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チェット・フォーチューン~ファイナル・コンサート開催決定~2024年10月14日(月・祝)汐留ブルームードで

チェット・フォーチューン~ファイナル・コンサート開催決定~2024年10月14日(月・祝)汐留ブルームードで
 
【Chet Fortune Final Concert To Be Held At Blue Mood October 14 [Monday / Holiday]】
 
ファイナル。
 
1960年代米軍基地で結成され日本の初期ディスコ赤坂ムゲンなどで活躍したR&Bバンド、ハウス・ロッカーズのリード・シンガーの1人で、その後アメリカに戻り、ワシントンDCを本拠とするソウル・ヴォーカル・グループ、スペシャル・デリヴァリーや、ニューヨークをベースに活躍していたアクト・ワンなどに在籍。その後2000年代に入って日本在住となっているソウル・シンガー、チェット・フォーチューンが、キャリア最後のファイナル・コンサートをフル・バンドとともに行うことが決まった。チェットは、小規模なライヴやホテル・ラウンジなどのライヴは不定期ながら行っていたが、自身のオリジナルを中心にしたフル・バンドでのライヴは2019年3月ブルースアレイ以来5年7カ月ぶり通算5度目。2020年4月以降はコロナ禍でライヴができなくなったことも影響していた。
 
チェット名義のフル・バンドの過去ライヴは次の通り。
 
①   2015年5月 赤坂Bフラット
②   2015年10月 目黒・ブルースアレイ
③   2017年10月 御茶ノ水タック
④   2019年3月 目黒・ブルースアレイ
⑤   2024年10月 汐留・ブルームード
 
公演概要、チケットの申し込み方などは次の通り。
 
■公演概要~チケットの予約の仕方
 
公演・タイトル チェット・フォーチューン・ファイナル・コンサート
日時 2024年10月14日(月曜・祝日)17時30分開場、18時30分開演 80席限定・立ち見無し
会場 ブルームード(汐留)
東京都中央区築地5丁目6−10 浜離宮パークサイドプレイス1F
電話 03-3549-6010 (14:00-23:00)

出演 チェット・フォーチューン&ソウル・リヴァイヴァル 
Chet Fortune & Soul Revival
メンバー
Chet Fortune チェット・フォーチューン vocal
Jun Abe 安部潤keyboards
Fumio Hank Nishiyama ハンク西山 guitar
Gerald Painia ジェラルド・ペニエ drums
Takahiro Sokusai 息才隆弘 bass
Andy Wulf アンディ・ウルフ sax
Todd Lowery トッド・ローリー trombone
チケット料金 前売り 7000円 (飲食代別)(要ワンドリンク)
予約方法(2024年8月1日ら9月30日まで銀行振込)
振込口座 みずほ銀行(0001) 小岩支店 店番号594 口座番号1491530 名義フジサワケンジ (入金確認後、座席指定)(定員になり次第締切、立ち見はありません)
++ライヴ後、ディスコ・タイム設定
++駐車場はありません。近隣の駐車場をご利用ください
企画 藤沢健二 山本晃(Modown Night)
問い合わせ先 11時から19時まで。080 8358 0735




 
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チェット・フォーチューンとは~米軍駐在で来日


 
チェットことチェスター・フォーチューン3世は1944年5月21日フィラデルフィアに生まれた。現在80歳。8人兄弟の1人。上に4人姉、チェットは双子の男の1人(5-6番目)、さらに妹、弟がいる。姉の一人がプロのグループで歌っていたが、名前は忘れたという。一家はフィラデルフィアからワシントンDC/メリーランド・エリアに引っ越し、そこで過ごす。幼少の頃から教会でゴスペルに親しみ、家族の多くが歌っていた。
 
米空軍に入隊し、1966年来日。立川基地に配属された。地元からの友人がすでにここでバンドをやっていて参加。それが、ハウス・ロッカーズだった。
 
ハウス・ロッカーズ時代は、もう一人のリード・ヴォーカル、ギルバート・コールマン(愛称ギル)とリードを担当。数々のソウルのカヴァーを歌った。
 
「僕は歌うのが大好きでいつも歌っていた。クワイアーでも家でもどこでも」という。
 
チェットは1966年から1972年まで日本にいたが、ハウス・ロッカーズの活動と並行して1969年当時話題になったブロードウェイ・ミュージカル『ヘア』の日本版にも参加した。このサウンドトラック盤『ヘア』(日本盤RCA 5168, 1969年12月)で、チェットは「アクエリアス(輝く星座)」などを歌っている。
 
その後チェットは1972年に兵役を終え帰国。アメリカの地元のクラブなどで歌い始めその頃、ワシントンDC、東部エリアをベースにしたグループ、アクト1(アクト・ワン)に参加。
 
アクト1時代に彼をプロデュースしたのがのちにジョー・サイモンなどをてがけるリーフォード・ジェラルド(Raeford Gerald)だ。彼らはシングルとアルバム『Act 1』 (Spring670, 1974)を出したが、このアクト1自体がプロデューサー、リーフォード・ジェラルドのプロジェクト的色彩が濃く、メンバーはかなり入れ替えがあったようだ。リーフォード以外でこのグループにかかわったシンガーは順不同でリロイ・リード、デビー・ヒル、ボビー・ハリス、ロジャー・テリー、チェット・フォーチューン、ジョージ・パーカー、レジナルド・ロス、テリー・ハフらだ。チェット以下4人はのちにワシントンDCのグループ、スペシャル・デリヴァリーとなる。
 
チェットはレコーディング後にライヴなどでこのグループに参加した。
 
スペシャル・デリヴァリーは1975年10月から「アイ・デストロイド・ユア・ラヴ」(Mainstream 5573, 1975/9)がヒット、ソウル・チャートで62位、これに続く「ザ・ロンリー・ワン」(Mainstream 5581, 1976/4)が、1976年5月からヒットしソウルで11位を記録した。1976年以降、アルバム3枚『The Lonely One』(Mainstream 420, 1976/5) と『Special Delivery』 (Shield 80000, 1978/ ) 『Living On The Run』(M&M 102, 1981) を出す。
 
なお、このスペシャル・デリヴァリーもメンバー変遷が激しく、基本テリー・ハフの兄弟たちのグループで、ユニフィックスのアル・ジョンソンがいたこともある。チェットは、「アイ・デストロイド・ユア・ラヴ」で歌っていることを記憶している。ライヴにも参加した。
 
チェットはその後、ワシントンDCで昼間の仕事をしながら音楽活動を続け、2000年代初めまではホームセンターのマネージャーなどの仕事をしていたそうだ。
 
音楽的活動では、1980年にリリースされたオーティス・レディングの息子たちのグループ、ザ・レディングスのデビュー作で曲を提供したり、ヴォーカル・アレンジをしている。レディングのデビュー作『The Awakening』(Believe In A Dream JZ 36875, 1980)(シングル・ヒット「リモート・コントロール」収録)には彼の名前が共作者、アレンジャーとしてクレジットされている。
 
ときどき、奥さんが日本人ということで、日本に帰って来たりしていたが、基本はアメリカ在住。そして長くアメリカにいたが、仕事をリタイアするにあたり、2011年頃、奥さんの実家がある群馬県桐生市に引っ越し、以来、そこを生活の拠点としている。
 
「ワシントンDCが恋しいかって? そうだな、まあ、友達がいるからね。でも、僕よりワイフのほうがアメリカを恋しがってるよ。(笑)」とチェットは言う。
 
チェットに好きなシンガー、影響を受けたシンガーを尋ねると「それは難しい(笑)、たくさんいるからね。しいていえば、マーヴィン・ゲイ、スティーヴィー・ワンダー…。僕はジャズ・シンガーではなく、ソウル・シンガーだが、アル・ジャロウは好きだ。僕の音楽的趣味はとても広いんだ。ソウル、R&B、ジャズ、ポップ、スタンダードも好きだ。そうしたものもレパートリーとしてあるよ」
 
■過去関連記事
 
チェット・フォーチューン、2023年5月21日(日)桐生で誕生日ライヴ
2023年04月24日(月)

 
2019年3月31日のライヴ評
 
チェット・フォーチューン~ホームグロウン・ソウル、オールド・スクール・ソウルの爆発
2019年04月03日(水)

 
R&Bシンガー、元ハウス・ロッカーズ、チェット・フォーチューン、お茶の水タックに10月8日登場
2017年08月14日(月)

 
チェット・フォーチューン・ライヴ~赤坂ムゲン、あるいは、ハーレムのライヴハウスを彷彿とさせるライヴ
 
チェット、バンドでの初ライヴ時レポート
2015年06月02日(火)

 
伝説のソウル・グループ、ハウス・ロッカーズのアルバム3枚世界初CD化 (パート1)
2014年12月17日(水)

 
伝説のソウル・グループ、ハウス・ロッカーズのアルバム3枚世界初CD化 (パート2) チェット
2014年12月18日(木)

 
フィリップ・ウー・ライヴ~キーボード・ウィザードの「忘年会」
2014年12月28日(日)

チェットが初めてブルース・アレイに登場した日。
 
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ENT>LIVE>Fortune, Chet
ENT>ANNOUNCEMENT>Fortune, Chet

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