をしながら音楽活動を続けた。ここ16年ほどはホームセンターのマネージャーなどの仕事をしていたそうだ。
 
音楽的活動では、1980年にリリースされたオーティス・レディングの息子たちのグループ、ザ・レディングスのデビュー作で曲を提供したり、ヴォーカル・アレンジをしている。レディングスのデビュー作『The Awakening』(Believe In A Dream JZ 36875, 1980年)(シングル・ヒット「リモート・コントロール」収録)には彼の名前が共作者、アレンジャーとしてクレジットされている。
 
ときどき、日本に帰って来たりしていたが、基本はアメリカ在住。そして長くアメリカにいたが、仕事をリタイアするにあたり、2011年、日本人の奥さんの実家がある群馬県桐生市に引っ越し、以来、そこを生活の拠点としている。
 
「ワシントンDCが恋しいかって? そうだな、まあ、友達がいるからね。でも、僕よりワイフのほうがアメリカを恋しがってるよ。(笑)」とチェットは言う。
 
チェットに好きなシンガー、影響を受けたシンガーを尋ねると「それは難しい(笑)、たくさんいるからね。しいていえば、マーヴィン・ゲイ、スティーヴィー・ワンダー…。僕はジャズ・シンガーではなく、ソウル・シンガーだが、アル・ジャロウは好きだ。僕の音楽的趣味はとても広いんだ。ソウル、R&B、ジャズ、ポップ、スタンダードも好きだ。そうしたものもレパートリーとしてあるよ」
 
■チェット・フォーチューン関連記事
 

https://www.youtube.com/watch?v=dUIeug8_cUA

 


伝説のソウル・グループ、ハウス・ロッカーズのアルバム3枚世界初CD化 (パート1)
 

 
 
伝説のソウル・グループ、ハウス・ロッカーズのアルバム3枚世界初CD化 (パート2) チェット
2014年12月18日(木)

 
(チェットのプロフィールなど)
 
チェット・フォーチューン・ライヴ~赤坂ムゲン、あるいは、ハーレムのライヴハウスを彷彿とさせるライヴ
2015年06月02日(火)

 
チェット・フォーチューン・ブルース・アレイ公演2019年3月31日(日)に決定
2018年12月12日(水)

 
 
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