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『ジャズ・ジャパン』発行人三森隆文さん、追悼会

『ジャズ・ジャパン』発行人三森隆文さん、追悼会
 
【Takafumi Mimori Memorial Party】
 
追悼。
 
このところ、多くの訃報に触れ、残念なのだが、音楽プロデューサー、佐藤剛さんの追悼会に続いて、元スイングジャーナル誌、その後スイングジャーナル誌廃刊後、新たにジャズ・ジャパン誌を立ち上げたジャズ評論家、編集者、出版者でもある三森隆文さんが2023年7月1日急死したことを受け、追悼の会が2023年11月17日、赤坂のジャズ系ライヴハウス「Bフラット」で行われ、多数のジャズ関係者が訪れた。
 
ゆかりある何人かのジャズ・ミュージシャンのみなさまも次々ステージに立ち、三森さんへの追悼演奏を行った。
 
ちなみに、このBフラット、しばらく前にオウナーが急逝し、存続が危ぶまれた時期もあったが、その後、銀座の山野楽器が運営を引き継ぎ、改装して新しい感じになっていた。新しくなって初めて足を踏み入れた。
 
ジャズ関係者の集いということで、僕は門外漢でもあるのだが、何人か知り合いの方に久しぶりにお会いし、旧交を温めた。
 
最初に会ったのは元アドリブの八田さん、元ワーナーの片野さん、ソニーの白木さん、そして華麗なピアノをその場で弾いて見せたクリヤマコトさんなどなど。白木さんからは、その前日、ボブ・ディランの豪華ボックスセットを送っていただき、その作品の完成度ぶりに感激し、「これアメリカででます?」と聞いたら、ほぼ世界同時発売とのこと。「だったら、再来年のグラミーの『ヒストリカル・パッケージ』部門にノミネートされます。授賞式には行ってください」と伝えた。(このボブ・ディラン・ボックスについては改めてブログで紹介します)



クリヤマコトさん


 
クリヤさんとはいつぶりか。目黒のブルースアレイでお会いして以来か。スイングジャーナル、アドリブなどにもお世話になり、東京タワーの下にあったスイングジャーナル社の昔話がぽんぽんでてきた。こうやって、故人に関係することをお話することが、故人を供養することになるんだなあ、とも思った。
 
新しいジャズ・インという雑誌と会社を立ち上げた佐藤さんには初めてお会いしたが、前の会社の畳み方などで大変な苦労をされているということをちらっときいた。新会社、そして、新雑誌がなんとか栄光の船出をされることを祈ってやまない。原稿執筆などでやりとりをしていた田邊さんとも初めて直接お会いできたが、なんと現在は、佐藤さんと田邊さん二人だけで、すべての編集制作作業と会社運営をされているという。大変な激務だと思うが、無理をなさらず、でもがんばってください。なにしろ、紙媒体が軒並みなくなっていく逆風の中、なんとかジャズの灯、音楽誌の灯を消さずにお願いしたい。


佐藤ジャズイン・新社長


 
これからもなにかとご縁があるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
 


帰り際に渡されたトート・バック。
 
 
OBITUARY>Mimori, Takafumi (August 27, 1959 -July 1, 2023, 63 year old)
 
 
 

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