〇エド・シーラン著作権裁判で証言~「シンキング・アウト・ラウド」はマーヴィン・ゲイの「レッツ・ゲット・イット・オン」の盗作か
〇エド・シーラン著作権裁判で証言~「シンキング・アウト・ラウド」はマーヴィン・ゲイの「レッツ・ゲット・イット・オン」の盗作か
【Similarity To Ed Sheeran’s “Thinking Out Loud” And Marvin Gaye’s “Let’s Get It On”】
酷似。
エド・シーランの「シンキング・アウト・ラウド」がマーヴィン・ゲイの「レッツ・ゲット・イット・オン」に酷似している点に関する裁判が続いているが、今週エドが証言に立った。
エドはステージでこの2曲をメドレーにして歌っていた。
エド・シーランの「シンキング・アウト・ラウド」→https://bit.ly/446NBQ0
https://www.youtube.com/watch?v=lp-EO5I60KA
マーヴィン・ゲイの「レッツ・ゲット・イット・オン」→https://bit.ly/3Vn0YI9
この2者を並べて再生したもの
Ed Sheeran: ‘I would’ve been an idiot’ to perform a song copied from ‘Let’s Get It On’
By Jennifer Korn and Krystal Hur, CNN
Updated 7:50 PM EDT, Tue April 25, 2023
エドは、「もしこれを盗作したなら、2曲をメドレーにするなどバカだろう」と証言、盗作を否定している。
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解説。
これは、すでにご存じの通り、ロビン・シックの2013年のヒット「ブラ―ド・ラインズ」がマーヴィン・ゲイの「ガット・トゥ・ギヴ・イット・アップ」に酷似していたことを受け、マーヴィン・ゲイ側が訴訟を起こし、結局、勝訴したことの流れにある。
この訴訟を機に、多くの同様の訴訟が行われた。
〇「ブラード・ラインズ/マーヴィン・ゲイ著作権訴訟」再審、著作権侵害を認定
2018年03月29日(木)
上記記事でも述べたが、以後の「似ているなら、まず裁判を起こしてしまえ。なんらかの物が取れれば儲けもの」的な空気が蔓延してしまった。
特に全米ポップ部門でトップ10に入ると、その収入金額が桁外れに大きいために、裁判費用を考えても、実入りは多いようだ。
個人的には、最初に聞いたときに「ブラ―ド・ラインズ」は、マーヴィンの曲のカヴァーと思ったが、クレジットがなかった。いずれ入るのかと思いきや、入らず、二者の言い分がこじれ、大きな裁判になってしまった。
今回のエドの「シンキング・アウト・ラウド」と「レッツ・ゲット・イット・オン」も、こう並べられては、似ているとしか聞こえてこない。もちろん「オマージュ」というレヴェルとの見方もあるだろうが、事が大きくなる前に、示談にしておいたほうがよかったのではないだろうか。
だが、それも、「ブラ―ド・ラインズ」での不手際がすべての原点だ。
こうなると、何が正しくて何が正しくないのか、どれが正解なのかわからなくなってしまう。
果たして、このエド・シーランたちの問題はどのように決着がつくのだろうか。
ENT>SONG>ED SHEERAN>MARVIN GAYE
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