〇ジェームス・ブラウンのドラマー、クライド・スタブルフィールドのドキュメンタリー映画製作のクラウド・ファンディング
〇ジェームス・ブラウンのドラマー、クライド・スタブルフィールドのドキュメンタリー映画製作のクラウド・ファンディング
【Crowdfunding For Documentary Movie For Clyde Stubblefield 】
本記事は有料設定ですが、このnoteで最後まで無料で読めます。読後、お気に召せば「記事を購入する」、あるいは、「サポートをする」(金額は自由に設定可)なども可能です。クレジットカード払いか、携帯電話支払いがお選びいただけます。アカウントを作らなくても支払い可能。アカウントを作ると、次回以降手続きが簡略化できます。
(本作・本文は約6000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字で読むと、およそ12分から6分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと20分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)
~~~~~
〇ジェームス・ブラウンのドラマー、クライド・スタブルフィールドのドキュメンタリー映画製作のクラウド・ファンディング
【Crowdfunding For Documentary Movie For Clyde Stubblefield 】
募集。
ジェームス・ブラウンのファンクの屋台骨ともいえるドラマー、故クライド・スタブルフィールドのドキュメンタリー映画『ギヴ・ザ・ドラマー・サム』を製作する資金集めのクラウド・ファンディングが始まった。開始数日で目標1万ドルに対し、9000ドル近くが集まっている。資金は15ドルから5000ドルまで各種。15ドル寄付すると、映画の最後に名前のクレジットがされる。
ビデオ(約2分15秒)
Give The Drummer Some
映画の製作はトレヴァー・バンクスによって2015年から始まっており、最終段階にさしかかっているが、若干の資金が足りないようで、今回クラウド・ファンディングで資金集めを始めた。
クライドは2017年2月18日に73歳で死去しているが、それ以前からの本人のインタヴュー、周辺、関係者のインタヴュー、アーカイヴ映像などを集めている。
このクラファンについての紹介記事
製作者のトレヴァー・バンクスは、クライドのバンド・メイトの息子。ウィスコンシン州マディソンに生まれた。(現在はニューヨーク在住) クラウド・ファンディングは2021年4月5日に開始、5月5日までの予定。
クライドのドラムスが入ったジェームス・ブラウン楽曲でもっとも有名なものは「ファンキー・ドラマー」で、1000回以上サンプリングされているという。ただ、サンプリング使用料は実質的にはクライドの元には入らず、ジェームス・ブラウン・エンタープライズに入っていくために、それによって彼が潤うということはなかった。そこで、彼が病気で入院費・医療費がかさむことがわかったとき、プリンスが匿名で9万ドルを寄付したことがプリンス死後にわかった。
ファンキー・ドラマー
https://www.youtube.com/watch?v=AoQ4AtsFWVM
これを使った「空耳アワー」。ジャンパー獲得。「りんごジュース、めちゃ酢っぱ」(2018年3月31日土曜放送)(2018年11月10日土曜、空耳アワード2018でも放送)
https://www.youtube.com/watch?v=7ldOysMc9Kc
~~~~
クライド・スタブルフィールドは、テネシー州チャタヌーガに1943年4月18日生まれた。1965年、オーディションを受け、ジェームス・ブラウン・バンドに参加。すでに一足先にバンド・メンバーになっていたジャボ・スタークスとともに、ツイン・ドラムスの一角を担った。1971年までミスター・ブラウン・ファミリーに在籍、その後は地元マディソンを本拠に活動していた。
ミスター・ブラウンのバックバンド在籍時、「コールド・スウェット」「エイント・イット・ファンキー・ナウ」「ギヴ・イット・アップ・オア・ターニット・ア・ルーズ」など独特のファンクリズムを構築。特に、「ファンキー・ドラマー」は、のちにヒップホップ界で千回以上サンプリングされ、ヒップホップ界に多大な影響を与え、若い世代からも注目された。同曲を使った代表曲としては、パブリック・エナミーの「ファイト・ザ・パワー」、ドクター・ドレの「レット・ミー・ライド」、LLクール・Jの「ママ・セッド・ノック・ユー・アウト」などがある。またポップス界でもエド・シーランの「シャツスリーヴス」、ジョージ・マイケルの「フリーダム’90」などでもサンプリングされている。
~~~~~
クライド・スタブルフィールド死去記事(ソウル・サーチン・ブログ)
クライド・スタブルフィールド73歳で死去~伝説のファンキー・ドラマー
2017年02月27日(月)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12251433262.html
●クライド・スタブルフィールド73歳で死去~伝説のファンキー・ドラマー
【Clyde Stubblefield Dies At 73】
訃報。
ジェームス・ブラウンのバックを務めた伝説のドラマーで、「ファンキー・ドラマー」のニックネームを持つクライド・スタブルフィールドが2017年2月18日、現在居住しているウィスコンシン州マディソンの病院で腎不全のため死去した。73歳。10年ほど腎疾患を患っており、ここ数日入院していた。
Clyde Stubblefield, James Brown's 'Funky Drummer,' Dies at 73
Clyde Stubblefield, James Brown's 'Funky Drummer,' Dead at 73
Most sampled drummer in hip-hop history dies Saturday from kidney failure
By Daniel Kreps
February 18, 2017
評伝。
クライド・スタブルフィールドは、テネシー州チャタヌーガに1943年4月18日生まれた。1965年、オーディションを受け、ジェームス・ブラウン・バンドに参加。すでに一足先にバンド・メンバーになっていたジャボ・スタークスとともに、ツイン・ドラムスの一角を担った。1971年までミスター・ブラウン・ファミリーに在籍、その後は地元マディソンを本拠に活動していた。
ミスター・ブラウンのバックバンド在籍時、「コールド・スウェット」「エイント・イット・ファンキー・ナウ」「ギヴ・イット・アップ・オア・ターニット・ア・ルーズ」など独特のファンクリズムを構築。特に、「ファンキー・ドラマー」は、のちにヒップホップ界で千回以上サンプリングされ、ヒップホップ界に多大な影響を与え、若い世代からも注目された。同曲を使った代表曲としては、パブリック・エナミーの「ファイト・ザ・パワー」、ドクター・ドレの「レット・ミー・ライド」、LLクール・Jの「ママ・セッド・ノック・ユー・アウト」などがある。またポップス界でもエド・シーランの「シャツスリーヴス」、ジョージ・マイケルの「フリーダム’90」などでもサンプリングされている。
ファンキー・ドラマー
https://www.youtube.com/watch?v=8L4gITE3nUc
しかし、多数のサンプリングによってそのビートは広く知れ渡ったにも関わらず、レコードにクレジットがなかったために(作曲家クレジットはジェームス・ブラウン)、その印税はほぼ入ってこなかった。2002年から腎臓を患い、取る手術などをしたが保険に入っておらず、治療費が大きな負担となった。
さらに膀胱がんも患った。2016年4月、プリンス急逝後、クライドのファンだったプリンスが治療費として秘密裏に9万ドルを寄付したことが明らかになった。
2007年4月同じくブラウンのドラマー、ジャボ、フレッド・ウェスリーと来日
2007年4月来日時のライヴ評→
2007年4月23日(月)
オーディエンス
2006年8月マスターズ・オブ・グルーヴとしての来日時ライヴ評→
2006年8月2日
https://32970.diarynote.jp/200608020419100000/
https://www.soulsearchin.com/blog_archives/?p=1714
この訃報を受け、ルーツのクエストラヴ、ブッツィー・コリンズらが追悼の意をSNSなどで発表。ここ数年は週3回透析。また2014年春に右親指を切断していた
ジェームス・ブラウンの自伝映画『ゲット・オン・アップ』でもクライド役が登場。この映画で名前を使われたことから、映画関連からは印税が入るようになった。「ファンキー・ドラマー」はレア・グルーヴ中最重要曲。
クライド・スタブルフィールド。ジェームス・ブラウン超研究家、クリスチャン・マクブライドのツイート。クライドの昔の動画。若い。
https://twitter.com/mcbridesworld/status/833116460549623808
またクライドとジョン・ジャボ・スタークスのインタヴューが貴重でひじょうに勉強になる。スナーキー・パピーなどのドラムスを担当するロバート・シーライトがモデレイターを務める。2013年10月公開。
Episode 1: (17:01) Clyde Stubblefield and John Jabo Starks, the Funkmasters Interview
https://www.youtube.com/watch?v=5acs-zU0TVI
Episode 2: (19:02) Clyde Stubblefield and John Jabo Starks, the Funkmasters Interview
https://www.youtube.com/watch?v=2SFEoK8ENxU
Episode 3: (16:51) Clyde Stubblefield and John Jabo Starks, the Funkmasters Interview
https://www.youtube.com/watch?v=PawTP7WzGjw
Episode 4: (18:17) Clyde Stubblefield and John Jabo Starks, the Funkmasters Interview
https://www.youtube.com/watch?v=HWB3d_R_Tm8
Episode 5: (18:27) Clyde Stubblefield and John Jabo Starks, the Funkmasters Interview
https://www.youtube.com/watch?v=sPHdyDqtKnk
Episode 6: (16:54) The Interview with The Original James Brown Drummers -- Clyde and Jabo
https://www.youtube.com/watch?v=7r8dz3UVasA
~~~
ジェームス・ブラウン・メドレー
https://www.youtube.com/watch?v=kTuY-15scvM&feature=youtu.be
画面左手に2人ドラマーがいますが、右側がクライド、左側がジャボ。この映像ではほぼクライドが叩いています。
~~~
Original
Clyde Stubblefield
Liquid 8 (2004-01-06)
The Original Funky Drummer Breakbeat Album
Clyde Stubblefield
Music of Life (2015-12-16)
In the Jungle Groove
James Brown
Polydor / Umgd (2003-06-17)
Come Get Summa This
Funkmasters
CD Baby (2006-05-23)
OBITUARY>Stubblefieldm Clyde (April 18, 1943 – February 18, 2017, 73 year old)
~~~~~
■サポートのお願い
本記事は有料設定ですが、このnoteで最後まで無料で読めます。読後、お気に召せば「記事を購入する」、あるいは、「サポートをする」(金額は自由に設定可)なども可能です。クレジットカード払いか、携帯電話支払いがお選びいただけます。アカウントを作らなくても支払い可能。アカウントを作ると、次回以降手続きが簡略化できます。
ソウル・サーチン・ブログは2002年6月スタート、2002年10月6日から現在まで毎日一日も休まず更新しています。ソウル関係の情報などを一日最低ひとつ提供しています。
これまで完全無給手弁当で運営してきましたが、昨今のコロナ禍などの状況も踏まえ、広くサポートを募集することにいたしました。
ブログの更新はこれまで通り、すべて無料でごらんいただけます。ただもし記事を読んでサポートしてもよいと思われましたら、次の方法でサポートしていただければ幸いです。ストリート・ライヴの「投げ銭」のようなものです。また、ブログより長文のものをnoteに掲載しています。
オリジナルはソウル・サーチン・ブログ
ソウル・サーチン・ブログ・トップ
https://ameblo.jp/soulsearchin/
noteでの記事購入、サポートのほかに次の方法があります。
方法はふたつあります。送金側には一切手数料はかかりません。金額は100円以上いくらでもかまいません。
1) ペイペイ(PayPay) 使用の方法
ペイペイアカウントをお持ちの方は、こちらのアカウントあてにお送りいただければ幸いです。送金先IDは、 whatsgoingon です。ホワッツ・ゴーイング・オンをワンワードにしたものです。こちらもサポートは匿名でもできますし、ペンネーム、もちろんご本名などでも可能です。もし受領の確認、あるいは領収書などが必要でしたら上記メールアドレスへお知らせください。PDFなどでお送りします。なお、PayPayでサポートされた場合、御礼のメッセージが送れないので、ツイッターアカウント名、あるいは、メールアドレスなどお知らせいただければ幸いです。
2)ペイパル (Paypal) 使用の方法
ペイパル・アカウントをお持ちの方は、ソウル・サーチンのペイパル・アカウントへサポート・寄付が送れます。送金先を、こちらのアドレス、 ebs@st.rim.or.jp にしていただければこちらに届きます。サポートは匿名でもできますし、ペンネーム、もちろんご本名でも可能です。もし受領の確認、あるいは領収書などが必要でしたら上記メールアドレスへお知らせください。PDFなどでお送りします。
3) サポートしたいが、ペイペイ、ペイパル、ノートなどでのサポートが難しい場合は、 ebs@st.rim.or.jp までご連絡ください。銀行振込口座をご案内いたします。(ちなみに当方三井住友銀行です。同行同士の場合、手数料がゼロか安くなります)
コロナ禍、みなさんとともに生き残りましょう。ソウル・サーチン・ブログへのサポート、ご理解をいただければ幸いです。
ソウル・サーチン・ブログ運営・吉岡正晴
本記事はnoteでも読めます
Noteトップ
https://note.com/ebs
ANNOUNCEMENT>Support
~~~~
ここから先は
¥ 200
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?