ジョン・バティースト夫妻のドキュメンタリー『アメリカン・シンフォニー』、2023年11月29日 日米ネットフリックスで公開
ジョン・バティースト夫妻のドキュメンタリー『アメリカン・シンフォニー』、2023年11月29日 日米ネットフリックスで公開
【Mr. & Mrs. Jon Batiste Documentary “American Symphony” Released Nov 29, 2023 on Netflix 】
昨年(2022年)のグラミー賞で大きな話題を集めたジョン・バティーストとそのパートナー、スーレイカの人生を描いたドキュメンタリー『アメリカン・シンフォニー』が2023年11月29日全米でネットフリックスで公開される。日本でも同日から、字幕版が公開される。少し詳しく紹介しよう。
予告編。
American Symphony | Official Trailer | Netflix 2023/11/09 (2分49秒)
日本語予告編
ニューオーリンズ出身のミュージシャン、ジョン・バティーストは2022年、グラミー賞で11部門にノミネートされたという同じ週に、彼のパートナー、スーレイカの白血病の治療が再開した。ジョンにとって、スーレイカにとって人生最高の喜びの日が、パートナーの病の再発という人生最悪の日となった。彼らはそれ以後、どのように自分たちを見つめ直し、どのような人生を歩んでいくのか。
もともと昨年(2022年)のカーネギー・ホールでの一夜だけのオーケストラ・コンサートのドキュメンタリーを撮ろうと始まったが、ちょうどその頃、グラミーのノミネートとスーレイカの白血病再発が重なり、ドキュメンタリーの方向性が変わっていたもの。芸術と音楽と忍耐。栄光の強い光とその強い光ゆえの強い影。
音楽は、人生の経験から来る。そして、彼には、彼女には信念があった。彼らはその治療が一段落したときに、世界に旅に出た。目を覆いたくなるような現実と揺るぎない信念。
少年の頃、夏休みのキャンプで知り合った2人は、スーレイカがパリに引っ越すお別れパーティーで再会。それから徐々に付き合いが始まった。
スーレイカ・ジョワードは、作家であり、ニューヨーク・タイムズのコラムニストであり、活動家でもある。2011年春に白血病に罹患、約4年、必死の闘病生活が続いた。その後いったんは寛解(かんかい=治ること)するが、2022年再発。それを機に彼らは結婚。ジョン・バティースト(1986年11月11日生まれ)より1年半少々離れている(1988年7月5日生まれ)。
ジョンはカーネギー・ホールでのフルオーケストラ作品の上演に心血を注ぐ。
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『CBSモーニング』にジョン・バティーストが生ゲスト出演 (約8分58秒) このドキュメンタリーについて語る 2023/11/10
これを撮影監督したドキュメンタリー作家、マシュー・ヘイネマンは1日14時間フィルムを回し、トータルで1500時間以上のフィルムが撮影されたという。そこから約103分(1時間43分)の作品にまとめた。
このドキュメンタリーを最初に製作したのは、本作の監督でもあるマシュー・ヘイネマンの持つアワ・タイム・プロジェクツ。彼らが完成させ、2023年8月31日コロラド州で行われたテルューライド映画祭でプレミア公開されると、ネットフリックスとハイヤー・グラウンド・プロダクションが世界配給権を獲得した。
このハイヤー・グラウンド・プロダクションは2018年にバラク・オバマ元大統領とミシェル・オバマによって設立された映像・テレビ番組製作会社。ネットフリックスと複数年の配給契約を結び、さらに、その後、スポティファイが加わり、ミッシェル・オバマのポッドキャストを開始している。最初の作品は『アメリカン・ファクトリー』で2019年公開、さらにミッシェルの伝記に基づいた『ビカミング』を公開した。前者はすでにアカデミー賞「ベスト・ドキュメンタリー」を受賞している。
ドキュメンタリー中、ひじょうにドラマティックに流れる「バターフライ」は、ジョンがスーレイカに捧げたもの。
Jon Batiste Butterfly
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ジョン・バティースト・インタヴュー(一部)
〇聴取感謝(2023年10月19日)JFN各局+東京のインターFMで『AOR/Soul To Soul #098 』ジョン・バティースト・インタヴュー 彼の考える「ソーシャル・ミュージック」とは
2023年10月20日
期間限定同録
ジョン・バティースト・インタヴュー(続き)
2023年10月22日
ジョン・バティースト・ライヴ評、完全セットリスト、メンバーリスト付
2023年10月8日
(この項続く)
ENT>ARTIST>Batiste, Jon & Suleika Jaouad
ENT>DOCUMENTARY>American Symphony
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