サム・ムーア89歳で死去～レジェンド・ソウル・マン～サム＆デイヴ～７ディケードを生き抜いて

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サム・ムーア89歳で死去～レジェンド・ソウル・マン～サム＆デイヴ～７ディケードを生き抜いて
 
【Sam Moore Dies At 89 : Legend Of Soul Man】
 
訃報。
 
サム・ムーア Sam Moore 2025年1月10日フロリダの自宅で死去。89歳。
 
ニューヨーク・タイムズ

https://x.gd/XGGw2

 https://www.nytimes.com/2025/01/10/arts/music/sam-moore-dead.html

Sam Moore of the Dynamic Soul Duo Sam & Dave Is Dead at 89

ニューヨーク・ポスト
https://x.gd/2jBpu　
 https://nypost.com/2025/01/10/entertainment/sam-moore-half-of-iconic-soul-duo-sam-and-dave-dead-at-89/?utm_source=sailthru

Sam Moore, half of iconic soul duo Sam and Dave, dead at 89

今週、何らかの手術を受け、その術後の合併症で死去した。死因は現時点で未確定。
 
1960年代からサム&デイヴとして活躍。多数のヒットを放ち、来日も多数。
 
～～～
 
サム・ムーアが亡くなった。ここ数年、ヴェテランたちの訃報が次々はいってきて、その中には個人的にも大変思い入れがあったり、実際直接会ったりしたことがある人達も増えてきた。やはり、何度も会って、インタヴューをしたり、普通に楽屋でしゃべったりしている人たちの旅立ちは辛い。時の流れとともに、みなそれぞれ年を取っていき、次の旅たちになっていくのは世の常とはいえ、寂しいものだ。
 
特に2000年代にはいってから、サム・ムーアはブルーノート東京でのライヴを中心にひんぱんに来日していた。日本のアーティストたちとのコラボの機会も多数あった。
 
2006年から3年間連続で、東京ジャズに出場していたのも記憶に新しい。
 
今回改めて来日履歴を整理してみた。
 
1969年3月末から4月にかけて、産経ホール、赤坂ムゲンなどが初来日。1970年1月に全国ツアーが2度目。その2回がサム＆デイヴとして。そして、以後はすべてソロで。1982年忌野清志郎に招かれてフェス出演が3度目。
 
それから24年あいて、2006年11月ブルーノート、東京ジャズ・フェスティヴァルなど。東京ジャズは2006年、2007年、2008年と3年連続。その後は、2010年12月、2011年7月、2013年5月、2015年12月、2019年5月が最後だ。サム・ムーアはサム＆デイヴとして2回、サム・ムーア・ソロで9回、計11回、来日した。
 
Sam & Dave : Hold On, I’m Coming

 
結果的に最後の来日になったのは2019年4月、コロナ禍前、『イースト・ミーツ・ウェスト』というウィル・リーが音楽監督になって数々のゲストを迎えたイヴェント的ライヴのときだ。ゲストの1人がサム・ムーアだった。そのとき、短いながらもインタヴューした。
 
僕も2006年以降のものはすべて最低1回は足を運んだ。正式なインタヴューは2013年と2019年。
 
サム・ムーアは、とても人懐っこい。何度か会ってるうちに、向こうから、「よく来てくれたな」と歓迎してくれるようになり、とても嬉しくなった。
 
サム・ムーアの歴史、バイオは、また改めるとして、彼の人生の中でもっとも重要な人物は誰かと言えば、奥さんのジョイス・ムーアさんだ。
 
サム＆デイヴの２人が、ドラッグ禍に陥り、一時期エンタテインメントの世界で仕事ができなくなったどん底の時に、ジョイスさんは、サムになんとかドラッグを止めさせリハビリにつきあい、更生し、ドラッグフリーになった。以来、サム・ムーアはソロ・アーティストとして、多くのロック・アーティストなどとコラボをしたり、フェスなどに登場するようになり、1990年代以降、奇跡的に復活を遂げた。下記に動画を貼った『ブルース・ブラザース2000』への出演などその成果だ。
 
サム本人もそのことに対して、大いに感謝し、ジョイスさんには完璧に頭があがらない雰囲気が近くにいてよくわかった。どん底にいた一人のアーティストを更生させ、そこから這い上がらせ、復活させたその手腕は、本当に心から尊敬に値する。
 
サムはとても、ユーモア好きで、いつも笑顔が絶えない。
 
サムは、さすがに80代になってから長旅がきつくなり、2019年の来日時などは、現在住のフロリダから一度、ロスに来て、そこで1－2泊してから、日本にやってきたという。
 
1992年ロック殿堂入りを果たしている。
 
下記のサム・ムーア関連ブログには多数のそうしたふれあいなども書かれているので、お時間ある方はぜひごらんください。
 
Sam & Dave / I Thank You – The Ed Sullivan Show

 
John The Revelator / From Blues Brothers 2000 : Sharon Riley, The Faith Coral, Taj Mahal, Sam Moore, Joe Moten, James Brown, (約5分22秒)

 
Sam & Dave - When Something Is Wrong With My Baby (1967) | LIVE

 
なお、スタックス時代の相棒、デイヴ・プレイターは1988年4月9日、50歳で交通事故で死去している。
 
Sam Moore - ♩ You Are So Beautiful - Live @ Blue Note Tokyo November 2007

 
Sam Moore sings Ray Charles "I Can't Stop Loving You" at the White House 2016 in HD.

 
Bruce Springsteen w. Sam Moore - Hold On... / Soul Man - Madison Square Garden, NYC 2009/10/29&30

 
 
 
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OBITUARY>Moore, Sam >10/12/1935 – 1/10/2025, 89 year old